地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す
レビュー ![]() 今、地球上では大きな変化が起きています。
地球上で大きな変化が起きている事は事実です。原因がどうであれ人類のロハスな生活には賛成です。しかしエネルギー問題による原子力発電所の建設には反対です。アンチロスチャイルド同盟HP → お薦め動画 → 「地球温暖化詐欺(The Global Warming Swindle)」の動画を見るのも参考になると思います。
出版社の出版姿勢に疑問
他のレビュアーが良いところを書いてくれてますので、僕は悪いところを書きます。
数値の間違いが多すぎます。 おそらく10年と思われるところが1000年だったり、ちょっと読めば矛盾が明確になる ような数値的問題が、僕が発見しただけで5カ所はありました。 僕が発見できなかった数値ミスはもっとあるでしょう。 出版社はしっかり校正して改訂版を出版し直し、数値ミス版と取り替えるべきだと思 います。 数値を使って環境問題を問い直す本が数値ミスだらけというのは、著者のビョルン・ ロンボルグに失礼ですし、訳者の山形浩生さんも納得できないのではないでしょうか。 僕は山形さんの良い訳の書籍を読んだ事がありますので、これは出版社の編集姿勢の 問題ではないかと推測しています。 「緊急出版の訳書なんてそんなもんだ」と割り切って読めれば良いのかも知れません。 僕も通読するに当たってはそう自分を納得させつつ、数値に気を付けるのも忘れずに 読みましたし。 ただ、「てにをは」程度の間違いならともかく、読者が即時分かる程度の数値ミスと いうのは、編集者が原稿を全く真面目に読んでいないとしか思えません。 もし原著が間違っていたのであれば、著者に問いただすのが訳書の出版というもので はないでしょうか? 「数値が信用できれば内容はかなり良かったんだろうな」と思うにつけソフトバンク クリエイティブという出版社の出版姿勢には腹が立ちます。 なにもしなくて良いということではなく
遅ればせながら。
呆然とするほどバランスの良い主張だと思います。 環境問題をめぐる議論は、その議論に参加する者もギャラリーも含めて、「環境を保護派 vs 懐疑派」 という構図で言及されることが多いかな、と。個別の立論を実際に確認してみると、必ずしもそうした構 図にはなっていなかったりもしますが。 私自身も、日々マスコミの姦しさに辟易して、いつしか「ほんとに環境は悪化してんのかよ」側に重心が かかりがちで、反省中。 『環境危機をあおってはいけない −地球環境のホントの実態−』以来、「懐疑派」の筆頭とされること の多い筆者ですが、実際には当初から、実にバランスの取れた穏健な主張をしていることに、改めて感 心します。 なにもしなくて良い、と言っているのではもちろんなく、冷静に問題を判断して、有効な手段を採用しまし ょう、というタダそれだけ。実にまっとうです。 願わくは、筆者のスタンスが一般化されて、そのスタンスに立脚した上で、「何が有効な手段なのか」 をめぐる議論こそ、盛んになって欲しい。筆者のスタンスは圧倒的に支持しつつ、筆者の提案こそ最も 有効なものであるかどうか、それは非専門家たる読者には、なかなか判断し難いのだからこそ。 「環境を保護派 vs 懐疑派」という議論ではなく。 蛇足ながら。 この種の推論は、ついていくだけでやっとながらも、なにかしら快感があります。 人文系に足を突っ込んだことがあると、どうしても「近代性」に懐疑的になる身体ができてしまっているも のですが、しかし、筆者の主張を見れば見るほど、「近代」は実にあなどれず、人文系の「近代性」批 判が、実は底の浅いものでしかなかったのではないかと思えてなりませぬ。 危機のコストパフォーマンスを知れ。
何事においても、全体でなくその一部を取り上げて、それがさも全体であるかのように議論展開する人がいる。 第2次大戦での加害責任に関し、その 手はよく使われるが、温暖化においてもそれは大掛かりに使われ、しかもそれは無検証のまま“事実”に祭り上げられている。
ホッキョクグマ・ペンギン・氷河・海面上昇・ハリケーン・南極大陸の温暖化・・・我々の身の回りでも暖冬や小雪、真夏日、ゲリラ豪雨など不安をあおる出来事は多く、それが「温暖化」を原因として起こっているのではないかとのパニック様の感情論から、事実検証が満足に行われずに一つの方向に向けて走り出しているのではないか? 本書は、引用データも巻末に記されており、良心的な議論のタタキとして利用可能で、長期的視野でコストと救える人数とを再度検証しなおし、優先順位を付け直すために、読まれるべき本である。 しかし、温暖化対策についての斬り方と、優先させるべきと著者のいう対策の斬り方が、ナタとメスぐらい違い、優先策は何でも良い的に扱われているのが不満で、☆1ケ減点。 「温暖化」の根拠が薄まっても、個人個人が炭素排出をし続ける生活を控えるべきだし、炭素税をかけたり、HIV・貧困・飢餓・水・衛生対策をとることと併用して行われることが必要なのは言うまでもない。 よく冷やされました
