オルフ:カルミナ・ブラーナ
そう、ここにあるのは、映画『エクスカリバー』のなかで、あるいはHBO(ケーブル・テレビ会社)の『ボクシング・スペシャル』のバックグラウンド・ミュージックとして、そのほか何兆億という場所で、はじめて聴いたときから耳について離れない合唱曲といったたぐいの民俗音楽である。それとは違うものといえば、明らかにこの曲からインスピレーションを得た映画『オーメン』の音楽である。ラテン語で歌う合唱をフューチャーした音楽作品はすべて同じというわけではないのだ(事実、ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」はこのカルミナ・ブラーナよりも「オーメン」にずっと近い)。オルフは実際にはたくさんの曲を書いているが、ここには“一発屋”の作曲家として名を知られているのももっともだと思わせる一例がある。なぜなら音楽的にも大衆受けの点でもぐっとくる魅力がなにもないからだ。この演奏は作曲家自身がお墨付きを与えており、それだけでも推奨に値する。(David Hurwitz, Amazon.com) レビュー ![]() この曲は矢張りこれが‥
最近よく耳にしますね色々と。カルミナ・プラーナはドイツの修道院に残っていた古い写本が元でした。酒や女や艶っぽい戯れ歌が沢山あった。それらを土台にして復古主義のオルフが作曲。風通しのよい巧みなオーケストレーション、各楽器が良く鳴り響く強烈な世俗カンタータ。吹奏楽編曲も幾つか出てきてる面白い曲。このヨッフム盤は激烈の定番ですが何故かベルリンドイツオペラって、最近DVD化されたカラヤン/ベルリンのベト9でもそうだがウィーン学友協会を凌ぐ名演と一部で話題となっている。この合唱団って矢張り凄いのか。それとヨッフムで近時手に入ったモンテベルディの聖母マリアの夕べの祈り‥50年初期のモノラルで若干荒削り乍ら此れも印象深いもの(合唱団はウエストミンスター)、合唱曲が得意なのかな。カルミナは続編、カトゥーリカルミナもあって人気絶大。因みに写本の方を演奏している名盤(優秀録音盤)としてクレマンシック指揮/クレマンシックコンソートとヨクラトレス・ウプサリエンシスの2枚在りご参考まで。
BRAVO!! 最高のカルミナ これに勝る演奏なし
長い間、カルミナの名盤は、小澤征爾指揮、合唱は我が国が誇る晋友会合唱団の名演奏が最高だと信じて疑わなかったのです。沢山のCDを聴いてきましたが、聴けば聴くほど、それは確信になっていたのですが・・・・、このオイゲン・ヨッフム盤を聴くまでは。
名盤の誉れは耳にしていました。ただ、ブルックナーの権威とカール・オルフの取り合わせは如何に、と思っていたのが間違いでした。また1967年10月収録という今から40年前の演奏を越えられないというのも解せなかったこともあるのですが。 演奏のダイナミックさ、合唱、ソリスト、オーケストラ、そして演奏解釈、どれもが卓越しています。録音の心配も入りません。演奏の素晴らしさが全てを上回っています。 特に第24曲の「ああ、こよなく美しいものよ」から終曲「運命の女神よ、世界の王妃よ」への接続する時の緊張感、怒涛のような合唱、そして圧倒的な音圧。聴く度に、大げさな表現ではなく、身震いし、鳥肌が立ちます。まさしく、異次元に連れていかれるような強烈な印象を与えてくれました。ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団の凄まじいまでの迫力に圧倒されました。破綻寸前とも言える合唱ですが、それが見事な表現となって押し寄せてきます。人間の持つ原始の力がスピーカーを超えて伝わってくるのです。 ヨッフム64歳と言う円熟期の収録で、巨匠と呼ばれた意味を実感した思いです。バリトン・ソロのフィッシャー=ディースカウは、42歳・全盛期の歌唱です。巧いのは当たり前ですが、このような難しい役柄を、リート歌唱とは全く違う幅広い表現力で示してくれました。ヤノヴィッツもいいですね。第23曲のカデンツァでの美しさと最高音ハイDの素晴らしさは一聴に値します。シュトルツェも難しい曲に対して見事な怪演振りを披露していました。 超えられないのか?
