レディ・ジョーカー [DVD]
大手ビール会社の社長(長塚京三)が誘拐された。犯人は「レディ・ジョーカー」と名乗る5人(渡哲也、吉川晃司、大杉漣、吹越満、加藤晴彦)のグループ。身代金は20億円。犯人と被害者、それぞれの思惑の中、やがて社会的強者と弱者、差別する側とされる側などの問題が浮き彫りになっていく…。 グリコ・森永事件に想を得て記された高村薫の同名ベストセラー小説を、『愛を乞うひと』などの俊英・平山秀幸監督のメガホンで映画化した意欲作。原作が長大な内容なだけに、映画は深遠なテーマを映像化することに腐心しているが、そこは賛否分かれるところではあるだろう。ただし名優・渡をはじめとするキャストそれぞれの魅力が光り、彼らの存在によって映画としての醍醐味を感じさせてくれるのは大いに認めたい。(増當竜也) レビュー ![]() 眠くなった
昼夜を問わず寝食忘れて貪り読んだ本なのに、たった2時間の
映画で眠くなってしまうのはなぜでしょう。 誘拐モノなのにサスペンスの作り方の根本の所が違っている ような感じです。天国と地獄を100回見ろと・・・ しかしながら、演技が下手な人が誰一人存在していないのも、 また罪深いところです。 とくに徳重聡の目つきや背広の着こなし、立ち姿といったら 拳銃ぶっ放すしか脳のなかった事務所の諸先輩方よりよっぽど 刑事になりきってました。 ただし彼は断じて合田ではありません。 中井貴一や三浦友和も合田ではありませんが・・・ 早く、これこそ合田だという人に出てきてほしいです。 ひでえ
高村薫ってイイ女なんですよ。実際に見ると。
なんかね、オレンジ色のオーラが出てるって言うか。3年くらい前ですが、生で見るまでは桂文珍を女にしたようなって思っていたのですが、いやはや、魅力的でした。節子ママは亀井静より厳ついでしょうけどね。 で。 在日朝鮮人が普通に登場することについて尋ねたら、だって普通に日本(大阪)に住んでるでしょ、ということでした。まあ、そうなんですけどね。お母さんは近所の在日の人にキムチ作りを教わったりしていたとか。 映画については、いや、もう何も言うことないんですが、原作にはない鄭脚本ならではの在日絡みのブラックジョークに笑いました。原作者本人も受けたのでは?星はそのジョークに捧げます。 あとは…ないですねえ。良い役者もいたんですが。「マークスの山」も酷かったけど、なんで加納を出さないの?とかね。レディジョーカーは、「李欧」に連なる、加納と合田の関係というか在り方を問うてもいるわけで、私などはそこに衝撃を受けた口なんですがね。「私には本当の友人などいない」って落ち込んだりしたのですけど。いやー、映画は、何が言いたかったのか…社会的義憤も中途半端だし。 最悪という言葉以上のものが欲しい
本当に、最悪以外の言葉が見つからないばかりか、最悪以上の言葉を探してしまうほど酷い映画でした。本当に酷い。酷いという言葉でさえ物足りないぐらい酷い。見ている間、あまりのつまらなさに気が狂うかと思ったぐらいです。というか実際に狂いかけました。腹立たしいというほかありません。時間は言うまでもなく貴重なものです。このような最低最悪、空前絶後の映画によって私の人生が二時間あまりも浪費されたかと思うと、本当にはらわたが煮えくりかえる思いです。このようなクソッタレ映画を見ないよう皆様に厳重に警告しておきます。
原作とは別物として
観ました
あの原作を二時間で満足のいく作品に仕上げるなんて、基本無理だしと思いましたので。感想としては役者の皆さんが原作の登場人物のイメージに、結構合ってたのでは?と思います。特に渡さんと吉川さん合ってたなーと思います。このキャストで連続10回くらいのドラマにしたら、すごく良い作品ができるのでは?と思いました。色々言われてる徳重さんも、合田さんのある種の透明感みたいなのと、一生懸命な故の危うさと不安定な感じは、わかってやってるわけじゃないだろうけど、出てたと思います。あとは加納検事の出番はどうなってるのよ?ってくらいでしょうかね(笑) がっかりしすぎ。。。
これもずっと観たかったんだけど。。。
『原作に忠実に!!』と再度叫びます! 原作が凄すぎるのも問題ありかなー??? どうやったって、心理描写とか2時間じゃ収まらない感じだもの。 原作を読んでない人は この映画分かるんでしょうか??? 省略しすぎです!! これだけの役者さん使って この程度とは。。 役者のイメージは それぞれ良かったと思います。 合田さんも、陽ちゃんも合ってたし。
レディ・ジョーカー [DVD]を見てみる
クリエーターは「平山秀幸」「渡哲也」「徳重聡」「吉川晃司」「長塚京三」「菅野美穂」「高村薫」です。 この商品を買った人は他にも「大停電の夜に スペシャル・エディション (初回限定生産) [DVD]」、「天国から来た男たち [DVD]」、「LIVE archives 25 [DVD]」、「レディ・ジョーカー〈上〉」、「交渉人 真下正義 スタンダード・エディション [DVD]」、などにも興味を持っています。 李歐 開かれた野心篇 [VHS]
レビュー ![]() 見事な映像化!
