憲法解釈の論点
レビュー ![]() これから法律を勉強したい方にぜひ
ほとんどの大学で憲法を最初に教えることが多いかと思いますが,本書は憲法以外の法律を知らなくても難無く読めるように記述されていますのでこれから法律を勉強してみようという方にオススメしたい一冊です。
憲法で問題となる論点や重要な判例もほぼカバーされており,かつ表現もはっきりとしているので,無駄に分厚い予備校本を読むよりも,本書を一通り読んでから判例学習をするなり,より詳細に書かれた体系書を読むなりして学習した方が抽象的でつかみどころのない論点もしっかり理解することが出来ると思います。 文体に注意
内容や構成は良いとしても、文章が読みにくい可能性がある。そのため5ページ2段落の一部を引用する。
また、民事法と刑事法を区別したり(それは民事裁判と刑事裁判の区別に対応している)、法を公法(憲法や行政法)と私法(民法や商法)とに区別したりすることもできる(なお、権利も公権と私権に分けられる)。 とにかく、括弧書きがこれでもかと多用されている。基本的な専門用語を知らない場合には役立つであろうが、知っていると逆にいらいらしてくる。 薄い割りに的確な内容で読みやすい
指示語を使った後の書き方が非常に簡潔で読みやすい。
高校生程度の現代文の素養があれば十分読める程度で書かれている。 つらつらと長い文が続く学術書の書き方がほとんどなく、それでいて 岩波の芦部憲法ほどの曖昧な書き方もほとんど無いので、憲法の初学、 または各種試験の最初の教科書としても使いやすい。 薄さのわりに、地方自治までカヴァーされているので、 使い勝手は良い方だと思います。 法律の条文は略されているので、 ポケット六法などと一緒に読むといいでしょう。 ちなみに、はしがきは「憲法のことをマジに考えることが必要である」や 「チョー大切である」などといった文体なので不安を誘いますが、中身は普通の文章ですのでご安心を。
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