あの空をおぼえてる スタンダード・エディション [DVD]
レビュー ![]() 演出と脚本に問題ありだと思う。いい素材なのにもったいないなあ。
本作は、冨樫組のイメージでいえば「星に願いを」「天使の卵」系統の、いわゆる「泣かせ」作品である。しかし、残念ながら自分は全く感情移入できなかった。助監督上がりの冨樫監督は、いつも堅実な撮り方をするが、全体的に「グッ」とくるシャシンが少ない。その要因のひとつに脚本の弱さがないだろうか。本作の山田耕大とは「鉄人28号」でも組んでいるが、プロとしての「詰め」が甘い。活動写真には「ヤマ場」が必要だ。その押さえがないから、最後まで間延びしてしまうのだ。今回もせっかく子役ふたりが頑張っているのに、竹野内豊・水野美紀のセリフが何と軽いことか。いくら声を荒げても、涙を見せても、このホンでは現実感がないのだ。主演ふたりの「非」というよりは、完全に製作側の問題である。風船の登場の仕方もムリクリっぽいし。新しい命の誕生を盛り込むよりは、娘を失った3人家族の再生を描ききった方が、遥かに胸を打つ結末になったと思うのだが・・・。平井堅の主題歌はいい感じだったが「セカチュー」は超えられなかったかな、と(笑)。「ガチボーイ」「タイヨウのウタ」の小泉監督あたりが撮ったらよかったのに。残念な出来で、星2つ。
こどもはこどもなりに おやはおやなりに ^^
しあわせを絵にかいたような4人家族。
とつぜんおとずれた 信じられない出来事。 妹の死。 本当に悲しい出来事を メルヘンチックに子供の目線で描いている。 事実を事実として 受け入れることのできない両親。 自分だけ 青い空から降りてきてしまったアニー。 ぼくが代わりになればよかったのに・・・ なんとか 両親の気持ちを なごませたい。 そんな アニーの気持ちが せつない。 妹役のやんちゃな吉田里琴ちゃんがとてもかわいい。 アニーの広田亮平くんもいい感じ。 ^^ ただ悲しいだけではなく 事実を受け入れていくストーリーが 涙をそそるだけではない いい映画に思えた。 家族の愛を感じれる一作
家族という人間と人間との心の愛が決してお金なんかで買う事はできないこれほどまでに素晴らしい心の繋がりがあるのだと分かる一作。ストーリー的には毎日笑顔が絶えなかった四人の家族。しかし、ある日突然、息子と娘が事故にあった。息子は何とか一命をとりとめたが、娘は助からなかった。それからというもの会話も笑顔も全く無くなってしまった家族。息子は家族を明るくしようと努力するが、父親はその悲しみから抜けられず、家庭崩壊寸前まで追いやられてしまった。父親が『何でエリナだったんだ』と病院で口にしていた事を息子は頭の中で分かっていた。そしてその言葉を自分がエリナの代わりに死んでいれば親もこんな事にはならなかったのだと生きている事を申し訳なく思う息子が家出をし、それを必死に見つけ出す父親。見つかった後は父親である自分が一番、しっかりしていなければいけなかったと我に帰ってまた前向きに明るい家庭を築いていこうと心に決めた家族映画です。
今こそ観るべき、家族の愛と絆を考える映画。
賛否両論ある作品だと思います。希望材料と不安材料のどちらに重きを置くかによって、評価が分かれるでしょう。
前半は、両親と息子・娘という構成の四人家族の娘が亡くなってしまったことを間接的に、非常に丁寧にゆっくりと描いています。この丁寧さを、後半の理解に役立つ、あるいは、物語全体の重要な伏線となっていると捉えるか、それとも、何かよく分からず、冗長で退屈だな、と捉えるか。作品を通して、重要な部分ではありますが、若干、間延びしている感は否めません。エッセンスだけ絞り込んで、もう少しコンパクトにまとめて欲しい気がします。 後半は、一見すると徐々に家族が明るさを取り戻していくのですが、母が、亡くなった娘の部屋を(亡くなった時のままにせず)整理した事が発端となり、母や息子が無理して明るく振る舞っていた事が、露呈してしまいます。