鳥羽一郎全曲集
レビュー ![]() いよ、まってました
スケールのでかい男のドラマを
晴れやかな感じで、歌われてます。 ペンギンゲロォ
このCDはペンギンゲロォできたりできるのでおすすめです
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クリエーターは「鳥羽一郎」「泉椿魚」「吉田旺」「穂積淳」「星野哲郎」「内館牧子」「新本創子」「仁井谷俊也」「里村龍一」「津島一郎」「田村和男」です。 この商品を買った人は他にも「-北島三郎芸道45周年記念-北島三郎ツインベスト」、「小林旭 ゴールデン☆ベスト」、「10周年記念~オリジナルベストセレクション」、「村田英雄全曲集」、「演歌名曲コレクション7~あばよ・きよしのソーラン節~」、などにも興味を持っています。 NHK大河ドラマ 毛利元就 完全版 DVD-BOX 第壱集
レビュー ![]() 西国切っての大大名「毛利元就」に事実上、初めて光を当てた作品といってよい。
元就は確かに謀略の人でしたが、そんな彼を所謂「乱世の梟雄(きょうゆう)」と呼ぶ声を聞かないのは、彼が信賞必罰をはっきりとさせたこと。
「三本の矢」(創作らしいが)の教えに喩えられるように身内の団結を重視したこと。 統率力に優れ、文武両道だったことなどに起因するようですね。 それにしてもドラマの元就は「いいひと」すぎですが。 信長がやっと尾張を統一した頃にすでに毛利は中国地方を平定していたのだから、一気に京都へ上洛して中央を押さえれば良かったのだが。 元就の「天下を望んではならない」という遺言も孫の輝元がその器ではないという判断からだったのかもしれないが、代わりの九州侵攻も四国侵攻も中途半端。 そのうちに、足利義昭に頼られて信長と戦わなければならないことに。やはり完全な安定期に入っていない時期の「天下を望むな」は領土拡大すらも否定することに繋がり、毛利家を守りの姿勢に入らせてしまったのではないか。 (その守りすらも結局、関ヶ原の戦いでの賭けが裏目に出て、周防・長門の二カ国に大減俸となってしまったわけだが) そんな毛利家を何とか存続させたのは元就の三男・小早川隆景の功績が大と思う。 というか隆景が家督を継いでいれば展開かなり違うでしょう。 隆景を称えた「父に似ずして父以上」は誇張ではないです。 朝鮮出兵で明軍の猛攻に追い詰められた秀吉軍の危機を、湿地帯に敵を誘い込んで打ち破るなど、父・元就と共に数々の戦いをくぐり抜けてきた隆景は戦の達人であって、秀吉以外で徳川家康を別格とすれば、人物といい経験といい貫禄といい対抗できそうなのは黒田如水くらい。しかも親秀吉派であって信義にも厚いとくれば、隆景を失ったことは豊臣政権にとっても大きな痛手だったことでしょう。 今でも1番好きな大河です
皆様も書かれていますが、敵などの俳優さんの演技がすばらしい。
緒形拳さんの訃報を聞いたとき、この作品の重要人物であり緒形さんが演じられていた「尼子経久」の死にっぷりを思い出しました。 数々の戦場を戦い抜いた元就の最大の敵であり戦の師匠とも言える武将は 「鬼をやり尽くしたわ」と静かに、そして激しく「前のめり」で死んでいきます。 まさに「前のめり」で亡くなられた緒形さんにあまりに重なって… そんな激しい側面と裏腹に毛利家での場面は「ホームドラマ」。 経久譲りの謀略で戦う「鬼の知将」元就は毛利家では「しおしお」とぼやくオッサンでした。 彼の周りの明るい女性達に囲まれながら皆を護るために戦場では鬼になる元就。 そのコントラストも素晴らしかったです。 08年大河ドラマ「篤姫」に出演されている俳優さんも沢山登場します。 私の中の、ある「金字塔的」作品
これは、私(女)の感想です。確か、放映当時、高校生でした。大河ファンといえども歴史には詳しくありません。ただ、この「毛利元就」は、何故か好きです。戦国の世を、顔も知らない、明日の命の保証も未来もワカラナイのに、知らない相手に嫁いでいくんです。しかも、オモシロイのは、相手が恐ろしく情けない相手で家格の低い相手だった(笑)。ま、その人が、毛利元就(男)。で、主人公なのですが、原作では名もない彼の妻→"おかた";美伊が主人公です。彼女が元就の妻になります。もう10年近く経ってしまったけれど、富田靖子さん演じる美伊の方は、本当に生き生きとして、可愛らしい…!楽天的であれども、シオシオと情けない夫に、「ああ、情けない!」ではなく、何と言うかと思えば、「時の流れはチロリ。あっという間…。殿、もう勝ったようなものにござります!」と、言うんです!(驚き!!)後は、妻の役目で踏ん張り、夫と二人三脚で生きて行くのでした。正直、元就の愚痴には、辟易もするけれど、それも私には魅力的に映った。何にしても、彼はちゃんと外では頑張って、妻の元へ帰って来る。妻を無二の相手としている。一国一城を目指すのではない。ただ戦国の世を生き抜くだけ。私は大河のまつと千代と並んで、美伊もとても好きだ。
内容はいいのですが...
