七緒 vol.12―着物からはじまる暮らし (プレジデントムック)
レビュー ![]() 七緒よ、どこへ行く?
その1・お料理のコーナーがなくなっちゃった
毎回おいしそうな料理を紹介してくれていたページが今号はありません。見ているだけでも楽しい大好きなページだったので、今回だけ1回お休みなのよね?と信じたい。 その2・平松昭子のページがある 平松さんの品の無い絵柄がどうしても好きになれないのでうれしくないです。同じ下手系漫画家の西原理恵子は楽しく読みますが、いずれにしても七緒で見たいとは思いません。 その3・「着慣れればわかる」は禁句にしてほしかった 着付けの特集ですが、着慣れればわかるのは当たり前で、先人たちがきちんと説明する努力を放棄した事に現在の着物離れの一因があると思えば、今号でのこのセリフは例え取材した相手が実際に口にしていようとも載せるべきではなかったと思います。というか着慣れればわかるんだったら今回の特集はいらない訳ですし。 前号もそうでしたが、全体的に詰め込みすぎで余裕のない感じがします。七緒の初期の頃はもっとゆったりした空気が流れていたと思いますが、今号はなんだか事務所の隅で着付けをしているようなガチャガチャとした落ち着かなさがあります。 また、着付け特集の笹島寿美さんの指導はご本人のご著書を引き写しただけという感があり、七緒独自の視点というものが感じられません。笹島さんの本は好きで持っているだけに、余計に同じものを重複して買ってしまったかのような失望がありました。 良い意味での七緒の主張が出ず、悪い意味で人任せな統一性のなさが出ている気がします。 どうもなんか違う、という自分との方向性のズレがここ何号か続いているので、自分の方がそろそろ七緒卒業なのかしら、という気がしてきました。自分に合わせてくれとも言えませんしねぇ。 もう一回「着付け」のおさらいができました
巻頭の白い「半襟」の眩しさも、大阪満天あたりの
おはなしもよかったけれど、今号はなんと言っても 「着付け」と「江戸小紋」がダントツに面白かったです。 「着付け」は着始めて慣れたつもりでも、やっぱり 時には「あれ?」ということもあるので、いろんな 意味で今一度おさらい、とても勉強になりました。 「ツボ」を知っていることは、アクシデントの時に 心強いと思います。 「江戸小紋」は大人の着物、つい登板率も低くなりがち ですが、改めて間口の広さ、懐の深さを知ると、タンスに 寝かせておくのが惜しくなりました。 お仕立て、組み合わせ、ともなるほど感一杯。江戸小紋 だけでも永久保存ですね。 先号は「どぉしたぁ?七緒」と思うところも正直ありました。 が、今号はさすが七緒の底力!と改めて感服。 これからもチャラけていない、着物ゴコロをくすぐる企画 を楽しみにしています。
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