小説の映像化は読者それぞれにイメージ像があって、なかなか納得いく出来になることが少ないと思うのですが、これは原作にとても忠実な映像化だと思いました。
作中に流れる時間の流れに合わせて背景や電話などの細かいセットがきちんと描かれてて、作中世界にどっぷりハマることができます。 役者の淡々とした演技(なのか判別つきにくいほど人物の特徴を掴んでいる)が更に視聴者の想像力をかきたたせ、のめりこみます。 原作小説と合わせて見るとより堪能できると思います。
李歐(2) 咲き誇る絆篇 [VHS]
レビュー ![]() 主役倒れ
脇役さんたちはいいと思いすが、主役の二人がなんとも泥臭い。もっと美形の俳優さんを使って欲しかった。ダニエル・ウーのなにいってるのか理解不能な日本語にはがっかりしました。小説では「流暢な日本語」を話すはずなのに踊りもいかつい!!いかに女王の映像化が難しいのかわかってるはず・・・。もうオカンの映画化はやめてほしいと、いったところ。咲き誇る絆編は小説部分の8割を無理やり凝縮している。キイチ合田でがっかりした人はそれ以上の失望感を味わうことだろう。それでもこのイメージ崩れもいいところに興味のある人は心してみて欲しい。
小説を読んで感動したかたにはおすすめできません
制作費に問題があるのか、アジア世界をまたにかけている小説に対して
日本に限定されているつくりには、ちょっと違和感がありました。 全体的に暗い。櫻がキーワードなのに、華やかさがない。 終わり方も、小説とは異なっている。 配役にもちょっと、キャラが弱いような気がします。キャラ負けです。 一回見てもういいかなと・・・・。
レディ・ジョーカー〈上〉
レビュー ![]() 誘拐事件を背景に日々の営みを赤裸々に
グリコ・森永事件をベースとしたビール会社の社長誘拐事件を題材にして、社会の諸問題を重厚かつ緻密に綴った骨太の作品。元の事件当時、一般人が(不謹慎ながら)興味を持ったのは以下の点であろう。
(1) 誘拐は狂言ではないのか ? 監禁の過程で裏取引があったのではないか ? 裏社会が絡んでいるのではないか ? (2) 犯人の狙いは本当に金だったのか ? 愉快犯ではなかったのか ? (3) 犯人像は ? 本作で高村氏は冒頭で殆どアッサリと答えを出しておき、事件そのものより、企業と裏社会の闇の係り、社会で弱い立場にある人間の悲哀と精一杯の反攻、組織における個人の埋没性などを執拗と言える程丹念に描く。高村氏は現在の日本のあり方、社会のあり方に深い疑念を持っており、それを本事件を背景に描こうとしているように思える。本の帯に「人質は350万Klのビール」などと扇情的に書いてあるが、物語の本質はそうしたハデな設定にある訳ではない。合田と事件の係らせ方も巧み。合田自身も組織から疎外されかけてる人間なのだ。事件のスケールの大きさと対比するように、被害企業、警察、検察、犯行グループ、記者連中などの関係者の個々人の苦楽・生きる事の意味の問い掛け・孤立性が鮮明に浮かび上がる。身代金受け取り方法に工夫が無いのが難点だが、大きな虚構の中で現実の社会の問題を抉る力量は高く買いたい。最近の文学賞の受賞作が卑近な私小説化して行く中、小説を読む醍醐味を堪能させてくれる力作。 高村薫の「歯応え」真骨頂
「マークスの山」で感動し「照柿」で圧倒されかつ閉口した、この著者の筆力と細部への拘り、そして心理描写の粘性。本品では、多様な背景をもつ関係者を絡ませた一連の事件の顛末を描く中で、さらに効果的に発揮されている。
