終楽章 コンプリート・ベスト2000〜2008
レビュー ![]() 様々なアレンジで彩られた、歌うことへの情熱
2000年のデビューから、2008年の引退まで、倉橋ヨエコの8年間の楽曲を収録したベスト盤。
年代順に、数曲ずつ収録されている。改めて聴き直すと、曲がつくられた時期ごとに魅力があることを感じる。 日常にふと思うようなシンプルな歌詞とメロディーを、手の込んだピアノのアレンジで彩る初期作品、ネガティブな歌詞の世界をジャズや歌謡曲のアレンジでハイテンションに歌い上げる中期、メジャーデビュー後の、幅広いジャンルを取り入れて更に親しみやすくなった楽曲たち。それぞれによさがあるが、いずれも聴けば倉橋ヨエコらしいと感じるメロディー、歌詞、アレンジになっている。デビュー当時から彼女の芯にあったであろう、歌うことへの思い(情熱)はぶれていなかったのだと感じる。 倉橋ヨエコのファンの方へ、年代順に聴きなおすと、色々なことを思い出すだろう。もしも収録された新曲の少なさに購入を躊躇しているとしたら、それはもったいないと思う。 このアルバムで初めて倉橋ヨエコを知った方へ、他にもまだあなたの好みにあった曲がたくさんあるはずなので、ぜひこれまでリリースされたアルバムも聴いて欲しい。 まだ倉橋ヨエコを知らない方へ、2000年代、日本には独特の世界を持った、素晴らしいシンガーソングライターがいた。このアルバムでそのことを知ってもらえれば、一人のファンとして嬉しい。 すばらしい唄い手だった
倉橋ヨエコの八年間に渡る音楽活動の集大成。
あるときはシャバダバを引っさげ、あるときはピアノを自由自在に操り、あるときはバンドサウンドを取り入れ…… と、アルバムを出すごとに新たなる挑戦をしていた彼女の才能を、改めて認識させられるベスト盤です。 その音楽の多彩さはまるで万華鏡のように鮮やか。 しかし一方では、彼女の音楽に対する姿勢はいついかなる時でも変わっていなかったとわかるのです。 歌詞も大好きでした。 笑ってしまうくらい自分の気持ちを真っ直ぐに捉えて言葉にしている歌詞は、 ちょっと尋常ではないくらいに人の心を揺さぶるパワーを持っていると思います。 (彼女が廃業してしまったから余計にそう思うのでしょうか)曲そのものが持っている力がすごすぎて、 切なくなっちゃって、一気には聞けないくらいです。 すばらしい唄い手でした。 多分、一生彼女のCDは手放さずに、聞き続けると思います。 最後のアルバム。
もう最後のアルバムです。初めてワンマンライブで聞いてサイン頂いた時のことは忘れられません!
他にも好きなアーティストはいるけれど、沈んだ時やなんか分かんないけど悲しい時。そんな時はどの歌より心にしみます。 このアルバムの中では「楯」「卵とじ」「ラブレター」好きです☆ 廃業… 残念です(>_<) 倉橋ヨエコの軌跡
引退を廃業、そして最後のライブでは成仏とまで表現した倉橋ヨエコ。そんなヨエコを見てきた自分にとってまるで遺骨がようやく我が家に戻ってきたような、そんなベストアルバム。
痛みでしか癒せない痛み、自分の深淵までさらけ出す言葉の数々。優しいことも後ろめたいことも強いことも弱いことも、ひっくるめての凛と輝く倉橋ヨエコが確かにこのベストの中に息づいています。 このちっぽけな★5を天国にいる倉橋ヨエコに捧げます。合掌。 もうライブに行けないのかと思うと本当に淋しい
どれも好きな曲ばかり。
