赤ひげ [VHS]
江戸時代末期、エリート青年医師・保本登(加山雄三)は心ならずも貧民たちの施設・小石川療養所に配属される。しかし、そこで出会った「赤ひげ」の異名をとるベテラン医師・新出去定(三船敏郎)に感化され、真の人間愛にめざめていく。 山本周五郎の名作を黒澤明監督が2年の歳月をかけて映画化した超大作で、黒澤ヒューマニズム映画の頂点ともいえる名作。貧困にあえぐ人々のさまざまなエピソードから、逆に人間の尊厳が醸し出され、強い希望をもって生き続けていくことの大切さなどが、パワフルな説得力を伴って描かれていく。三船敏郎は本作でヴェネツィア国際映画祭主演男優賞を獲得したが、同時にこれが黒澤映画最後の出演作となる。それはまた、黒澤映画の転換をも促すことにもつながっていった。(的田也寸志) レビュー ![]() 名作にレビューというのも恐縮ですが・・・
赤ひげ大好きな映画です。といっても、オモタイので、頻度よくみれませんが、黒澤映画の中でも生死の描写が最も明瞭ではないでしょうか。出産のシーンは思わず目を背けたくなります。でもあれは事実であって、忠実なのでしょう。
医者になる人は必ず見ていただきたい!
深い河 [VHS]
レビュー ![]() 三船の遺作
熊井啓と三船が組んだ最後の一作。三船は頭の病が進行し、半ば朦朧としていたという。撮影もしばしば中断したらしい。しかしである、画面に姿を見せる三船からはそんな雰囲気は微塵も感じられない。さすがである。出番はそんなに多くないが、花火をバックに登場するシーンなどは夢のような美しさである。痩せた三船に往年の迫力はない。それでも、沼田耀一に日本酒の盃を投げつけるシーンは、ハッとする凄みがあった。インドロケも美しかったが、自分が印象に残る名場面は、やはり三船の勇姿である。早くDVD出してほしい。
原作とは異なる魅力!
私は邦画をあまり見ない。
しかし、この作品だけは心から素晴らしいと思った。 この作品は遠藤周作の小説『深い河』を映画化したものである。 牧師の青年を演じる奥田瑛二が素晴らしく、我々の心を打つ。 また、この映画のラストは小説のそれとは全く異なっている。 しかし、私は映画のラストの方が好きだ。 みなさんはどう感じるだろうか?
溝口健二 大映作品集Vol.1 1951-1954 [DVD]
レビュー ![]() 愛しい家族の物語
山椒大夫見ました素晴らしかったです胸にズシンと来ました 一つの不運により別たれた家族
の物語ラストは静かながら強烈な印象を残すあのシーン 母の変わり果てた姿を抱きしめる 子供あのラストシーン見事でした鳥肌が立ちました 再会した所で終わりましたけれど あの二人の家族にも笑顔が戻るでしょう終わった瞬間 「良かった」「良かった」と拍手を してしまった作品ですこの映画は映画史に残る永遠の名作です。 大映京都・偉大なり!!。
何ともたとえ様の無い独特なモノクロ映像美です。
凄い。美しい。大映京都撮影所・・。1951〜54年作品ですが、まぁ、監督が溝口さんだ から、この5作品なのですが、黒沢さんの<羅生門>だって、この大映京都撮影所のスタッフ で撮影したわけだから、そりゃ〜もう、メチャメチャ撮影技術に情熱があったのでしょう。 逆光下で、レフ板&ライトを当てまくって、独特の豊かなモノクロ段調を作ったというか・・・。宮川さん、やはり凄いです。 でもね。地の利というか、撮影場所が京都&滋賀(琵琶湖畔)という近場も有利に働いている気もします。 (お遊さん)の嵐山・楓の若葉から登場するシーンなんか、これしかない!と感心させられる 光線の具合ですし、(祇園ばやし)の祇園・東山の風景は、午前中に撮影しないと、東山があのようなコントラストは出ません。 極端な言い方をすれば、写真道を自負する者ならば、 これらの撮影技術は、ただただ 感心するばかりです。 こんな映像美が、敗戦からたった6年目で世界に解き放たれたのですから、ハリウッド映画界 はおろか、世界が驚嘆したと感じます。ともかく、このような映像美はこれしかない・・。 最後にレストアされたとのことですが、若干フィルム雨があります。完全無欠は無理なのでしょうか??・・・・。 日本映画の最高傑作集!