特に、誘拐・恐喝事件に至るまでの「事情」の積み重ね方、犯人に振り回される捜査本部の緊張感、競馬仲間の関わり方や大企業上層部での微妙な会話のやり取りなど、ストーリーテラーの面目躍如たるものがある。 それに加えて、異なる職歴・年齢・人生観を持つ犯人側、被害者、捜査側の人物がそれぞれ己の内部を覗かせる部分は、ある程度まで人生を経た段階で人生を省みた人間が感じる、執着と諦観の間の揺らぎを見事なまでに表現している。 事件ミステリーの形を借りた抒情詩というとセンチメンタルに聞こえ過ぎようか。 絶対的剛速球
自称評論家と素人がわいわいと楽しくやっている草野球のように、
草小説という世界があったとする。 チームの指南役が新人をつかまえ「短編というのは芸事だから、 肩の力を抜いた感じで軽うくな。で、オチの後は余韻がスーッと 残るようにやってみな」と指導し、それじゃ軽く投げてみますと答えた 高村投手がズドンと160キロ。 「おいお前はもう少し力抜くとかカーブを混ぜるとかできんのか」と 責められ、私はこのタマしかないんで、みなさん打つのが無理なら 50メートル離れてみましょうかと言ってまたズドン。 次第に周囲は、セオリーとかジャンルとかタイプとか、そういうハコに 押し込める行為自体が無意味な「絶対的な剛速球」というものが存在する ことに気づき、畏怖する。 日吉町クラブというアイデアのスケッチに、思う存分筆を振るうだけの フィールドと道具立てがそろっても、なお、剛球は剛球のままだった。 長大ではあるが過不足は無し。 社長、刑事、新聞記者、犯罪者、総会屋など、それぞれの職業人の むんむんと色気が漂うような描写を通して、雇う者と雇われる者、 脅す者と脅される者、差別する者とされる者など、あらゆる関係性を 緻密に切り取って、戦後という大風呂敷を畳んでみせる。 しかし、その視線はあらゆる物事を上から見る神のものでも、調べ 尽くす学者のものでもない。 「日の出のビールはうまかったなあ」 こんな台詞で日本人の戦後を語りきってしまう高村薫は、やはり 徹頭徹尾小説家であり、このテーマが小説で描かれたことに対し て心底誇りに思う。 ミステリーと言うよりは、やっぱり社会派小説
この人のはやっぱり難解。専門用語の説明が物語の中にあまり無い。
「仕手筋」の証券株とか書かれていても、何のことだか…。新聞をよく読みましょう!って言われていたのはこう言うこと!?(-_-;) 冒頭の手紙の部分の旧仮名遣いを読むのにも苦労しました。時間がすごく掛かった… 「マークスの山」⇒「照柿」⇒「レディー・ジョーカー」と連続で、合田刑事の話を読んだけど、段々と刑事として彼の捜査を語る部分は減っていく、彼の『私』の部分を描くことが多くなっていった。 前・後編でP.1000を超える長編で作者が巧いだけに、読み応えが合って面白かった。 最後の締めが少し意外で、この人が死んじゃったの!?と言うのがやけにあっさり書いてあったり、過去の話でおなじみの人のその後がさっくり触れてあったり、やっぱりこう来るか!と言う所もあったりしました。 合田刑事シリーズは、もう書かれていないようで、それがちょっと寂しいかな? これぞ「社会派」
恥ずかしながら、推理小説というものをほとんど読まない私、
しかも映画を先に見て、何がなんだかよくわからなかったもので 本で確認、というなんともオソマツな入り方。 その名をとどろかす高村薫という作家についても、なーんにも 知らなかったわけですが。 読んでのけぞる思いでした。この人は何と圧倒的な筆力を持って いるのでしょうか。ただの博覧強記というレベルをはるかに超えて、 社会構造のさまざまな側面の本質を突き、人間の本質を突き、 登場人物とその背景を、極めて精密な筆致で描き分ける。見事です。 ご本人は嫌がられるかどうかわかりませんが、これが真の「社会派」 サスペンスではないでしょうか。 あれだけのボリュームの内容、取材や調査も並大抵ではなかったはずで、 その体力にも脱帽。いやあ、あれを映画化するのはしょせん無理な 話でしたね。じっくり描けるTVドラマだったらなんとか…ってやっぱり 無理かな。とにかく社会をじっくり見据える視線がないと、映像化は むずかしいでしょうね。
