K-PLEASURES~Kawai Kenji BEST OF MOVIES~CD-BOX
レビュー ![]() 10枚組
作品の中身についてはほぼ大満足である。
何しろ、一度は廃盤になってしまった「k-pleasure」の再発、しかも 大幅なトラック増幅により3枚組、その上SACD、更にいえば通常プレイヤーでも 再生可能なハイブリッド盤。 また最新DSDリマスタリングが施されているので、その音質の飛躍的な向上は 凄まじい事に。特にDAPで「くぐつ揺」の和太鼓のフィル・イン時を聞くと 完全に昇天。 初CD化されたトラックなども目玉の一つではあるが、ほぼ昨年の初め頃までの 代表曲は網羅されているのでビギナーにはお奨め。 「ガンダム」や「ひぐらし〜」「精霊の〜」などの作品からは収録されて いない。無論、現時点で最新の「スカイクロラ」からも収録はされていない。 但し猛烈に高額。ビギナーには少し手を出し辛い価格帯である。 尚「少女のテーマ」がこんなにも素晴らしい曲だとは再発見。 結局、不満ということになってしまうが、SACD化はともかく、過去の 作品を全てとはいわないが代表作をDSDリマスタリングして再リリースしてもらいたくなる。 それが不可能ならば更なるトラックの増幅化を図り、10枚組にでもしてもらいたい。 名作、名曲、など軽く200曲程度は私ならすぐに選べる。 ただでさえ川井氏作品の録音環境は素晴らしいので是非とも、更なる音質向上化を 望みたい。 美旋律と言う言葉が合うアルバム
もし川井憲次の作品を聞いたことがない人がいたらこのボックスを買うべきだと思います
さまざまなジャンルが入っていて選曲もかなり聴きやすい選曲となっています。 サントラとか背景音楽でしょ?とか思っている方がいたらとんでもないです 背景色の強い曲もいくつかありますが大体はそれ単体でもじっくり聴ける物ばかりです というかじっくり聴いていただきたい、川井憲次の楽曲は聴きこんでこそ真価を発揮します もし気に入った曲があったらその映画のアルバムも買ってみてはどうでしょうか? CD&SACDのハイブリッド音楽ディスク
一番のポイントはこのBOXでしか聴けない
サントラCD化されていない音源が収録されている事です。 もう一つは1枚のディスクにCDとSACDの両方のフォーマットで収録されている点です。 SACDプレーヤーを持っていなくても聴けますし、 SACDを聴ける人であれば更なる高音質で楽しむ事ができます。 それが3枚組となれば川井さんのファンなら購入するべきでしょう。 ファンではない方でも川井さんの音楽は何処かで必ず聴いているはず。 外国映画にも沢山楽曲を提供している川井さんの作品は かっこいい曲が沢山ありますから、一度試聴してみて欲しいです。 これはいい!ファンには必聴!