毛利元就の中村橋之助さん、インパクトが弱すぎです。緒方さんがいるだけに...
よけいにめだつ!すいません。正直に記載しております。 何と言っても緒方拳!
できのいい部分と悪いところがある大河ドラマ。
序盤は緒方拳演じる尼子経久と、大内家の当主を演じる細川俊之のカッコいいオジサマ二人が主役の橋之助元就を食ってしまっている。 少年時代をV6の森田剛の顔に精悍さがあるために、橋ノ助に変わった途端に間の抜けたような顔に感じられるし、いくら「ぼやきの元就」で2大勢力にはさまれてるからといって、あれだけぼやかれるとちょっと主役としての魅力に欠ける。 元就の父の側室で、元就の母である正室が死んだ後、母親代わりを務めた側室・杉の方役の松坂慶子は、フジの連ドラ「マザー&ラバー」の母親役同様、妙に年甲斐もなく若ぶってるような演技で見ていて痛い。 天竺に行きたいと思ってたら、特に病気になったわけでもないのにいきなり死亡ってそれはないだろう。 富田靖子の美伊の方(元就の妻)は新妻のようなかわいさや初々しさを感じてよかったが、子供が成長してる姿に比べて年をとってる感じがぜんぜんしないのはいかがなものか。 また、これら奥方衆とその侍女の会話はほとんどしょうもないもので、話の腰を折ってるように感じられた。(早送りで飛ばしてた) 緒方拳の尼子経久は、「ガンダム」でいうところのアムロにとってのランバラルのような存在として描かれている。 自分の死さえも謀略に使い、死を公表するよう言い残し、敵を出雲におびき出して「出雲から一兵たりとも生かして帰すな」というあたり、戦争屋というか戦馬鹿ぶりを感じさせてよい。 本作では「謀多きが勝ち、少なきは負ける」という名台詞を経久が言うが、これは元就が残した遺訓状にある言葉である。 そうしたことから察するに、ドラマでは元就は経久から「戦国の世に生きる男の有り様」を学んだということなのだろう。 (史実ではそういった経久への畏敬の念などはあったのだろうか)
NHK大河ドラマ 毛利元就 完全版 DVD-BOX 第壱集を見てみる
クリエーターは「中村橋之助」「富田靖子」「松坂慶子」「上川隆也」「松重豊」「恵俊彰」「永井路子」「内館牧子」です。 この商品を買った人は他にも「NHK大河ドラマ 毛利元就 完全版 DVD-BOX 第弐集」、「毛利元就 [DVD]」、「NHK大河ドラマ 太平記 完全版 第壱集 [DVD]」、「NHK大河ドラマ 葵 徳川三代 完全版 第壱集 [DVD]」、「NHK大河ドラマ 葵 徳川三代 完全版 第弐集 [DVD]」、などにも興味を持っています。 愛されるために、ここにいる [DVD]
レビュー ![]() しみじみといい映画です
竹内まりやの「恋の嵐」が原作−−というのは嘘ですが、あの歌詞に沿ったように物語が進行する。
登場人物それぞれの人生がしっかりと描かれていて、切なく、身につまされる。決してきれいごとではない。だからこそラストシーンが美しい。 間違っても『シャル・ウィ・ダンス』と比べてはいけない。あれはあれ、これはこれ。ぼくはこっちのほうが好き。 *タイトルでかなり損をしている。原題直訳らしいが、配給元はもっと頭を使ってほしい。 un tres bon drame humain
Un film humain sur les relations difficiles avec un pere possessif, a plus de 50 ans. Patrick Chenais est tres juste dans ce role de huissier, a la fois intransigeant mais sensible.
