世説新語 (新書漢文大系)
レビュー ![]() 魏晋頃のエピソード集
『世説新語』は、後漢から魏晋、南北朝あたりまでの、中国の歴史的人物のエピソードが集められた書物である。中でも『三国志演義』が元ネタにしたと思われるエピソードの数々は、コアな三国志ファンにはうってつけだろう。例えば揚修の「鶏肋」の話や曹植が七歩で詩を作る話などは、この『世説新語』に収録されているのである。
ちなみに本書は『世説新語』の書き下し文と現代語訳のみ、しかも抄録である。本書を読んで興味を持った向きは「新釈漢文大系」の『世説新語』に進むと良いあろう。
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レビュー ![]() 素人にも気軽に読めます
日頃、中国古典にはあまり馴染みが無いので、用語の使い方に自信がありませんが、とりあえず、唐の時代の短編小説集という感じです。「本文」(書き下し文)と「解釈」(日本語訳)が交互に載せてあるという形式です。私は殆ど「解釈」の部分だけを読んでいますが、大変読みやすいです。短編ということもあって、気軽に読めて面白いです。「本文」は書き下し文のほかに本来の漢文も載せて欲しかった気もしますが、ページ数のことなど考慮すると、これでいいのでしょう。
もともと「邯鄲夢の枕」という言葉の由来である『枕中記』が読みたくて購入したのですが、やはり「オリジナル」を読むと、辞書やマニュアル本での紹介は微妙に違っていた、ことなどが判り、「読んでよかった」と思います。次に人から訊かれたときには、自信を持ってストーリーを説明できそうです。また芥川龍之介の『杜子春』の原作である『杜子春伝』、中島敦の『山月記』の原作である『人虎伝』なども収録されていて大変興味深く、「お買い得感」がありました。
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