個人的には「めざめの方舟」が入っていたのがうれしいですねー。
前回のベストは買い逃してしまっていたので、今回のベストは大歓迎です! ハイブリッド仕様なのでSACDプレイヤーでぜひ聴いてみたいです! 川井サウンドに酔いしれる
川井憲次さんの映画音楽のベストCDBOXです。
コアな川井ファンなら大体の作品は持ってそうですが、とりあえずレア音源の紹介を 初CD化として、『大日本人』(川井さん作曲のスーパージャスティスのテーマはサントラ未収録)と『UNLOVED』 国内盤未発売の『龍虎門(かちこみ!ドラゴンタイガーゲート)』 サントラがレアな『修羅雪姫』『牙吉』『KILLERS』 あたりの作品がレア音源かと思います。 川井ファンならコレクション&SACD高音質ということで手元に置いておきたいですね! まぁBOX&SACD仕様なので値段は高いですが、川井サウンド入門編としてもオススメです。 きっと新たな発見ができると思いますよ! 長々と乱文失礼しましたm(__)m 一応主な収録作品を… 劇場版パトレイバー、攻殻機動隊、イノセンス、赤い眼鏡、ケルベロス地獄の番犬、ブラッディマロリー、リング1&2、仄暗い水の底から、セブンソード、墨攻、怪談、美しき野獣、南極日誌、アヴァロン、DEATH NOTE、MAKOTO、さくや妖怪伝、ガラスの脳、MAKOTO、めざめの方舟 40作品、59曲収録です。
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クリエーターは「川井憲次」です。 この商品を買った人は他にも「Kenji Kawai Concert 2007 Cinema Symphony [DVD]」、「めざめの方舟 Original Soundtrack」、「GHOST IN THE SHELL-攻殻機動隊2.0 ORIGINAL SOUNDTRACK Blu-rayディスク付 SHM-CD仕様」、「オリジナル・サウンドトラック「真・女立喰師列伝」」、「真・女立喰師列伝 コレクターズ・BOX (初回限定生産) [DVD]」、などにも興味を持っています。 墨攻 オリジナル・サウンドトラック
レビュー ![]() 手元に置いておきたい一枚
映画をみた、その帰りに買いました。
インパクトのある旋律と哀愁漂うボーカルがこの映画の持つ悲壮感にまさにぴったりでした。 音作りもとても丁寧で、細かく積み上げたスコアが目に浮かぶようです。 サウンドトラック、という範疇にとどまらない、素晴らしい出来栄えの一枚ですね。 敢えて中華っぽい色あいを消した、という意図が成功しているように感じます。 川井憲次さんの他のCDも聴いてみたいと思います。 お気に入りの一枚になりました
映画の世界観ととても合っていたと思います。
全体的に弦楽器と管楽器で迫力と奥行きが感じられました。中国の楽器も使われているようで、民族性も感じられました。 個人的には、おおたか静流さんのボーカルに悲壮感を抱き、映画のシーンがよみがえってくるようでした。 映画を観ていなくても、音楽アルバムとして十分に聞き応えのある一枚だと思います。 管楽器で演奏に参加してみたい
映画を見て印象に残ったので購入しました。
音楽プロデューサーを担当された川井憲次さんは、ゲームの音楽でも有名な方だそうで、熱狂的なファンがたくさんいるとのことですが、今回のアルバムで初めてこの方の名前を知りました。東アジア合作の映画で、日本が音楽担当として選ばれただけのお仕事をなさっているなあと感じました。 迫力あるオープニングで始まり、中盤は苦難の日々を送る登場人物たちの心理状態が反映されたような曲が続きます。 エンディングでは民謡っぽいボイスが映画の結末をそのまま物語っているような感じに聴こえます。この声はNHK「にほんごであそぼ」のエンディングだった「ぴっとんへべへべ」をつくられた"おおたか静流"さんです。 このアルバムでは、大型時代劇に欠かせない「勇ましさ」を表現する部分で管楽器、「緊迫感」を表現する部分で打楽器、「哀愁」を表現する部分で弦楽器、それらをうまく融合させるための電子楽器という形で、それぞれ役割分担をされているように思えましたが、映画の主人公の勇気に惹かれる部分が大きかったので、管楽器で演奏に加わりたくなりました。
墨攻 オリジナル・サウンドトラックを見てみる
クリエーターは「サントラ」「川井憲次」です。 この商品を買った人は他にも「セブンソード オリジナル・サウンドトラック」、「オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」」、「墨攻 [DVD]」、「精霊の守り人 音楽篇 1」、「Kenji Kawai Concert 2007 Cinema Symphony [DVD]」、などにも興味を持っています。 (3)K・PLEASURE Kenji Kawai BEST OF MOVIES
(3)K・PLEASURE Kenji Kawai BEST OF MOVIESを見てみる
クリエーターは「川井憲次」「サントラ」です。 この商品を買った人は他にも「(2)K・PLEASURE Kenji Kawai BEST OF MOVIES」、「オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」」、「(1)K・PLEASURE Kenji Kawai BEST OF MOVIES」、「Kenji Kawai Concert 2007 Cinema Symphony [DVD]」、「GHOST IN THE SHELL-攻殻機動隊2.0 ORIGINAL SOUNDTRACK Blu-rayディスク付 SHM-CD仕様」、などにも興味を持っています。 墨攻 [DVD]
2007年2月に公開された、アンディ・ラウ主演の歴史アクション。共演は、アン・ソンギ、ワン・チーウェンほか。原作は、絶大な人気を誇る森秀樹の同名コミック。コミックならではのダイレクトなスケール感を損なうことなく実写化に成功しており、物語の魅力をさらに増幅させている。アンディは、たったひとりで壊滅寸前の小国を救う稀代の天才戦術家・革離を見事に演じきり、アジアのトップスターの実力を見せつけた。また、敵将・巷淹中を好演したアン・ソンギの存在感も忘れがたい。迫力あふれる戦闘シーンはもちろんのこと、人間どうしの軋轢や友情、ロマンスなど、メンタル面でのドラマも丁寧に描かれていて好もしい。――戦国時代の中国。趙の大軍に狙われた梁城は、降伏を決意する。が、その時、ひとりの男が現れ…!?(みき〜る) レビュー ![]() 前半最高!でも後半最低!
