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天璋院(てんしょういん)と徳川将軍家101の謎 (PHP文庫)
レビュー ![]() 読みやすい♪分かりやすい♪
今和泉島津家の姫として生まれ、後に島津斉彬の養女となり、第十三代
将軍徳川家定の御台所となった天璋院。彼女の生涯とその時代背景を、 101の謎として紹介。 天璋院の生い立ち、そして徳川家定に嫁ぐことになったいきさつとその後、 さらに大奥の内情や家定、和宮についてなども書かれていて興味深かった。 激動の幕末から明治にかけて、天璋院の果たした役割はとても大きかったと 改めて感じた。強い意志と信念がなければできないことだ。また、大奥に いた頃は気持ちのすれ違いもあっただろうが、勝海舟の語る明治になって からの天璋院と和宮二人のエピソードには、心温まるものがあった。時代に 翻弄された二人だったが、晩年の仲睦まじい姿はほほえましい。この本の 中に特に目新しい記述はないが、誰が読んでも分かりやすく書いてあるので、 天璋院などについて知りたいと思う人にはぴったりの本だと思う。 篤姫・大奥・幕末の内容の密度の濃さに大満足。
PHP文庫で、この内容と量と密度の濃さには正直驚きと満足で一杯である。101項目の謎に分け、天璋院の生い立ちから生涯にかけて全般に詳しく書かれ、また斉彬、静寛院宮、家定、家茂、慶喜は無論のこと、更に本寿院、歌橋、幾島、喜尾、藤波、実成院、滝山、観行院、大岡ませ子、佐々鎮子等々のことも書かれている。特に佐々鎮子の「旧事諮問録上巻」、中根雪江の「昨夢紀事」、大岡ませ子の口述「三田村鳶魚全集第三巻」という資料からも説明引用している。輿入れに献上した巨大硯や、天璋院の飼っていた「サト姫」や、ペリー持参のウィラー&ウィルソン社製のミシンを篤姫が使いこなしていた話も掲載され、大奥の職制や定員に至るまで、その項目の幅広さは本当に楽しくなる。巻末に今和泉家と藩主島津家の略系図、天璋院関係年表があるのは当然としても、「天璋院関係人物」として31名の説明があり、関係する史跡(薩摩、江戸城、江戸薩摩藩邸、将軍家菩提寺)と、その至れり尽くせり振りには本当に脱帽し評価は6つ星としたい程である。
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クリエーターは「川口 素生」です。 この商品を買った人は他にも「徳川300年 ホントの内幕話―天璋院と和宮のヒミツ (だいわ文庫)」、「天璋院(てんしょういん)と和宮(かずのみや) (PHP文庫)」、「徳川将軍の意外なウラ事情(愛蔵版)」、「篤姫 わたくしこと一命にかけ」、「徳川将軍家十五代のカルテ (新潮新書)」、などにも興味を持っています。
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