間がなんともいえません
地味な恋愛映画と言ってしまえばそれまでって感じですが、私は三度続けて見てしまいました。感情の揺れを独特の間で丁寧に描いていると思います。アルゼンチンタンゴの調べがすばらしく効果的です。アルゼンチンタンゴは深い悲しみと苦悩を表現した音楽です。内に秘めて言葉にならない押さえきれなくなりそうな二人の気持ち、フランソワーズとクロードの表情がなんともいえないですね。ダンスにはセックスを越えた不思議な力があります!フランソワーズとクロードのラストの踊りは説明不要ですね。お薦めの一品です。
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クリエーターは「ステファヌ・ブリゼ」「パトリック・シェネ.アンヌ・コンシニ.ジョルジュ・ウィルソン」です。 この商品を買った人は他にも「12タンゴ/ブエノスアイレスへの往復切符 [DVD]」、「親密すぎるうちあけ話 [DVD]」、「地上5センチの恋心 [DVD]」、「ぼくの大切なともだち (完全受注5,000本限定生産) [DVD]」、「シェフと素顔と、おいしい時間 [DVD]」、などにも興味を持っています。 夏服の少女たち [DVD]
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クリエーターは「濱田真帆」「藤重すみれ」「大目弘美」「百瀬義行」「内館牧子」です。 この商品を買った人は他にも「ヒロシマに一番電車が走った [DVD]」、「はだしのゲン [DVD]」、「夕凪の街 桜の国 [DVD]」、「野坂昭如 戦争童話集 「忘れてはイケナイ物語り」(3) [DVD]」、「野坂昭如 戦争童話集 「忘れてはイケナイ物語り」(1) [DVD]」、などにも興味を持っています。 年下の男 1 [VHS]
レビュー ![]() 内館節、炸裂
私は海外に住んでいるので、2003年1月から3月までの放送時にリアルタイムで毎週見ていたわけではなく、今回の帰国で、家人が撮っておいてくれたビデオで見ました。という訳で、全11回を1日かけて一気に見終わったのですが、密度の濃さは、そんじょそこらの連ドラの2倍、いやそれ以上。第5話まででのところで、いやあ、ごちそうさま、という感じなのですが、それからが始まりなのですよねー。盛り上げるところは盛り上げて、うまいところに落とす内館節。私の中ではこれが最高傑作です。シリアスなテーマだけれど、ところどころ笑いのツボを外さず、私は、何度「そんなわけねぇだろ」「オイオイ」「あちゃー」と画面に叫んだことか。でも、あのラストシーンでは、思わず涙を流してしまいました。私の見た録画!にはところどころ欠損があるので、発売されたら即購入して、また思い出したときに浸りたいです。皆さんもぜひどうぞ。
きょうもいい塩梅 (文春文庫)
レビュー ![]() 素晴らしいエッセイ。
これは名エッセイ。
内舘牧子といえば、そのやや特異な風貌(失礼)と、朝青龍問題に代表される横綱審議委員会での舌鋒鋭さが有名であるが、優秀な脚本家であるとともに、優れたエッセイストであることを再確認した。 「アイスキャンデー」や「パン」に代表されるような、いわゆる「有識者の社会常識」に真っ向から反論する威勢の良さは、横審委員そのままであるが、同時にそこには、男社会とそこに生きるものたちを完全には否定しない、繊細かつ穏やかな視線も併せ持つ。 「好きだと思った。こういう食べ方を、そしてこういう食べ方をする男たちを、私は本当に好きだと思った(カレーライス)」 こんな一文が、個人的にはたまらなく好き。 「茄子」や「ビール」「鰻」なんかも良いな。 藤原正彦の解説もまた、素晴らしい。 人生捨てたものじゃないよという言葉が聞こえてくる。
久しぶりに充実感を感じるエッセイーを読んだ。著者の本質をついた発言は時々新聞などで拝見し好感を持つことが多かったが、このエッセーはアタリだ。結婚適齢期をチョイ過ぎ女性の微妙なこころを素晴らしく描いているが、それまでも肥やしにしてたくみに人生を切り開いていく著者の生き方がとても心地よい。人生捨てたものじゃないよという言葉が聞こえてくる感じだ。
きょうもいい塩梅 (文春文庫)を見てみる