主役の男、アンディラウが本当にいい男です。
知的で謎めいてて、なおかつスキがなく まったく他人に心を開かない男を演じています。 軍師でもなく兵士でもない男・・・ そんな彼に引かれる女性を、ファン・ビンビンが演じていて この彼女が凄く良いんです。 今作で初めて観たんですが、ビックリしました。 とにかくストイックに自分を追い詰め 心を開こうとしない彼のドアを静かに、優しくノックします。 自分的には、この2人のシーンが1番好きでした。 前半は文句なしです。 さして、後半に一気にバトルで盛り上げ 最後はカッコ良く締めればいいものを この監督は、 見事にぶち壊しました! 信じられません。 あんな終わり方はいけません。 あれじゃ、結局なんだったの?って話ですよ・・・ 中国映画の限界
壮大さも奥深さも無く、中途半端なつぎはぎ映画になってます。
戦闘シーンも、城防衛シーンも、築城シーンも、滝壺シーンも、洪水シーンも なんか緊張感がない。早送りしたい衝動に何度も襲われます。 農民や君主の演技がいかにも「中国の劇団」ぽい臭い演技で、悲壮感も切迫感も台無し。 無理に恋愛を絡めてるので、テーマも絞りきれていないし、ストーリー進行にも無理が生じ、感情移入できない。 農民たちの団結もなく、ただただ優れたリーダーについていくだけの愚民として描かれている。 アンディ・ラウくらいしか評価できない。 とにかく後味が悪い…
「10万人の敵にたった一人で挑む。」
このキャッチコピーから痛快な逆転劇を期待して見たところ、かなり痛い目にあいました。 前半は主人公・革離の智謀が冴える、まさに10万の敵に立ち向かってゆく勇壮な展開。 しかし後半からは政治的思惑が絡み、坂を転がり落ちるように一気に不幸な展開に…恩を仇で返されるわ、守ろうとしたものは結局なにも残らないわ。 現実というものを克明に書こうとすれば、痛快なものになるはずがないとは思います。 が、せめて物語の中でくらい、正しい人は報われ、悪人には相応の裁きを望むタイプとしては、非常に辛い展開でした。一応、悪人には裁きが下っているのですが、正しい人はほとんど報われていないので…。 その辺りの因果応報が気にならないようなら、楽しめる作品だと思います。 物語にハッピーエンドを望む方は手を出さないほうが無難かと思います。 あまりの後味の悪さに☆1つにしようかと思ったのですが、映像的な綺麗さと、アンディ・ラウをはじめとする役者さんたちのかっこよさは文句無しだったと思うので、☆1つプラスにしました。 モンゴルフィエもびっくり
あっと驚く知略の応酬を期待していたのですが、やや拍子抜け。
「民はもとより勢いに服す、よく義につくもの寡なし」 と言う韓非子の言葉を地でいく結末には、納得行かない方も多いでしょうが、 まぁ、あれはあれでありかなと。 期待した内容ではなかった昔読んだ原作のコミックでは、息詰まるような攻城戦が描かれていた記憶があったので、期待して見たが、その観点からは期待はずれな内容であった。 原作では紀元前370年頃の中国の大国である趙の大軍に囲まれた梁の城を、墨家の戦術家である革離が知恵の限りを尽くして守り抜くのがメインストーリーであったと記憶している。映画においても確かに趙の大軍が攻め寄せるシーンなどは壮観であったが、肝心の攻城戦の内容が乏しく迫力も欠いていた。 また、戦闘シーン以外の人間ドラマの方も中途半端で、薄情で感謝知らずの梁王は見ていて気分が悪くなり、楽しめる内容ではなかった。
