乾いた花 [VHS]
レビュー ![]() 池部良のかっこよさと要請と言われていた加賀まりこ
子供の頃、大根役者と思っていた池部良のかっこよさ、俳優としての存在感をはじめてリアルタイムで感じさせてくれたのがこの作品でした。当時、あの東宝の2枚目の池部良のやくざ役への起用は、当時、意表をついたキャスティングで、ヌーベルバーグが若い監督に新しい映画作りへと突き動かしていた時代でした。加賀まりこがデビューして2作目だったか。当時は妖精と言われていました。この映画、とにかく池部良のカッコ良さに痺れた。以降、池部良はヤクザ役で多くの東映映画、とりわけ、高倉健と共演した「昭和残侠伝」はあまりにも有名。まだDVD化されてないのが、残念。この映画は傑作だと思います。早期のDVD化を期待します。
復讐するは我にあり [DVD]
レビュー ![]() 圧巻
初めて観たときの衝撃は忘れられない。出演者の名演もさることながら、全体を貫くあっけらかんとした不道徳感がまた凄い。
人間の業とはこんなにも罪深いものなのか。 それにしても、倍賞美津子ってこんなにイイ女だったのか。この映画を観るまで気づかなかった。 原作には及ばない
原作は、凄いです。本来、映画にしようのない原作で、この映画は、やっぱり駄目でした。
名作の誉れ高い作品です。
緒形拳の演技が光ります。
とりまく女性もみんないい味を出してます。 邦画も世界に通用するのがあることを実感します。 ご覧になってない方は、ぜひ、一度みて下さい。 救いのない極悪男を、緒形拳は何かに取り憑かれたように演じ切る!
緒形拳をTV番組で何度か目にしていて、妙に存在感のある俳優だなと
気になっていたが、公開当時の劇場でこの映画を観て、その強烈な個性と 演技力に圧倒された。 神の僕として生きる父親の権威に抵抗して、人間の罪深き業を意にも介さず、 最後まで悪に執着し続けようとする、救いのない極悪男を、緒形拳は何かに とり憑かれたように演じ切る。 この連続殺人鬼の逃避行を、真っ向から生臭くどろどろと描き切った監督の 豪腕も凄いが、その演出法にしっかり応えた脇を固める役者たちの強烈な 存在感と演技はこの映画の成功に不可欠であったろう。 息子には甘い母親役のミヤコ蝶々の愛嬌がちょっと救いではあったが、老いても まだ悟り切れずに人間臭さを漂わせている父親役の三国連太郎と、緒形の嫁役の 賠賞美津子が、風呂を清掃している時にふとやり取りするシーンには、いやらしい ほどの濃密なエロスが匂っていた。 時おり人物の過去と現在の錯綜する場面があって、時間的錯乱と心理的緊張が 生じ、さらに映画に引き込まれていく。 最後に三国と賠賞が、息子緒形の遺骨を宙に投げつけるシーンの演出は、今日の CG多用のムービーではかえって出せないだろう生臭い真実味があった。 日本映画の殿堂
この作品は、人間がもつ業に焦点をあてた味わい深い文学作品です。
一人の中年男の生涯を通して、私達に人間という複雑怪奇な生き物の深層心理を探らせ、どう生きていくべきかを問い掛けているように思います。 このような邦画を作製した今村監督をはじめ、俳優陣の方々には敬服いたします。
サヨナラCOLOR(スマイルBEST) [DVD]
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クリエーターは「竹中直人」「原田知世」「段田安則」「雅子」「中島唱子」「水田芙美子」「内村光良」「中島みゆき」「馬場当」です。 この商品を買った人は他にも「サヨナラCOLOR~映画のためのうたと音楽~」、「本人vol.10」、「サイクリング・ブルース」、「十年ゴム消し (河出文庫)」、「サヨナラCOLOR/明日へゆけ」、などにも興味を持っています。 サヨナラCOLOR スペシャル・エディション [DVD]
海岸沿いの病院の医師・佐々木のもとに偶然、高校時代の同級生の未知子が入院した。懐かしい思いが蘇る佐々木とはウラハラに、未知子は彼のことを思い出せない。病状は芳しくなく、彼女の恋人の雅夫は入院中の彼女を思いやることもなく、気持ちが沈んでしまいそうな毎日だったが、陽気な佐々木のおかげで入院生活は楽しいものになった。心の距離が縮まっていく佐々木と未知子。しかし、彼には秘密があった…。 竹中直人の監督&主演作は、中年の純情男と薄幸の美女のコミカルで切ないラブストーリー。佐々木を演じる竹中と未知子を演じる原田知世が同級生という設定は、少々無理があると思うものの、佐々木のおかげで孤独から少しずつ開放されていく原田が素晴らしく、繊細でていねいな役作りによる芝居は必見だ。死や別れさえも、感情に溺れず、サラリと描いた竹中監督の上品な演出もよく、佐々木と未知子のプラトニックな恋は、まるでスクリーンをフワリと通りすぎる海風のよう。じつにさわやかな作品に仕上がっている。(斎藤 香) レビュー ![]() 原田知世が小便をする映画
竹中直人は、自分が好きな女優さんとラブシーンがやりたくて映画監督をやってるんじゃないか、と思う時がありますね。
素敵というか,胸がいたい映画
原田知世という女優さんが,本当にぴったり役にはまっているのが,よかったです.
