映画はこうしてつくられる
レビュー ![]() 脱表現論の映画論
序論のタイトル「表現論からプロデュース論へ」が本書の意義を端的に言い表している。
映画論の多くが、表現論、表象論に偏っている。 奇妙なことに、大衆の娯楽だったはずの映画を語る本の多くが教養主義的で難解なもので 素人が簡単に手を出せない雰囲気がそこにはあったように思う。 映画を製作、プロデュースしてきた人たちへのインタビューを中心に構成されていて それぞれ興味深い。だが、それよりも研究者である編者3人それぞれの視点や展望が 1章(伊藤)、3章(小林)、5章(公野)といった要所要所で示されている点がよかった。 1章では、いわゆる「撮影所」というシステムが崩壊した1980年代以降の日本映画史が概観される。 3章は、著者自身の生活史から出発しキャラクターという視点から映画を捉えなおしている。 5章では、インタビューから得られた知見を総括して、 現在の映画産業が抱える問題点を整理している。 プロデューサーだけでなく、一技術者たちの実践も拾ってほしかった点や 現場の知見の理論化・モデル化をもっと進めてほしかった点などはあるとしても、 映画を語る言葉が難解な表象論と現場の経験談(多くが自慢話)に二極化しているなか 本書は大学の研究と現場の知見を架橋しようと試みた意欲作として位置づけられると思う。 全然お話になりませんはっきりいって思考の程度が浅く、文章も読みにくく、なんじゃこりゃ!?
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クリエーターは「伊藤 孝一」「小林 義寛」「公野 勉」です。 この商品を買った人は他にも「メディア社会―現代を読み解く視点 (岩波新書)」、「偽りの民主主義 GHQ・映画・歌舞伎の戦後秘史」、「映画の瞬き―映像編集という仕事」、「Screenplay: The Foundations of Screenwriting」、「日本映画、崩壊―邦画バブルはこうして終わる」、などにも興味を持っています。 |