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クリエーターは「ジェイコブ・チャン」「アンディ・ラウ」「アン・ソンギ」「ワン・チーウェン」「ファン・ビンビン」「森秀樹」です。 この商品を買った人は他にも「蒼き狼 地果て海尽きるまで 通常版 [DVD]」、「イノセントワールド 天下無賊 [DVD]」、「300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) [DVD]」、「デジャヴ [DVD]」、「The Making of 墨攻 [DVD]」、などにも興味を持っています。 墨攻 [DVD]
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クリエーターは「ジェイコブ・チャン」「アンディ・ラウ」「アン・ソンギ」「ワン・チーウェン」「ファン・ビンビン」「ウ・チーロン」「森秀樹」です。 この商品を買った人は他にも「三国志 コレクターズ・エディション [DVD]」、「The Making of 墨攻 [DVD]」、「墨攻 (新潮文庫)」、「ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン1 コンプリートDVD-BOX (4枚組)」、「エグザイル/絆 プレミアム・エディション [DVD]」、などにも興味を持っています。 イノセントワールド 天下無賊 [DVD]
レビュー ![]() レネ・リウ
レネ・リウを初めていいなぁと感じた映画です。今まで「あのシルビア・チャンが目をかけてるんだから」と良さを認めたくも、どうも地味だな〜ぐらいにしか思えませんでしたが。最後あたりでひとり食事する場面にグッと来てしまいました。作品としてはまあまあで、この監督さんだからもっと面白いかと期待したのにハズされた感じです。アンディ・ラウは嫌いじゃないけどいつもヒーロー然とした映画が多くて飽きるんですよね。ここでもカッコよく終わりました…。
髪の長いアンディ
中華圏の俳優さん勢ぞろいです。グォ・ヨウがすごい存在感です。「女帝」を観てすごく気になっていた俳優さんです。グォ・ヨウとおなじスリグループの中にヨウ・ヨンが出演しています。「龍城恋歌」「ブレイキングニュース」「射ちょう英雄伝」などに出演している俳優さんです。大陸の好きな俳優さんのひとりです。あと全然気づかなかったけどラム・カートンも出ています。リー・ビンビン、きれいです。あの眼で見つめられたらたまりません。アンディが変なかつらをかぶってます。似合わないなと思いました。小野リサさんの曲が使われていますが、違和感は感じませんでした。中国映画に小野リサなのと観るまでは思っていたのですがいい感じでした。列車内が舞台ですが、列車が走っているリアルさが少なかったですね。揺れや騒音がほとんどなかったです。それはメイキングを観るとわかります。セットと合成がかなり使用されているようです。香港映画が好きな私にとってはすこし悲しくなったことがひとつあります。最近、ほんとの香港で製作された作品が少なくなって大陸の俳優さんや資本を取り込んで、あるいは取り込まれて作られている作品が多くなってきていることです。
ネタバレ☆未見の方は読まないで下さい
主人公は、純朴な青年との出会いを通して、
終盤、何かに気づいていたのだろうか? 私には、そうは思えなかった。 遊びで勝負したりするワン・ポーなので、 あの最期も、単なる非運の死のようだった。 その辺りがすっきりしなくて感動できず、 私にはグッとこない映画でした。 (確かに○○○○の死は悲しみを誘うけど、 それは作品のテーマとは別のものだと思う。) 警察も、寝ている少年の枕元に大金を 放置しておくなんてダメダメすぎる。 良さそうな内容なのに、隙が多過ぎる。 アンディ・ラウさんのファン向きだった。