最近では「おお、運の女神よ」はテレビでも冒頭部分はよく耳にしますので、ポピュラーな曲の範疇に入るのでしょうか?後に続くどの曲も全て楽しく飽きさせることなく全曲が聴けてしまう名曲ですね。私が初めてこの曲をCDで聴いたのはレヴァイン/シカゴ響版でした。当初は充分満足して聞いておりました。しかし、名盤とされるのはこのヨッフムのだと友人や雑誌から聞き知らされました。とはいえ、1967年の録音だからこういうダイナミックレンジの大きい曲はどうなのかな?と半信半疑で購入しました。聞き始めるとそういった疑念は吹き飛びました。確かに古い録音ですのでテノールが歪んだりしているところはあるのですが、「おお、運の女神よ」からして、レヴァイン版のとは全く違う衝撃を受けたのを記憶しております。荘厳に響く冒頭。子音が強調されて聞こえてくるコーラスですが、それがこれからこの音楽の世界に誘いますよと主張している様で、聴いている部屋ごと雰囲気を変えてくれます。私は後にティーレマン版を購入してみましたが、この効果を他の演奏では出せていないのです。
決して録音自体は悪い出来栄えではなく、この時代としては優良な部類だと思いますので、古さだけでこのヨッフム版を敬遠されている方がいらっしゃったらそれは勿体ない話です。 しかしながら、録音から40年も経過しているのですから、方向性を異にせず、これを超える最新録音の名盤といえるものが出てきて欲しいものです。無理なのかなぁ? 才気煥発、豊かな音楽の豊穣を表現して、これは空前絶後の名演っすね!
フィッシャー=ディースカウ(バリトン)の表現力の多彩なこと。シュトルツェ(テノール)のファルセット・ヴォイスのユニークなこと。ヤノヴィッツ(ソプラノ)のみずみずしい声と歌い回しの美しかったこと。
彼ら独唱陣も見事でしたが、ヴァルター・ハーゲン=グロル指揮するベルリン・ドイツ・オペラ合唱団のダイナミック、力感みなぎる合唱の素晴らしさには、もう脱帽するしかなかったです。実に生き生きとした、変幻自在なコーラスの活力たるや、圧倒的でした。凄かったなあ。 さらに、ヨッフム指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団の爽快、パンチの利いたオーケストラの威力がバツグンで、こりゃもう、快哉の声を上げるしかないっすね。恐れ入谷の鬼子母神、てなもんです(笑) 全56分の音楽の何という愉悦、何という痛快さ、そして何というダイナミズム! 十三世紀から十四世紀にかけて、匿名の流浪僧や吟遊詩人たちの歌と詩を集めた写本を編纂した歌集『カルミナ・ブラーナ』に、天啓と言えるほどの衝撃を受けた作曲家のあふれんばかりの感興が、かき立てられた創作意欲が、全編にみなぎっている合唱音楽の至宝。その才気煥発、豊かな音楽の豊穣を表現して、これは空前絶後の名演ではないでしょうか。 余談ですが、この音楽の魅力を語ったエッセイに、村田喜代子の「カルミナ・ブラーナの日」(『異界飛行』所収)があります。本CDのわくわくと心弾む名演を聴けば、そのエッセイの文章が、すとんと胸に落ちることでしょう。 1967年に録音されたので、音質が...
私は音楽のエキスパートではありませんが、1967年に録音されたこのバージョンは、やはり音質に限界があるように思えます。しかし、カンタータということもあり、ソプラノ・オペラ・合唱団のレベルは高いものと思われます。指揮者もクセが無いので、聴いていて違和感が無いです。小澤征爾&日本のアマチュア合唱団「晋友会」のバージョンの購入も考えましたが、結局これにしました。ちなみに、小澤征爾版はこれまで聴いた事が無いので、ぜひ次回は彼のバージョンを購入したいと思います。
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クリエーターは「ヨッフム(オイゲン)」「ヤノヴィッツ(グンドゥラ)」「シュトルツェ(ゲルハルト)」「フィッシャー=ディースカウ(ディートリヒ)」「シェーネベルク少年合唱団」「ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団」「オルフ」「ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団」です。 この商品を買った人は他にも「オルフ:カルミナ・ブラーナ」、「オルフ:カルミナ・ブラーナ」、「カルミナ・ブラーナ [DVD]」、「オルフ:カルミナ・ブラーナ」、「ヴェルディ:レクイエム&テ・デウム」、などにも興味を持っています。 レスピーギ:ローマ三部作
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クリエーターは「小澤征爾」「レスピーギ」「ボストン交響楽団」です。 この商品を買った人は他にも「レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア」、「OGTー184 レスピーギ 交響詩 ローマの松 (Edizioni Ricordi miniature scores)」、「OGTー185 レスピーギ 交響詩 ローマの祭り (Edizioni Ricordi miniature scores)」、「ファリャ:三角帽子」、「ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲」、などにも興味を持っています。 ドヴォルザーク:交響曲第5番