現在の主流:CO2が地球を温暖化させている。⇒ 温暖化は地球(というか人間の生活)に破壊的な影響をもたらす。⇒ CO2排出をやめなければならない。
この本:CO2は地球を温暖化させている。⇒ 事実その通りであるが、温暖化が人間生活にもたらす影響は限定的である。⇒ CO2排出にかけている(かけようとしている)コストを別のことに使った方がぜんぜんよい。 ち京都議定書と同等のCO2削減の枠組みを2100年まで続けると、毎年1,800億ドルの費用がかかる。これでも2095年に到達するレベルの温暖化を2100年にわずか5年後ろ倒しに出来るだけである。 この費用はもちろん、別のことにかけることもできるし、実際にできることはたくさんある。実は、この約1/3程度の費用で温暖化危険論者が問題とする悪影響(シロクマ絶滅、熱波、洪水(海岸線後退を含む)、マラリア、貧困、飢餓など)に対処することができるし、はるかに高い効果をあげることができる。 ツバルが沈むのを助けるためには、CO2削減じゃなくて、ツバルに護岸対策などをした方がいい。それは単なる対症療法かもしれないし、地球の気温がコントロールできた方がぼくらはハッピーなんだろうけど、実際には、残念ながらそのコントロールは(できるとしても)とーてーも高くつく。 でも、人間には何でもできるわけじゃないんだからできることの中で順位付け最も効果の高いことをやるべきである。こういう話って、必ずバイアスがかかって伝えられるから、こういうまともなことに気づかせてくれる一冊は貴重。いろいろアジっている古館さんみたいな人にも一回読んで欲しい。
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クリエーターは「ビョルン・ロンボルグ」「山形 浩生」です。 この商品を買った人は他にも「正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために」、「五〇〇億ドルでできること」、「地球温暖化論のウソとワナ」、「地球温暖化は止まらない」、「最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?」、などにも興味を持っています。 未来をつくる資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか [DIPシリーズ]
レビュー ![]() 現場主義
BPO戦略により、富裕層ではなく底辺の貧困層をマーケットとして開拓せよと主張する。たんなるCSRでもNGO的価値観でもなく、それは利益を上げるという企業戦略とけして矛盾するものではない。グラミン銀行の成功例を見ても分かるとおり、底辺には巨大な需要が眠っているのだから。また、それは同時に究極の貧困対策であり、軍事力や独裁者視線などよりもずっと有益なテロ対策ともなりえるとする。
事例が多すぎてやや単調な内容に思えるが、非常に説得力に富む論理だ。90年代以前のIMFによる上からの支援は、非民主的な政府を経ることできわめて非効率なものとなり、またネイティブを無視した国債資本主体のものであったため、多くの国で貧困化を加速させてしまった。本書の言う「現場主義」という視点は、一つの解決策となりうると思う。 現在の日本人の発想からは決して出てこない内容だからこそ・・・
「ノーベル経済学賞」受賞のセンも、「コア・コンピタンス」で有名なプラハラードも、その学問に向き合う姿勢の根底には、自らの故郷が有する「貧困」や「飢餓」をどのように解決すべきか、という人類にとっての最大の難問への挑戦、があるのだと思う。前者のセンについては言わずもがなであるが、後者のプラハラードにも、本書と主張を同じくする「The Fortune at the Bottom of the Pyramid(邦訳名:ネクスト・マーケット)」という研究書が存在する。確かに多くのコメンテーターが指摘するように、本書の内容は、普遍性に乏しい一部の成功例を大きく取り上げすぎているきらいがある(例えばユニリーバの取り組みなど)。そうした部分で、厳しい批判が向けられることは、容易に想像できる。しかし、本書が提案するような内容を、まっとうなビジネス書レベルに仕上げ、サラリーマンや学生、一般市民へと訴えかけようとする発想そのものが、今の日本では決して出てこないという点に、注目すべきである。本書の発想の一部は、確かに日本経済の発展支えた先人たち(松下幸之助しかり本田総一郎しかり)の発想と共通するものがある。しかし、そのことをすっかりと忘れているのが、今に生きる我々である。本書を通じて、今の日本の、日本人の姿が見える。