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クリエーターは「フォン・シャオガン」「アンディ・ラウ.レネ・リウ.グォ・ヨウ.リー・ビンビン」です。 この商品を買った人は他にも「墨攻 [DVD]」、「ダンス・オブ・ドリーム [DVD]」、「ベルベット・レイン [DVD]」、「女帝[エンペラー] コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]」、「愛と死の間(はざま)で スペシャル・コクレターズ・エディション [DVD]」、などにも興味を持っています。 墨攻 (新潮文庫)
レビュー ![]() 攻めない墨者の戦い
戦国時代の中国。
非攻を説き、小国が大国に支配されるのをふせぐため 守りの戦いに参加する謎の「墨子」集団がいた。。 史実をふまえつつ描かれる、墨者・革離の戦のお話。 初代の死から時がすぎ、墨者も政治的な考えに染まる中、 はえぬきの墨者であり、戦闘の職人的人物である革離は たったひとりで援軍として、今まさに墜ちようとしている小国・梁へ向かった。 迫りくる敵は二万の軍勢。 しかし梁の城主たちは自身の欲にふけり、非協力的。 そんな中、革離はひとり奮戦し、民の寄せ集めの軍を指揮する。。 史実を描く書き方と、物語をまぜる「後宮小説」でも見られた著者独特の書き方で スケールの大きい戦いのお話が描かれています。 きわめて完成度が高く、エンターテイメントとしても面白い作品ですが 革離の作戦は残虐で、怖かったです。 それが戦争というものかもしれませんが。。 墨者という高い理念と、それを実現するための手段の乖離が印象的でした。 暗示的な結末
第104回直木賞候補作です。
古代中国の百家争鳴の時代に、墨家という平和主義集団が一大勢力を築いていました。 しかし、墨家はある時突然、歴史の舞台から姿を消します。 本書は、墨家消滅直前の、梁城という小城を舞台にした物語です。 主人公は、革離という腕利きの戦略家。 もちろん墨家の構成員です。 酒見さんは、この革離の視点を通して、「非攻」を説きながらも戦わざるを得ないと言う、墨家の孕んでいた矛盾点を鮮やかに描きつつ、滅亡へ向かう集団の悲哀を行間に漂わせています。 あまりにもあっけ無い結末が、間もなく訪れる墨家の最後を暗示しているようで、とても印象的です。 コミック化、映画化もされていますが、『墨攻』初心者の方には、最も簡潔かつ大胆な本書をお勧めしたいです。 読後に深い余韻に浸れる良書です。 無駄がない
短編集のように短いですが、文章は洗練されています。
墨守の語源になった鉄壁の守り。 職人としての防御。 戦闘シーンが中心なので全体に緊張感があります。 当時としては前衛的な一面も持ち その後の歴史の中に消えていった墨家の思想を 一人の墨人の生き方を通して描いています。 祝!中島敦文学賞受賞
実際に墨子や墨家集団について調べると、資料が少ない少ない!よほどの想像力を持っていなければここまではとても書けないだろうなぁ、と。巨子として恐らく最も有名な孟勝ならエピソードもそこそこ摘めるのに敢えて革離という架空の人物を生み出したところに敬服します。
墨子の思想を基にした架空の物語
最初に『墨攻』が出版されたのは1991年。翌1992年には中島敦記念賞を受賞し、1994年に文庫になっています。
今回は、この文庫版を読んでみました。 内容は、中国の戦国時代を舞台にした、戦争物語。 主人公の革離は墨子の教えを伝える墨子教団の幹部です。 この物語を理解するには墨子の思想理解が必要ですが、酒見氏の小説では、物語の流れを止めずに墨子について説明していて、とても読みやすく理解しやすい構成になっています。研ぎ澄ましたような文章表現と共に、プロの仕事を感じさせる仕上がりでした。 私は物語の流れを止めずにうまく説明できないので、先に墨子の思想について本書で得た知識を先に説明します。 