クリエーターは「内館 牧子」です。 この商品を買った人は他にも「女は三角 男は四角 (小学館文庫)」、「夢を叶える夢を見た (幻冬舎文庫)」、「男は謀略 女は知略 (小学館文庫)」、「憎いものが好き (小学館文庫)」、「なめないでね、わたしのこと (幻冬舎文庫)」、などにも興味を持っています。 女はなぜ土俵にあがれないのか (幻冬舎新書)
レビュー ![]() 内館氏の研究の成果を著す良書
内館氏は幼少の頃から大相撲が好きで横審にまでなられたことはつとに有名です。その内館氏が大学に入って相撲の歴史の研究の成果を纏めて上梓したのが本書です。
内館氏は女人禁制を破るのは反対の立場だというのは周知のことと思います。それを、男女平等に反するとして女も土俵に上げさせろというのが女の議員達です。その婦人議員達は女同士でグループを作り女性の為に何かをしようという議員が多く、何でも女性の味方でそうするのが当然という女性にだけ票を入れられたような感じのする政治家ですが、このような人達に比べ内館氏の様な同性に疎まれても異性の尊重すべきは尊重するという姿勢です。こういった人こそ真の男女平等の出来る人で、今の婦人議員らは女尊男卑主義者と思われても仕方ありません。これからの時代内館氏のようなタイプの方が多く現れると社会が成熟すると思います。 尚本書は女はなぜ土俵にあがれないのかという題ですが、それ以外にも相撲通でも初めてしるような相撲の歴史が著述してあり、改めて伝統文化としての相撲を知ることが出来ると思います。 相撲界の現状を浮き彫りにする
土俵に女が上がるべきではない背景を,多角的に考察した修士論文の再編集。
いろいろな人の説を,羅列的に並べただけで,著者の考察の軸が,歴史にあるのか,社会学的にあるのか,文化/社会人類学的にあるのかがぼやけたままなものの,著者自身の問題意識がハッキリしているので,ひとつのまとまりは確保されている。ただ,習俗や世論の形成についての一般概念の理解があまりに浅く,意義ある議論にまでは到達できていない。と,このように,まさに修士論文のレベルで,研究としては三流のレベルを超えない。 が,しかし,それでもなお本書が読まれる価値が十二分にあるのは,この程度の論にさえ,相撲協会はまともに同意も反論もできないだけしか自らのあり方を考究してこなかったことを,露呈させるからであり,著者は横綱審議委員としてきわめて重要な仕事を果たしたといえよう。 とはいえ,人文学の素養ある者が本著者の意志を受けて,一生を賭けて相撲を本格的研究対象としたくなるような魅力が,今の大相撲界にあるかといえば疑問である。相撲ファンとしては,本書がきっかけとなって,大相撲研究にかすかな灯火でも点らんことを願わずにはいられない。 そんな意味でとても重要な一冊。さすがに読みやすい。 伝統とグローバル・スタンダード
現在ある相撲の形がどのように形成されたかを述べた著書です。
恐らく力士たちでも知らないと思え、角界関係者及び力士の方々は 一度読んでみることをお勧めします。 土俵にあがれる状態とは、どういうものであるかが分っていれば、 力士の仕事が何であるか、また何をあげてはいけないのか、 いつだったら誰でもあがれるのか全てハッキリします。 内館さんは、女性があがれないのではないと言っています。 不正をしたり、クール・ビズ姿の男性政治家も本来あがってはいけない。 土俵に神が降臨する期間、土俵上は結界となるため、 制限や規則が生じるからです。 力士たちは、そのルールを守ったうえで土俵にあがっている。 読んでいると「グローバル・スタンダード」や「差別」といった意識は、 伝統や地域限定の突起した特異性をつぶし、 ブルドーザーのように平たくならしている部分があるように感じます。 合格しないとこの門をくぐってはいけない 優勝しないとこの台にあがってはいけない そんな制限を人は日常的に受け入れて守っている。 人が守るからこそ、そこは神聖な場所ともなり、結界となりうる。 力士が土俵を守っているのではなく、全ての人が守るルールのうえで、 土俵は神聖なものになるのです。 男でも女でも、本場所の土俵には上がってみたいのでは。
