兵士たちの連合赤軍
レビュー ![]() 意外と明るい赤軍派
連合赤軍を扱ったものは、どうしても全体の雰囲気が暗くなりがちだと思いますが、
この本に関しては何か大学のサークル活動について語っているかのような、不思議な 明るさがあります。 一方では壮絶なリンチ事件について克明に記されており、そのギャップが問題の深さを 表しているような気がしました。 永田著「十六の墓標」坂口著「あさま山荘1972」とは違い、赤軍派側から連合赤軍事件に 至るまでの過程が書かれていますので、新しい発見もあります。 文章力もあり、読みやすいので長いのも気にならないと思います。 流れに飲まれるということ
著者の植垣氏は、連合赤軍事件の当事者として『地獄』を経験することとなった。しかし、そのきっかけはほんの偶然であった、ということがよくわかる。
たまたまの出会いが人の人生を変えていく。時代の影響もあるとは思うが、彼らと普通に生活している僕たちとの違いは、初発の時点ではそれほど大きなものではない。
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クリエーターは「植垣 康博」です。 この商品を買った人は他にも「あさま山荘1972〈上〉」、「「あさま山荘」篭城―無期懲役囚・吉野雅邦ノート (祥伝社文庫)」、「続 あさま山荘1972」、「あさま山荘1972〈下〉」、「十六の墓標 上―炎と死の青春」、などにも興味を持っています。 兵士たちの連合赤軍
レビュー ![]() THE MURDER MYSTERY
今日の日本で共産主義なり社会主義なりを掲げる運動がほとんど支持を失った理由として、革命の大義のために敵であれ味方であれ人間の命を意図的に奪ひ理論的にもそれを正当化するといった非情さにみんなの嫌気がさしたといふ面は小さくなかったはずだ。たとへそこには偽善や保身がふくまれてゐるとしても、この臆病で「やさしい」感覚をこれからも大切にしたい。
1971-72年の連合赤軍における仲間殺しは凄惨をきはめた。たとへば立花隆氏の本を通じて知られる革共同の内ゲバさへもが、相対的には、明るく感じられてくるほどだ。本書は、筆者の生ひ立ちから書き起こされ、群馬県の榛名・迦葉山ベースで12名のメンバーの死亡にいたる過程が克明に記述されてゐる。鈴木邦男氏が「あとがき」で絶賛してゐるとほりに、ぐいぐい読ませてくれる。ただし、筆者があくまでも事件の当事者であるといふことには注意しなければならない。特別な予備知識をもたずに本書を読む人は、「あいつが元凶だ」といふ印象をある人物について抱くにちがひない。ここにおいて、本書はミステリーとしての相貌を呈するのである。
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クリエーターは「植垣 康博」です。 この商品を買った人は他にも「十六の墓標 下―炎と死の青春」、「「あさま山荘」篭城―無期懲役囚・吉野雅邦ノート (祥伝社文庫)」、「あさま山荘1972〈下〉」、「十六の墓標 上―炎と死の青春」、「続 あさま山荘1972」、などにも興味を持っています。 |