花のレクイエム (新潮文庫)
レビュー ![]() 文書も 挿絵も良い
もう20年以上朗読の勉強や発表を行っているが 度々「辻邦生」さんの本を取り上げている。
この花のレクイエムも 何度か人前で読んで来た。そのたびに図書館から本を借りて 必要なところをコピーしていたが 買えばよいのだと思いついた。1996年の本だから 無いかもしれないと思いながら アマゾンで探してみたらあった!!普通の本屋さんでは見つけられないかもしれない。流石である。 淡々と、でも熱がある。
題名に惹かれて買った。だって、花「の」レクイエムって気になる題名だ。
買って正解。どの話も、少し悲しげだけど、読んでるとき周りが無音になる感じだけど、その静けさと物悲しさが良い。 山本容子さんの銅版画がついているが、後書きによると、毎月テーマの花だけ決めて、それぞれが話し合いをしないで完成させたらしい。でも、不思議に違和感は無い。むしろ、別々に見ても素敵なので、一石二鳥な感じ。 正直、12花だけじゃもの足りない。もっともっと続きが読みたい。 美しい、優しい
辻さんの文章を読んでいると、この方は本当に優しい方なんだろうな、
と感じられます。この本はとても美しい。 美しい文章によって、清らかな物語が編まれています。 12の花をタイトルに、12篇の物語と言うのも、とてもお洒落だと思います。 美しい、優しい
辻さんの文章を読んでいると、この方は本当に優しい方なんだろうな、
と感じられます。この本はとても美しい。 美しい文章によって、清らかな物語が編まれています。 12の花をタイトルに、12篇の物語と言うのも、とてもお洒落だと思います。 美神:アフロディテのラブレター
ともかく美しい。すべて美しい。美しさを堪能できます。12の花々に託されたラブレターです。日本語はこんなにも美しいのか と感激いたします。言葉の余韻に浸りながら銅版画の花を見つめている目に、心地よい涙が溢れます。生きていてよかったなぁ・・・と想う自分を、アフロディテと共に、優しく抱きしめている、美神と抱擁できる秀作です。こころに恋のトラウマがある方へプレゼントしたい逸品です。
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クリエーターは「辻 邦生」です。 この商品を買った人は他にも「西行花伝 (新潮文庫)」、「安土往還記 (新潮文庫)」、「言葉の箱―小説を書くということ (中公文庫)」、「嵯峨野明月記 (中公文庫)」、「背教者ユリアヌス (上) (中公文庫)」、などにも興味を持っています。 |