石井聰亙作品集DVD-BOX 1 ~PUNK YEARS 1976-1983~
レビュー ![]() スーパー右翼!
十代の頃にビデオで「狂い咲きサンダーロード」をみて衝撃を受けた一人です。念願のDVDとなり、高額のBOXにも関わらず購入しました。内容は勿論のこと、画像も大変良くなっています!そして音声のコメンタリーでは、石井監督・緒方助監督・主演の山田辰夫さんを交えての観賞座談会(?)ではとても興味深い面白い話が聴けて、これだけでも購入の価値が思います。山田さんの名台詞の数々がアドリブなんて…。小林念待が率いる政治団体の「スーパー右翼」というネーミングも監督のセンスと良さを伺います。日陰者の自分にとっては最高の作品です(今のところ…)。
魂の一瞬
スクリーンで『狂い咲きサンダーロード』を初めて観たとき、衝撃は新鮮だったし今思えばそれは宝になっているとも言える。
その後レンタル屋でも繰り返しビデオを借り、感慨にふけった。 泉谷のサウンドが心憎いほどにハマる。パンタの『つれなのふりあ』が流れる場面も何度繰り返し観たことか。 山田辰夫の演技もまた、この映画の異様な完成度と同様奇跡に近い。 彼を含め、同じ程度の迫真を今観る者に示すことができる役者はいるだろうか。 劇中、一切の説明を省き、登場人物らは突き進んでいく。 激しく。 邦画では滅多に見られないこの手法が『狂い咲き〜』に一貫した緊張感を持たせているが、この作品は確か『マッドマックス』の前に撮られたのではなかったか。 そのことを考えても、監督や役者の熱意を超えた何ものかまでが、この映画を超絶した出来ばえに導いたのではと感じてしまう。 それほどの傑作だと断じて間違いはない。 果たして、この映画がもたらす衝撃は偶然が生じさせた一瞬の輝きだったのか。 『シャッフル』にも類似の要素は見られるが、「熱く激しく、心に傷い」のに「感動」までもさせやがる石井聰亙独特の世界を、彼の新作でお目にかかりたいと強く思うのはわたしだけではあるまい。 狂い咲き
狂い咲きサンダーロードを噂で聞き買ってみました。
地上波では聴く事ができないと思われる危険なセリフ、 血みどろの殺し合い、 小林稔侍が演じるホモのスーパー右翼やクスリをやってるガキなどの濃いキャラ等 かなり強烈なインパクトがありますが、暴力映画じゃなくて青春映画だなぁと思いました。 自分を押し通してボロボロになっても最後に爽やかな笑顔を見せ駆け出したジンと 自分を曲げて色々失ってしまったケンの対照的な姿が特に印象深いです。 泉谷しげるの音楽もいい感じでした。 20年の歳月
発売が何度も延期された石井監督の初期作品のDVDボックス、それぞれの人がいろんな思いで観るのではないかと思う。大阪での発売記念イベントに関わった者としてはこのDVDボックスが陽の目をみたことに最大の喜びを感じる。
「狂い咲きサンダーロード」はよくもこんな映画が撮れたものだと思う。時代のなせる業ではあるが、山田辰夫さんはノーヘルでバイクを操る。テーマはシンプルであるがスクリーン(家で見れば画面であるが)に伝わるスピード感は何ものにも変えがたい石井監督ならではものであろう。「シャッフル」に表現されている息が詰まるほどの緊張感も石井監督独特のものである。 惜しむべくは「爆裂都市」が権利の関係でボックスに入ってないことである。付け加えるなら東映から出ているDVDの「爆裂都市」は監督によるリマスター作業がなされいない。石井さん自身も語るようにまさか20年の歳月をへて消滅してもしょうがない8mm映画がDVDという技術で生き返るとは思いもよらないことかも知れない。 やっぱり天才だ!
この人がただの自主映画出身の監督ではないのは、制作順に観るとハッキリ分かります。初めて撮った「高校大パニック」は、ぶっちゃけしょぼいのですが、次に撮った「800000万分の一の孤独」は今観てもかなり衝撃的で、テクニックも物凄く進歩しています。イケイケ爆走パンクの初期の作風の中では、かなり異質な静かな狂気を描いた傑作です。本当に素晴らしい「狂い咲きサンダーロード」のリマスター&コメンタリー目当てで購入しましたが「800000万分の一の孤独」は必見。やっぱり天才です。このBOX、高いですが買って良かったと思わせる満腹感があります。
石井聰亙作品集DVD-BOX 1 ~PUNK YEARS 1976-1983~を見てみる
クリエーターは「石井聰亙」「梅津正信」「入戸野誠」「志水正義」「山田辰夫」「中島陽典」「有薗芳記」です。 この商品を買った人は他にも「石井聰亙作品集 DVD-BOX II ~PSYCHEDELIC YEARS~」、「爆裂都市 BURST CITY [DVD]」、「初回限定生産 追悼のざわめき デジタルリマスター版 スペシャル・エディション(3枚組) [DVD]」、「デイヴィッド・リンチ・ワールド DVD-BOX【期間限定生産】」、「ピンク・フラミンゴ ノーカット特別版 [DVD]」、などにも興味を持っています。 みのたけの春
レビュー ![]() みのたけを知り、生きることの大切さ
素晴らしい小説です。
激動の時代をひたむきに生きた人々が 素敵な風景描写とともに描かれます。 ラストシーンで涙が流れました。 私はこの作品を何度も何度も読み返すと思います。 是非一読をお勧めします。
ラストラン
ラストランを見てみる
クリエーターは「志水 辰夫」です。 この商品を買った人は他にも「みのたけの春」、「ジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべて」、「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上」、「極北クレイマー」、「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下」、などにも興味を持っています。 男坂 (文春文庫)
レビュー ![]() 物悲しい男たちの7つの短編
男たちの生きざまを何気ない日常生活の中に浮かび上がらせた短編7編。
過去や現在の柵を抱えた男たちの背中が悲しい。それは犯罪に手を染めた過去であったり、介護に携わる現実であったりする。細部に至る情景描写がストーリーを際立たせている。さすが短編の名手である(と、勝手に決めつけているのだが…)。 冒頭の、ふらりと戻ってきた男と少年の交流を描いた『扇風機』がいい。ラスト、ジんときます。 やっぱりいいね
志水の短編集では、一番わかりやすかった。人生という坂を登るのでは
>なく、下っていく男達。こういう雰囲気っていいなぁ。シミタツ以外が書けば、
>とても平板なものになるのだろう。解説でも触れられているように、各編の最後
>の一行は深い。短編はこうでなくちゃ。
男坂 (文春文庫)を見てみる
クリエーターは「志水 辰夫」です。 この商品を買った人は他にも「きのうの空 (新潮文庫)」、「いまひとたびの (新潮文庫)」、「負け犬 (講談社文庫)」、「生きいそぎ (集英社文庫(日本))」、「うしろ姿 (文春文庫)」、などにも興味を持っています。 |