はっきり言って、どれも持っていますが、必聴な彼女の曲がコンパクトにまとまっています。 Disc1は、「シャバダバ」全開!これぞヨエコ節、という感じでたまりません。歌詞も最高。 Disc2は、アレンジも多様になり、アーティストとしての自覚と自負が感じられます。 集大成だらけの彼女の最後の大集大成。 「或る歌手が廃業するまで〜倉橋ヨエコ、その半生を語る2」という小冊子が同封されています。 十数ページの短いものですが、自虐と感謝に溢れていて、彼女のファンなら読んで損なし。 それぞれのCDやアルバムをリリースしたころの心境など、曲の誕生秘話など。 それらを知った上で聞くと、「なるほど」という感じ。 「楯」が、闘病生活を送られていたお母さんへの曲だったとは知りませんでした。 でも、今後のお話には触れていないので、気になるところ。 廃業するなんて思ってもみなかったので、こんなことになるのだったら、もっともっとライブに行っておけばよかった。 後悔先に立たず。これからも人生のテーマ曲です。
御中元
レビュー ![]() すごくいいです
1は新曲。2,4,5,6は既発表曲を再アレンジしたもの。また3は既発表曲(「M-9.追跡系」)のリメイクともいえる曲。いずれも新録。ゲストとして、伊集加代(3)、チャーリーコーセー(4)、タテタカコ(5)、佐藤征史(くるり、3,4)などの諸氏が参加。
「1. 夏」は、一般的には明るく開放的なイメージのある「夏」というテーマを、非常に切ない歌詞とメロディーで歌う。 「2. ラジオ」は、ストリングすをバックに、懐かしく悲しい世界が歌われる。 伊集加代氏とのスキャットの応酬が聴ける「3. 追跡」、チャーリーコーセー氏とのデュエット「4. 東京」は、ジャズ+昭和歌謡といった趣。 タテタカコ氏との連弾・デュエットの「5. 部屋と幻」は、音大で学んだ彼女のピアノ・クラシックの素養を存分に感じさせるロシアのクラシック調のアレンジ。ふたりで同時にピアノを弾き、歌うからこそ聴ける、不思議な曲の世界。 ラストの「6. 楯」は、最近のライブのラストを飾り、ファンからの要望も多かったグランドピアノ弾き語りバージョン。いい意味での緊張感とともに、彼女の強さ、やさしさを感じさせる歌になっている。 ファンの人にとっては、彼女の魅力を再確認でき、初めて聴く人には、「まだまだ世の中にはこういうすごいシンガーソングライターがいる」ということを知ってもらえるアルバムになっている。既存曲の再録が多いからといって、決してお手軽に作られたアルバムではないです。 結構いいかも♪
CDが届いて曲目を見て愕然!新曲が1曲目の「夏」だけm(_ _)m。
正直ガッカリしました。でも聴いてビックリ!なかなかクオリティが高いです!。特にアレンジが面白い♪。2.「ラジオ」では倉ヨエの歌声と張り合うかのようにバイオリンの音が!!・・・バイオリン、負けてない(笑)。3.「追跡」は「M−9追跡系」のフルバージョンって感じでお得意のスキャット曲です♪(倉ヨエのアルバムにはやっぱりスキャットもしくはインスト曲を1曲は入れて欲しいよね☆)。5.「部屋と幻」ではピアノが凄い!!まるで鍵盤をたたき壊すかのごとくピアノを乱打してます(^^)。6.「楯」これが一番ビックリしました!こんなに感情を込めて歌っている倉ヨエは初めてです!まさしく渾身の作!オリジナルが淡々と歌っているだけにまるで別物!これが聴けただけでも十分購入した価値がありました!(^^)!。新曲が1曲だけってのはちと寂しいんで星4つにしたけど内容は濃いです。買って損しませんよ〜♪。
楯
レビュー ![]() 不器用に生きる人の為のノンジャンルポップス
作詞・作曲・サウンドプロデュースもこなす女性シンガーソングライターのメジャーデビュー・シングル。
多才であるがゆえに、これまで歌謡曲風からジャジーなものまで実に様々にこなしてきたが、本作は大切な人を守りたいというこれまで以上にメッセージ性の強い楽曲。決して偽善に陥らず、自分の無力さを自覚した上で本気で覚悟していることが感じ取れる歌詞が、メジャーデビューへの決意とオーバーラップしてより共感できる。また、ヴォーカルの高音で絶叫する部分はもはや唯一無二の魅力といえるだろう。 なお、シングルにはあの来宮良子の朗読も収録。こちらも楽曲の説得力がますので是非オススメ。
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