エコという新しい帝国主義の指南書
この本は、地球環境問題をビジネスに結びつけよという本である。しかし、なぜかあの地球温暖化の伝道師のアル・ゴアさんが序文を書いている。ゴアさんの狙いが、純粋な危機感からではなく、ビジネスにあったのではないかという疑いが出てきたといえる。
本書は、技術革新によって、先進国が途上国の発展を支援せよ、そこに「新しい市場」があるというもので、いわゆる「ブルー・オーシャン」系の本であるが、根底にある思想として、先進国エリートによる地球管理を理想とする、HGウェルズ型の集産主義的な計画経済の残滓が見え隠れする。エコというのは、新しい帝国主義なのではないかという予感を抱かせる一冊である。 BOPをサブプライムにしそうな・・・
あくまでも利益優先で環境問題を解決するという方法の模索。BOPという40億人いる世界の最貧困層を対象にビジネスをやろうって話だけど・・・・うーん、利益率を優先して先進国が手を出す、で本当に大丈夫か?サブプライムで見られたような詐欺に近い手法を取ってまでも中間マージンを高くしそうな危険性を感じる。そうするとBOPまでも借金漬けにしてしまいそうな・・・
やっぱ自国の企業が貧困層に向き合うが必要でしょう。そのためにはアメリカや日本が弱国の関税は認めるという姿勢に成らないといけない。 お金の動きを中心にして企業のみで世界の問題を解決する、少なくとも僕はこれを読んだだけでは困難さを強く感じた。 ただグラミン銀行のような過剰な利益優先で無く、現地の人間が現地感覚をきちっと持って行う活動が正しいでしょう。 世界の貧困を解決するのはグローバリズムよりコミニタリズムだと思う。先進国は現地のコミニティの力をいかに支援できるかを考えるのが王道だと思う。正直プレーヤーとしてのさばり過ぎると現場を見ずに金だけ出している人間がまた搾取の自覚なく、地域を破壊すると思う。金だけ出して現場を見ることが無い人たちの意見を強くするのは極めて危険だ。
未来をつくる資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか [DIPシリーズ]を見てみる
クリエーターは「スチュアート・L・ハート」「石原薫」です。 この商品を買った人は他にも「ワールドインク なぜなら、ビジネスは政府よりも強いから [DIPシリーズ]」、「ディープエコノミー 生命を育む経済へ [DIPシリーズ]」、「誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる」、「新たなる資本主義の正体 ニューキャピタリストが社会を変える (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS) (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)」、「クリエイティブ資本論―新たな経済階級の台頭」、などにも興味を持っています。 「温暖化」がカネになる
レビュー ![]() タイトルは驚かせるが、中身は正統派
センセーショナルなタイトルづけとは違い、中身はまじめで濃くて読みやすい本でした。
「温暖化」がカネになるのは「温室効果ガス排出権」の売買ができるから。著者は温暖化の実態をIPCCの報告書とスターン・レビューの資料で説明し、京都議定書に盛り込まれた「京都クレジット」(排出権)の現実的政策的な意図とそのからくりを分析してくれています。素人にもその概念と問題点が簡明に把握できる書き方でした。 排出権取引を金儲けと結びつける汚らしさ意識や善意に頼るという発想を著者は非合理的とみなし、「人々の欲望を刺激し、その結果として地球環境が守られる仕組み」として、排出権取引の大々的導入を支持しています。欧米の発想や行動と対比し、排出権取引市場について、日本の対応の遅れを著者は指摘しています。この点、納得です。 第3章で著者は「環境マクロ経済学」の視点を重視し、著者自身の新しい経済学仮説へと展開しています。ここで副題の意味が良く理解できます。よく地球環境保護と言うのに対し、「地球と(そこでしか生きられない)人類を救え」が適切妥当だという著者の言に、目から鱗の思いです。 「新しい経済学」とはどうあるべきか?