墨子は「非攻(攻めない)」ことを思想の中心にしており、博愛主義者であり奉仕者でもありました。その思想を貫くためには相手からの侵略に徹底抗戦する必要があり、墨子教団は、防御戦を得意とする戦闘集団という側面も持っていたといいます。 ある時、梁という国の小さな城が大国趙に攻められそうになり、墨子教団に助けを求めにきます。墨子教団の責任者は、自分に次ぐナンバー2の幹部である革離を一人で派遣しました。 たった一人で現れた革離に対し、梁城の城主や重臣は「あなた一人で敵を防ぎきれるのか」と疑惑の目を向けますが、城内の全権を把握した隔離は着々と防衛体制を固めていきます。 いざ、趙の大軍がやってきて城を責め立てます。 緒戦では華々しく敵を撃退した梁城軍でしたが……。 ページ数は少ないですが、満足できる一冊でした。
墨攻 (新潮文庫)を見てみる
クリエーターは「酒見 賢一」です。 この商品を買った人は他にも「墨子 (講談社学術文庫)」、「周公旦 (文春文庫)」、「後宮小説 (新潮文庫)」、「陋巷に在り〈1〉儒の巻 (新潮文庫)」、「「墨子」の自分の城は自分で守れ―二千年後に甦った不滅の人間哲学」、などにも興味を持っています。 墨攻 (3) (小学館文庫)
レビュー ![]() ある意味、梶原的な男の生き様
この巻で原作つき部分は終了。
ラストの男の意地のみを懸けた闘いが カッチョイイ。 戦争の中において、己の信念を貫くのも また自分との戦争なのだ。 死体をグロく描くことで 闘いは決してカッコイイ物では無いと 視覚的に釘を刺す。 だが生き様はカッコイイ これからどこまで行くんだろう
革離を追放し、ついには城を陥れられるまでなどが描かれて、1つの話が終わったというところです。巻末のページには原作の終わりの文章が載せられ、これで終わりと言うことを示しています。
ずいぶん原作とは遠いところに来てしまって、酒見ファンとしては違和感を持たざるを得ません。確かに墨子の中にはこのような人もいたのでしょうが、少なくとも私が読んだ酒見賢一原作の革離とは違うぞと思ってしまいます。 でも、ここで描かれた話ならばやはり森秀樹の絵が合っているようにも思います。
墨攻 (3) (小学館文庫)を見てみる
この商品を買った人は他にも「墨攻 (2) (小学館文庫)」、「墨攻 (4) (小学館文庫)」、「墨攻 (1) (小学館文庫)」、「墨攻 (6) (小学館文庫)」、「墨攻 (5) (小学館文庫)」、などにも興味を持っています。 墨攻 (4) (小学館文庫)
レビュー ![]() 何故にこの巻だけ?
4巻以降は、原作を離れた「森解釈」の『墨攻』です。
この巻だけ、虫を操る墨家の女刺客が、なぜか表紙を飾っています^^; だったら後半巻で娘(ニャン)も表紙にすれば良かったのに。 4巻以降の内容は賛否両論あるところだと思いますが、墨家消滅の謎についての解釈の1つとして、私は面白く読むことができました。 ここから先はフィクション色がどんどん強くなっていきますので、「史実がこうだった」と鵜呑みにしないでくださいね^^; 「墨家演義」として、気楽に読むのが吉です。 第2部の始まりです
『墨攻』と題されていますが、酒見賢一の小説とは全く別物です。
何が最初だったかわかりませんが、森秀樹のリアルな絵柄にはこの巻からのようなストーリーの方が似合うように思います。 ただ、革離が段々熱い人になってきてしまっているのが残念です。私の想像する彼は、やはり原作のように飄々としているところが良いように思うのですが。
墨攻 (4) (小学館文庫)を見てみる
この商品を買った人は他にも「墨攻 (6) (小学館文庫)」、「墨攻 (3) (小学館文庫)」、「墨攻 (5) (小学館文庫)」、「墨攻 (7) (小学館文庫)」、「墨攻 (8) (小学館文庫)」、などにも興味を持っています。 |