レディ・ジョーカー〈上〉を見てみる
クリエーターは「高村 薫」です。 この商品を買った人は他にも「レディ・ジョーカー〈下〉」、「マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)」、「照柿」、「照柿(上) (講談社文庫)」、「わが手に拳銃を」、などにも興味を持っています。 李欧 (講談社文庫)
レビュー ![]() カリスマ性に疑問
高村薫ならではの"これでもか"という人物描写・心理描写が物語に深みを、李歐の存在が物語に広がりを持たせて、一見平凡な機械工の人生が非常に壮大でロマンチック。
ただ李歐のカリスマ性に疑問が残る(致命的)のと、ラストが以外に平凡なので☆3。 まるで映画を観ているようだ・・・
タイトルの李欧が本編にほとんど登場しないのに圧倒的な存在感。これはなんなんだろう。
大阪という土地柄、リアリティがあり良かった。最後の桜並木はまるで映画のラストシーンを観ているような感動だった。墓場まで持って行きたい作品。 冬眠から覚めます
高村作品の中で最も浮かれた、春爛漫の青春を謳歌する作品だと思います。
その覚めない夢を主人公と一緒にどこまでも追い続けたくなります。 酔います。 ページを開くと、闇を染める一面の桜が浮かびます。 人が人と出会い、強烈に引き付けられる瞬間が描かれています。 現実感がなく、それゆえ説得力もなかった
本作に関しては、現実感が感じられず、それゆえの物語から受ける説得力もなかった。男同士の友情というか愛についての物語。そもそも李歐の存在が理解できない。そんな男そもそもいないだろ。そこが最大のネック。また主人公についてもなんでそんなにモテまくりなの。男からも女からも。そしてそこに冒険物語が流れている。あー付いていけませんでした。途中で出てくる中国語や漢詩についても物語を深める役回りどころか、読む気をなくしてしまいます。大阪の町工場に咲く桜から広がって、各人が自分の桜を持っている。そしてその桜を咲かせるために集まる男達。大きな流れはさすが高村薫。ただただ、枝葉で上手く物語りに入り込めませんでした。
不思議な・・・
男女関係無く、この小説の魅力は主人公達の生き様だと感じます。
高村薫の小説は好きでほとんど読みましたが、細部や社会環境は極めて現実的でありながら、内容は現実的には考えられない、けれどカッコイイ。というのが男の俺から見た感想です。 確かに同姓愛的な要素は、この作品でも他の高村作品でも多少なりとも入っている事が多いのですが、けれどそれを感じさせない。正確には不思議と嫌悪させられる事が無い。俺には何故か段々と、それが普通の事の様に思えてくるのがちょっと怖い(笑) たぶん、人間関係の描き方がすごく奥が深いからなんだろうけど。…因縁も含めて人と人が繋がっていく中に人間味を出しながら、枝葉のようにさらに広がりを見せて、そして再び繋がっていく。 実は、この「李歐」の元になっている「わが手に拳銃を」をかなり前に読んでいます。 「李歐」が改めて加筆修正をおこない手直しされている作品だとは知らずに購入し、読み始めてみて気がついて事実を知ったという状態だったのですが、結構大胆に改稿されてる所があったり若干の登場人物の設定変更もあるので、読み比べも面白いと思います。 ただし物語を通して結末まで、「李歐」の方が面白いとは思いますが。 結末に関して言えば「李歐」で良かったと思ったし、俺個人的にはこの作品の方が納得もできるしスッキリしました。 高村作品の中では珍しい結末だけど、たまには、こんな結末もありだな。