地球温暖化が進展している中で、
人類が直面している難問の一つは、 どのようにしたら、この問題を解決できるのか、 解決できるとすれば、どのような方法があるのかということです。 簡略にいえば、現状分析のフレームワークと それに基づく実践的な方法が必要とされています。 著者が例証しているように、フレームワークとしては、 地球という有限な生存圏の限界を、 1 ハーマン・E・デイリー 環境マクロ経済学 2 ジョージェスク=レーゲン エントロピーの法則 といった学説を援用して、 経済活動と排出権の問題を鋭くとらえます。 そして、対策としては、やはり「排出権」をビジネス化することで、 世界的な温暖化対策に努めることが示されております。 また、それにとどまらず、「新しい経済学」を唱えていて、 著者の視点が奈辺にあるかも確かめることができます。 そこで主張されている内容には、意見が分かれるかもしれませんが、 1 経済活動の目的 所得から資源へ 2 税制の変換 所得税・消費税から資源使用料へ 3 社会構造の変換 グローバル化から地域主義へ といった提言は、これからの経済活動を考えるうえでも、 たたき台としての役割を果たすのではないか、私はそう読みました。 最後の「新しい経済学」の哲学的な裏付けがいまいち希薄なので、 星は「★★★★」とさせていただきます。 人間概念の哲学的な基礎付けで補強されるならば、 相当に面白い経済哲学になるのでは? そのうち、人口増加権の売買というのも出てくるんじゃないの(p.236参照)
時には、著者の北村さんのような視点で、○○問題というような主題についていくつもの情報を得、事実に基づく知識によって、「善悪」および「重要であるか」の判断を導くことを意識的に行うことは大切なことである。そのような基本を教示いただいた。本書は二酸化炭素の売買に至った経緯とアル・ゴアさん出演の『不都合な真実』に現れる文化の違いについても触れている。
1997年の京都議定書(Kyoto Protocolというらしい)採択前後の地球温暖化対策に対する世界的な取り組みの潮流と、京都メカニズム(p.63)と呼ばれる規程の生み出すカネのやりとりの背景や特徴について詳論する。これまでの、感覚的に地球を守らないと人類が危ないという意見は、特に根拠を示しているわけでもない者にとって勉強になった点、多々である。 問題意識は多い。しかし、連鎖している。排出権取引が行われるようになぜなったのか。アメリカとオーストラリアはなぜ議定書から離脱したのか。発展途上国、とりわけ中国、インド、ブラジルなどの二酸化炭素排出の扱いにどのような事情があったのか。京都メカニズムとは何か。排出権がヘッジファンドに目を付けられたのはなぜか。排出権購入による直接的な見返りは何か。なぜ、日本ではバイオエタノールガソリンを扱う気もなく、減反を強制して、高値のついた粉の原料をアメリカから輸入し続け、食糧不足を嘆いているのか。「レーゲンの砂時計」にへばりついたものはストックに過ぎない。「フラット化する世界」が流行るのはわかるが、地球環境との観点で考えなくてよいのか。 著者は最後に、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんの4R(reduce, reuse, recycle, repair)を示し、日本語独特の「もったいない」を紹介して締めくくる。 目次、章節。索引なし。参考文献あり。ひもなし。カラー写真3枚入り。 環境問題とそれに関わる経済を同時に学ぶ
何かと騒がれている環境問題。
関連書籍も数多く出版されていますが、その中でこの本は、「地球温暖化ガス」にスポットを当てて書かれています。 「京都議定書ってなに?」 「温暖化ガスってどんなものがあるの?」 「温暖化による地球への影響は」 「世界では温暖化についてどのように考えているの?」 以上のようなことに少しでも疑問を感じた人であれば、興味深く読むことができると思います。 この著者は他の出版書でも同様ですが、起承転結がしっかりと書かれています。 したがって、非常に納得できる論理展開がなされています。 温暖化を防ぐには、経済的インセンティブが必要であると著者は言っています。 まったくその通りであると納得してしまいました。 環境問題だけでなく、その題材を経済に結びつけて書かれており、すばらしい内容です。 しかしながら、話の中で著者の前著が幾度と無く紹介されており、なんとなく宣伝のようで残念です。 朝日新聞
朝日新聞の「読書」の欄、「地球温暖化」の特集の中で、
前アメリカ副大統領のアル・ゴア氏の著書『不都合な真実』と 並んで紹介されていたので、購入しました。 難解な金融事情をやさしく解説することに定評があるだけに 「排出権取引」のまとめは大変わかりやすかったです。 また、北村氏なりの環境を重視する経済システムを 示した意欲的な作品です。一読をおすすめします。
「温暖化」がカネになるを見てみる
クリエーターは「北村 慶」です。 この商品を買った人は他にも「地球温暖化で伸びるビジネス」、「排出権取引とは何か (PHPビジネス新書 60)」、「排出権取引ビジネスの実践―CDM(クリーン開発メカニズム)の実態を知る」、「最新排出権取引の基本と仕組みがよ~くわかる本―低炭素社会をつくる制度の「主役」へ! (How-nual図解入門ビジネス) (How-nual図解入門ビジネス)」、「図解 よくわかる排出権取引ビジネス (B&Tブックス)」、などにも興味を持っています。 |