これは覚悟を決めて買うしかないでしょう。なんってったってあの世界のミゾグチの作品集なんですから。山椒太夫、雨月物語、祇園囃子あたりはぐうの音も出ません。圧倒的な美しさがあります。演出、演技、撮影、照明、衣装、音楽、脚本、映画の要素はたくさんあって出来上がっていますが、それぞれの最高のものがここにあります。次元の違う質の高さを味わってみてはいかがでしょうか?
溝口健二 大映作品集Vol.1 1951-1954 [DVD]を見てみる
クリエーターは「溝口健二」「田中絹代」「乙羽信子」「京マチ子」「水戸光子」「木暮実千代」「若尾文子」「香川京子」「大谷友右衛門」「久我美子」です。 この商品を買った人は他にも「溝口健二 大映作品集Vol.2 1954-1956 [DVD]」、「西鶴一代女 [DVD]」、「秋日和 [DVD]」、「浪華悲歌 [DVD]」、「大島渚 4 - 愛のコリーダ/愛の亡霊/マックス、モン・アムール [DVD]」、などにも興味を持っています。 東京物語 [DVD]
レビュー ![]() DVD商品として・・・・。
作品自体は他の方々が御書きになっている通り、映画史に輝く名画である。
しかしながら、このDVD、チャプターなし!ビックリ! まあ、このような名作がこんな有難い価格なのだから、チャプターの有無をどうこう言うのは野暮かもしれないが。 冷めきった「ホーム・ドラマ」。
個人的には学生の頃に初めて見て以来、何度か観ているはずなんだけど、社会人になって親を失くしてから観た今回が一番印象に残った。(当たり前か。。)この映画の中の子供達の身勝手さ加減には本当に腹が立つんだけど、実際、それに近いことを犯してしまった経験を僕は持っている。そして、その後悔は二度と取り返しがつかない。
誰もがそれぞれにとって「家庭」という言葉に纏わる人生ストーリーを持っていると思うが、大抵の後悔やドラマは投影できるくらいリアルなストーリーにこの映画は仕上がっている。「ホーム・ドラマ」=「ほのぼの」という構図は、単に頭の悪いテレビ・ドラマ脚本家の一群が作った弊害であるということがよく分かる、どこまでも冷め切ったホーム・ドラマです。このやるせなさが、小津シネマの味なんですよね。 小津監督の映画は数多いけれど
小津監督の映画は数多いけれど、「東京物語」は「早春」と並んで最高傑作だと思う。かつて世界中の映画監督が集まって映画史上の10大名作が選ばれていた時に、必ずと言っていいほどその中の一つに選ばれていたのが東京物語だった。これほど日本的な映画でありながら、世界中の人々の心を打つのには、やはり親子の絆や、人間の情の厚さや脆さといった普遍的なテーマを現実的に、かつ淡々と物語っているからだろう。特にラストシーンは圧巻で、チャプリンの「街の灯」やキャロル・リードの「第三の男」に匹敵する名シーンだと思う。
蛇足になるが、最近、昭和を扱った映画が多い中で、CGも安っぽいメイクもない、本当の昭和がこの映画の中に凝縮されているというのも是非、昭和を知らない世代の人々には見て欲しいところだ。 最も愛する日本映画。普遍的な「日本人」の本質を鋭く切り取った傑作!