李欧 (講談社文庫)を見てみる
クリエーターは「高村 薫」です。 この商品を買った人は他にも「リヴィエラを撃て〈上〉 (新潮文庫)」、「わが手に拳銃を」、「リヴィエラを撃て〈下〉 新潮文庫」、「地を這う虫 (文春文庫)」、「照柿(上) (講談社文庫)」、などにも興味を持っています。 レディ・ジョーカー〈下〉
レビュー ![]() 塗り盛られた油絵のような、、、
「マークスの山」・「照柿」・「レディ・ジョーカー」と、合田刑事3作品を並べて気づくことがあります。描く世界の種類が増えているのです。「マークスの山」では刑事。「照柿」では刑事の世界のなかの不協音が増えて描き方が徹底され、それに工場労働の世界が加わったことで描く世界が二つに増えました。「レディ・ジョーカー」では、犯罪者たち・刑事世界・企業世界にくわえ、ジャーナリズムが加わりました。つぎは政治家か?と思いきや、5重テーマではさすがに分解するのか、「新リア王」で禅との二重テーマになりました(彰之という同音の名前・母の不倫で生まれたという背景からも中上健次への意識を強く感じます。そのせいか、榮の世界に比べて彰之の世界が借り物のようにどうしても感じてしまいます)。次作ではどの世界を見せてくれるのか、どの世界の匂いを嗅がせてくれるのか。ゴッホの絵の具のように盛り上がらんばかりに文字を重ねて、狂気寸前の理性を追求し続ける貪欲さに、満腔の拍手を送ります。
傑作ゆえの、最悪の読後感
高村薫の本を読むときは、腰を据え、物語に没頭する覚悟で臨まなくてはならない。
深く暗い絶望感を持った人間達には、雑念を振り払って対峙しなくてはならない。 本書では警察官、大企業の重役、犯罪グループ、闇社会等、極めて個性的な人物達が登場する。 とはいえ本書は傑作である。登場人物達の事件を巡る攻防は読み応え十分だ。 僕らは生きていく中で、好むと好まざるとに関わらず、社会的立場というものを得てしまう。 本書の題材が、1984年に世間を賑わせたグリコ・森永事件であることは明らかだ。この事件にまつわる様々な説が、物語りの中にちりばめられている。「日本はどうなってしまうのか」の一文は、絶望感に対する著者の強いメッセージである。本書はミステリー・社会派作家としての、著者の最高傑作である。 組織の中で生きる人間がどうなるか?
企業に勤めたことのある人間、
会社のしがらみを知っている人間であれば、 共感しながら、読める本です。 それでいて、企業という組織から離れれば、 誰が正しいとか、誰が間違っているとか、 そして、人生も考えます。 高村薫の素晴らしさ
上下2巻のこの本、かなり読み応えがあると思います。社会問題系ミステリーと言った感じでしょうか。社会の醜い部分を細部に渡って描いてあります。多少業界用語や難しい言葉もありますが・・読破の価値大の本です。
LJ原作本が読み難いという映画鑑賞者の為に
LJの入門書いうか雛型習作として高村薫「日吉町クラブ」(誇りたかき掟・角川ノベルズ収録)を推薦するよ。
人生の酸いも甘いもわきまえた男たちが、府中競馬場にたまたま集い LJはこの犯人たちを中心に、戦後日本という壮大な地獄巡りを読者に仕掛ける作者畢生の大作。
レディ・ジョーカー〈下〉を見てみる
クリエーターは「高村 薫」です。 この商品を買った人は他にも「レディ・ジョーカー〈上〉」、「マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)」、「照柿」、「照柿(上) (講談社文庫)」、「わが手に拳銃を」、などにも興味を持っています。 |