それを機にこの家庭に連鎖反応的な亀裂が次々と生じ、家庭は危機を迎えるのですが…。 おそらく、これまでに同じ様な内容の映画やドラマは多くあったと思われます。にもかかわらず、この映画が素晴らしい作品に仕上がっているのは、俳優さん達の自然でしっかりとした堅実な演技が映画を支えているからに他ならないでしょう。 竹野内豊さんは、優しくいつも子供と遊んであげる気さくな父親役を演じていらっしゃいます。この父は、娘を亡くしたショックを受けると同時に、娘の死に責任を感じ、いつまでも立ち直れないでいる。 一方、水野美紀さんは、気丈に明るく振舞う母親役を演じていらっしゃいます。広田亮平くん演じる息子が庭で友達と唾を遠くまで飛ばせるか競っている時、叱らずに、「(唾をどれだけ飛ばせたかを)測ってあげるよ!」と笑顔で声を掛け、以前の家族の明るさを取り戻そうとする心配りが健気で、印象的です。 こういった状況での精神的な逞しさは、父親より母親の方が強いのかな、と感じると同時に、2人とも沈んだままでも、あるいは、立ち直ってしまっても、物語として成立しないものなあとも思いました。 そして、映画の2トップである、竹野内さんと水野さんと同じ位、素晴らしい演技を見せてくれたのが、息子役の広田亮平くん。妹が死んだことに(そんな理由は何もないのに)自分を責め、ある誤解から、死んだのが妹でなく自分であればよかったと、小さな胸では収めきれない程の苦しみを抱いているさまは、あまりにも痛々しく、観ている者の胸はこれでもかと締め付けられます。 また、中嶋朋子さん、小日向文世さんもしっかりと脇を固められています。 ただ、個人的な感想ですが、品川裕さんはちょっと場違いかと…。 クライマックスの竹野内さんと水野さんが、息子がどういう思いでいたのか知るシーン、そして、竹野内さんが広田亮平くんから胸の内を告げられ、我が子を抱きしめながら、「*****だと思っていたのか? そんな筈ある訳ないじゃないか…。」と声を詰まらせながら、涙を流すシーン。子を持つ親の気持ちが痛いほどストレートに伝わってきました(“親の心子知らず”でもあると同時に、この映画でも“子の心親知らず”でもあるのですが)。観ていて危うく涙がこぼれそうになりました。 ラストは一度は壊れかかった家庭をあらためてお互いの愛情で絆の強いものにし、新しい家族で再出発すると同時に、広田亮平くんだけ子供の心を持つゆえ、特別な人に出会います。 映像が非常に美しく、作品の世界観に合致しているところも、映画全体に厚みを持たせ、物語を説得力のあるものにすることに大きく貢献しています。ロケハンを念入りにされたらしく、風景や主人公の家(アメリカン・ハウス、デザイナーの方が所有のお宅を借りたらしいです)や庭にあるブランコ付きツリーハウスはとても趣があります。また、この一家に飼われているゴールデン・レトリーバー(名前は金之助)はこの作品の空気にとても合っています、まさにベスト・チョイス。竹野内さん演じる父親が写真を撮る(写真館を営んでいるという設定です)“森のトンネル”の映像もきれいで情趣に富んでいます。ラストシーンが胸に残るのも、自然豊かな風景が美しいことによるところが大きいはずです。 あと、おまけですが、お化けトンネルを通っていく場面−成長を上手く表現していると感じるか、あまりにもベタな描き方と思うか。私は若干ベタだと感じつつも、アリかなと思います。 感動できなかった
演出がよくない。 女の子が死ぬ前と死んだ後をごちゃまぜに描いているので、女の子が本当に死んでるのかよく分からなくなった。 感動させたいなら、 はっきり前半と後半で分けた方がよかったのではないか。 泣ける映画で泣けない作りは致命的。 海外原作であるので、 子役のイメージも合っていない感じだ。 温かいヒューマン映画を期待すると、がっかりさせられるだろう。
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