多くの役者さんは,結局は,換えがきく存在でしかないのですが,原田知世という女優さんは,代わりがいない女優さんなんだと思います.彼女より,スタイルがよく,美しく,演技が上手な女優さんは,ゴマンといるのに,そのあまりに自然な存在感は ほかに類をみません. モノを造る(創る)人は,創るときに素材にひかれて作品を作ることがあります.また,造りたい作品があって,素材を厳選することもあります.原田知世という女優さんは,作品を造りたくなるような,作品に使いたくなるような,そんなかけがえのない「素材」なのだと思います. 竹中直人監督演ずる,しょーもない中年医師のかつてのマドンナ(つまり同年)という設定にも,はまってしまう年齢不詳ぶりは,この作品の輝きのかなりの部分を作り出しています. それにしても,人を恋こがれる思いが,年齢によらないことは,自分自身を見つめるとき本当に実感します.だから,この映画は,胸がいたい映画なのです. あまり感じなかった
正直、全く泣く事ができなかった。自分自身が医療従事者なので、コアとなるストーリーにあまりにもリアリティがなさ過ぎて興ざめしてしまったのだろうか。役者さん達の演技は素晴らしく、映像美も秀逸ではあるのだが。
可愛い演技たち
ただのストーカーだよね。童貞だったころの淡い思い出に食い下がるストーカー。
そんなただのキモイ人でもこれだけ魅力的に演じてしまえる竹中さんが凄すぎ。 共演の雅子さんの「ほしいものはほしい」と言うような女性が光っていた。遊び人は遊ばれ人。最後は一人ぼっち。死期を悟った人間の最後の輝き。人の脆さと弱さと強さが見え隠れ。いい映画。 話の展開としてあの女子高生と寝ていてもよかったんじゃないかと思う。お互いを慰め合うシーンがあってよかったほどの主人公との密接な心のやりとりがありあれはもう男と女だよな。と妙に関心させられた。 みんな壮年といっていい年頃の演者さんたちだけどお年を感じさせない青春映画だった。 どうにも恥ずかしい
見ている側が照れるぐらいの。とても、ストレートなんだけど、どこかひん曲がった話。
とてもお茶目ですよ、これは。貧相な言葉で申し訳ないのですが。 皆さん言いますが、原田知世は凄い。こういう話を引っ張ります。いいなあ。 後半、内村光良、竹中直人に泣かされました。 なんだか、いいですよ。 そこに、流れるサヨナラCOLOR。 あと、ビッケがビッケだったのがうれしかった
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レビュー ![]() 映画のシーンが想像できる小説
実はまだ映画を見ていないのですが。
ストーリーはたわいもない話だし、静かな、特に凄い事件が起きる訳でも無いけど、きっと映像になって竹中直人と原田知世が一緒に喋っているシーンになると、実に素敵な映像なんだろうなぁという事が想像できて、そうゆう意味では凄く良い本だと思いました。 途中に映画のシーンの写真が挿入されているのですが、これが実に効果的で、DVDになったとしても買わないでこの本を読みながら思い出す方が素敵じゃないかと思えるくらいです。 ますます映画が楽しみになりました。
豆腐屋の女房
レビュー ![]() 最後まで「おかみさん」
主人公の江頭学は下着泥棒。恋人は学の叔父と情を通じて、妊娠する。
知人の佐野は女性の靴を愛する変態。そのほかいろいろな人が、ことごとく道徳観念の破綻した人たちだ。 そこまでの人物設定をしなくてもいいだろうと思う。 学は豆腐屋の女房の好意を持ち、夫の死後一緒になろうとする。しかし自分では彼女を幸せにできないと思って、ウガンダへ旅立つ。 学は彼女を1度も名前では呼ばない。「おかみさん」って呼び続けた。へんなやつだ。
サヨナラCOLOR (芳文社コミックス)
レビュー ![]() 悲しいのに不思議に爽やかな大人の漫画
漫画は、現在はレディース誌で活躍している川島れいこさんです。レディース誌は官能的なもののみが売り物ではなく、大人を満足させるストーリー、情感が必要であり、よく誤解されるようにレベルが低いということはありません。川島れいこさんも様々な分野をこなしてこられたヴェテラン作家です。
そして、この素晴らしいストーリーの漫画化が川島れいこさんにより行われたことは正解と思いました。夢を一途に追いかけるには大人過ぎ、かといって現在に安住したり、挑戦心を忘れるほど落ち着かず、高校時代のマドンナもまだまだ美しいという30代前半の男女が、気まぐれで奇妙で悲しい運命の中で、全然カッコ良くなくてもとても良いものを見せてくれます。 自分の死は全ての終わりではない。この悲しい作品を読み終わった後に感じる不思議な爽やかさを是非体験していただけたらと思います。
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