世界の人達が「日本人」をどう観ているか、そして「日本人の本質とは何なのか」その「正しい解答」がこの映画にはあります。
私は欧米の知人・友人から「明らかに日本人ではない」と言われていますし、私自身も「日本人失格者」だと自負しています。それ故、我が祖国での生活は厳しい。 しかし、小津作品「東京物語」を理解でき、共感できることが、私としては「日本人としてのアイデンティティー」だと信じています。 それ故、私の視点はあくまでも日本の外側にあります。 現在も未だ変わらない、普遍的な日本人特有の気質「裏と表の使い分け」が、残酷までに鋭く描かれいる「恐るべし作品!」です。 ちなみに日本在住(奥様は日本人)のエジプト人にも日本人は「Two Face」だと言われています。 日本人の良い面と悪い面をあそこまで描いた作品は、希有な勇気ある作品と考えます。 それ故、日本映画が陥りがちな「綺麗事」「偽善」に走っていない。 素晴らしい監督の洞察力だと絶賛します。 それも声高にではなく、市井の人々の「日常生活」を通して、静かに、淡々と描いた点も、ある意味では一本でした。 小津作品自体の芸術性が勝っているため、果たして、あの作品の本当の深さが国内で正当に評価されているのか・・・、疑問です。 あの映画を観る度に、日本人としては「痛い所を突かれた」との思いがあり、相当な辛口の映画だと感じます。 海外での高い評価は、それを見破った上での賛辞だと考えます。 私は5回以上観ていますが、日本亡命前と帰国後とでは評価が異なりました。 かつ年をとればとるほど、その「深さ」がわかり、もう今なんて泣けてきます。 「哀しい」からではなく、小津監督から「それが良くも悪くも、我が祖国日本であり、日本人なのだよ」と言われているような気がして。 私は、それを肯定も否定もせず、あるがままに普遍的な真実として、やっと受け止めることができるようになりました。 冷徹な視点で、優れた「人間描写=日本人描写」をしたこと、日本人であるが故に難しい主題に敢えて真正面から取り組んだことに、心から敬意を表します。 私にとっては、小津監督の美意識の高さと鋭い洞察力が融合した奇跡的な作品として「東京物語」は、「我が生涯の一作」となりました。 世界に誇れる「最高の日本映画」だと信じます。 ちなみに、次点はやはり黒澤監督の代表作「七人の侍」だったりします。こちらこそまさに、国境を越えて世界中の市井の人々や無名の独立系監督達から愛されている作品です。 半世紀前の日本人と日本
この映画を観る前の認識は、
「小津安二郎の最高傑作で、世界の歴代映画ベスト100をやると必ず入る映画」 でした。 パンアップの切り替えを多用とか、コンテを切ったとか、50mmのレンズだけを使ったとか、キャメラを低い位置で固定とか、そういう技術的な話は置いておきます。 まず、半世紀前の日本人と日本を観ることが出来ます。(それに、大好きな尾道が舞台。) 戦後8年目(1953年)に公開された映画ですが、もうこの時点で核家族化による大家族の崩壊が描かれています。 熱海で相模湾を眺めている老夫婦のショットの物悲しさ。 あの黄昏っぷりは、本当に心苦しくなる。 笠智衆が 「あんたが一番わしらによくしてくれた。ありがとう。」 と言って、原節子が泣くところでは、涙が出てきました。 今半世紀以上経って、この映画を観て理解できない日本人は、かなり多くいると思います。 この映画を日本人が観る時は、ヴェンダースの「東京画」と併せて観なくてはいけない。
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クリエーターは「小津安二郎」「笠智衆」「東山千栄子」「原節子」「杉村春子」「山村聡」「三宅邦子」「香川京子」「東野英治郎」「中村伸郎」「大坂志郎」です。 この商品を買った人は他にも「晩春 [DVD] COS-021」、「麦秋 [DVD] COS-022」、「お茶漬の味 [DVD] COS-023」、「父ありき [DVD]」、「一人息子 [DVD] COS-016」、などにも興味を持っています。 東南角部屋二階の女 (プレミアム・エディション) [DVD]
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クリエーターは「池田千尋」「西島秀俊」「加瀬亮」「竹花梓」「香川京子」「高橋昌也」「塩見三省」です。 この商品を買った人は他にも「真木栗ノ穴 [DVD]」、「休暇 [DVD]」、「SWITCH vol.27 No.5(スイッチ2009年5月号)特集:加瀬 亮[今が未来につながるのだとしたら]」、「ジャッジII 島の裁判官 奮闘記 DVD-BOX」、「ジャッジ 島の裁判官 奮闘記 DVD-BOX」、などにも興味を持っています。 キネマ旬報 2008年 10/1号 [雑誌]
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レビュー ![]() 初の伝記?何より、香川さん本人の協力によって作られた、 かにり詳しい評伝。それだけで貴重です。 日本映画史の中でもひときわ輝く香川京子さんの 真価が更に語られるようになるのを願ってやみません。
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