女性初の横綱審議委員である内館牧子氏が日経新聞の夕刊に連載されていた相撲に関する随筆は感心させられるものだった。特に「その通り」と膝を叩いたのはクールビズ姿での総理大臣杯授与を行った官房副長官と相撲協会批判であった。横綱審議委員という立場から協会寄りの発言をされるのかと思いきや、一刀両断のもとに両者を切り捨てた意見は見事であった。その氏の考えがまとまったものを読んでみたいと思っていたので、本書を見たときには迷わず手にした。
クールビズも問題であったが、その前に物議を醸し出したのは女性の官房長官や大阪府知事が優勝力士の表彰式において土俵に上がる、上がらないということで揉めたことである。 ふと、そういえばと考えてみれば、何故、女性が土俵に上がってはいけないのか、その理由はまったくわからなかったし、知らなかった。世間一般でいえば、「女はご不浄もの」ということで片付けてこられたが、男から人が生まれたとは聞いたことも無く、ご不浄といわれる女から生まれた男もご不浄ものである。 さすれば、土俵に女が上がる、上がらないという問題の論点は別のところにあるのではと思い到る。 優勝力士に優勝杯、友好杯、自治体や企業からの賞品が延々と授与される様がテレビでも放映されるが、かつてパンアメリカン航空極東支配人は外人でありながら紋付き袴、ときには開催場所の方言で表彰状を読み上げて観客を沸かせたものだった。なごやかなものであり、稚気に富むものであった。 推論だが、女性が土俵に上がって優勝杯を渡したいというのはある意味、稚気ではないかと思える。男ですら、一度は本場所の土俵に立って、神妙な面持ちの力士と同等の目線からほんの少し優位に立って杯を授けたいと思う。男性優位社会において力量を発揮した女も男に勝ちたいとか、より優位に立ちたいというよりも本音は茶目っ気から「やってみたい」と思える。 内館氏は東北大学の大学院で相撲についての研究をされてきたが、その研究の成果の披露にも似た内容が出ている。女と土俵という話題性のある読み始めから徐々に徐々に読み応えのある内容にと変化しており、最終的には自身の考えを述べられているのは論文の結を読んでいるかの如きだったが、感情的にならず、差別と区別を解った上で協会への苦言を呈されたのは良かった。 確かに、表彰式は内館氏が言うところの土俵の結界を解いてから行うべきだろう。そうすれば、聖も俗も関係はなくなり、クールビズだろうが女性だろうが、問題を起こした人物だろうが関係なく土俵にあがることはできる。これは名案と思うが、果たして相撲協会はどう考えるだろうか。 知らないことを知るのは楽しいです
週刊誌の連載で著者が楽しそうに東北大学の大学院で学んでいる様子を、いいものだなぁと読んではいましたが、その研究の中身は
「土俵に女は上がれないことの学問的裏づけをする」 以外は知りませんでした。 本書はその修士論文の内容を平易に解説したものです。 読んで驚きました。 主義主張の本ではありません。 相撲の成り立ちと神とのかかわりを始めに解き明かします。 それから、大相撲成立後の相撲の元締めたちの「ビジネスセンス」が解き明かされます。 読んでいて、「相撲ってやるじゃん」と驚きました。 そこから、女性がなぜ関わってこれなかったのかに言及します。 伝統を愛しながら、男女の不平等を無視しないことはとても難しいことです。 著者は男のみで成り立ってきた相撲の世界を愛しています。 その上で女性が土俵に上れないのはおかしいと言う異議申し立てに反発します。 けれども、神事、伝統の一点張りで女性が土俵に上がれないとする相撲協会の反論にも納得しません。 どのように双方の距離は詰められるのか、わくわくしながら読みました。 最後に著者は着地点を見出すことが出来ました。 その提案は、相撲協会も検討するに値するのではないでしょうか? 組織に、組織外の熱心なファンが参加することっていいですよね。 相撲協会の未来に幸あれ。
女はなぜ土俵にあがれないのか (幻冬舎新書)を見てみる
クリエーターは「内館 牧子」です。 この商品を買った人は他にも「力士の世界 (文春新書 603)」、「力士はなぜ四股を踏むのか?―大相撲の「なぜ?」がすべてわかる本。」、「お帰りなさい朝青龍」、「大相撲の経済学 (ちくま文庫)」、「横綱の品格 (ベースボール・マガジン社新書)」、などにも興味を持っています。 |