レビュー ![]() お手のもの?チェコ出身の巨匠、ラファエル・クーベリックによる 同郷ドヴォルザークの一枚。 ベルリン・フィルの交響曲5番も素晴らしいが、 手兵バイエルン放送交響楽団による 三部作《自然と人生と愛》は、 とてもパワフルで聞き応えがある。
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クリエーターは「クーベリック(ラファエル)」「ドヴォルザーク」「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」「バイエルン放送交響楽団」です。 この商品を買った人は他にも「ドヴォルザーク:交響曲第6番」、「ドヴォルザーク:交響曲第3番&4番」、「ドヴォルザーク:交響曲第1番」、「ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章」、「シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番」、などにも興味を持っています。 劇団四季 昭和の歴史三部作 DVD-BOX
レビュー ![]() 作品としての素晴らしさは勿論、映像として提供することに敬意
かつて『戦争を知らない子供達』という歌がありましたが、劇団四季によるオリジナルミュージカル『昭和の三部作』はそうした戦後世代へ戦争の時代を生きてきた人達からの“平和への祈り”が込められた作品群です。日本人として生まれながら中国人として生きねばならなかった歌姫−李香蘭、日本と中国の戦争をやめさせようとして奔走し異国の土となった九重秀隆、そして彼を支え続けた宋愛玲、自らが収容所の職員として捕虜に接しながらも決して虐待もせず人間として扱ったものの戦後BC級戦犯として裁かれる運命を静かに受け入れた保科勲。何れも歴史の波に弄ばれた人物達です。彼らの思いは決して声高ではありません。戦争と向き合った自らの姿を静かに、けれど2度と自らと同じ運命に生きる人々を生み出してはならないと語りかけてきます。ですからこの作品はある意味で遠くなりつつある戦争の記憶を風化させることなく次のそしてそのまた次の世代へと語り継いでほしいとの切実な願いが込められています。実際に劇場でこの作品群に接する時、開演前と終演後では観客の若者達の顔が違って見えることも確かです。時に涙している彼らの表情は悲しみだけを湛えているのではなく自らがこれから背負っていく重い宿題に自らの答えを出そうとしているように見受けられるのは私の錯覚でしょうか。映画は同じ映像をそのまま再現することができますが、演劇それもミュージカルは究極のライブでもあり2度と同じシチュエーションはありません。その意味で今回、劇団四季が自らの作品を劇場に足を運ぶことの困難な方々に映像として提供することは賞賛に値する決断です。自宅でこの作品を御覧になったら今度は実際に劇場でこれらの作品の素晴らしさを味わって頂きたいと思います。
今年全部劇場で観ました
今年全部劇場で観ました。生で観るのには適わないとは思い
ますが、でもDVD買います。 単純に戦争反対をうったえかけるものではなくて、3つとも それぞれの主題があってどれも文化的・芸術的な作品です。 歴史・時代背景や主人公の置かれた状況だけでなく、「これ が主題だ」と単純に言葉・活字で表現できない人の感情の部 分をよく表現できています。 「自分があの登場人物の立場だったら・・・」といろいろな登場 人物の立場になってみたり、DVDで繰り返し観れるのはありが たい。 主題を意識しなくても役者が舞台に立つまでの努力を考える と買う価値はあります。 (四季は作品主義なので要らないレビューかも知れないですが・・・。) いろんな意味で勉強になる
太平洋戦争を題材にしたドラマや映画は数あるけれど、ミュージカルとなるとほとんどない。そんな中、劇団四季ミュージカルの昭和三部作は、四季を熟知している人もそうじゃない人も、いろんな意味で勉強になります。勿論、生の舞台が一番臨場感がありますが、自宅でじっくり観るのもいいと思います。キャッツやオペラ座の怪人などとは全く違う感動を味わえます。オススメです。
ついにDVD発売!
劇団四季の昭和の歴史三部作の中で初めて観たのは「異国の丘」です。
当時、劇団四季にハマり始めた頃で、近くで上演される作品は一通り観てたので「異国の丘」もチケットを買ったのですが、正直「CATSとかに比べると日本が舞台だし、暗そうだし、説教臭いだけだろうし・・・でもファンとしては観ておくべきか」と、とっても失礼な理由でチケットをとったのですが、観劇した後で、その不安は間違いだったと分かりました。 戦争を扱っているので暗い話ではありますが、一方的な考えを押し付けるわけではなく、話もしっかりしていて、観終わった後は深い感動を得る事ができました。加藤敬二さんによるダンス・シーンもしっかりあります。 浅利慶太さんは、教材として押し付ける作品ではなく、娯楽作品として成立させる事によって戦争の悲惨さをより多くの方に伝えたいと思われたのではないでしょうか。 その後「南十字星」は観劇しましたが、何故か「李香蘭」だけはタイミングが合わず観劇できてないので、今回のDVD発売はとても楽しみです。 これから他の作品も続々リリースされるようなので(海外作品は版権の問題で難しそうですが)コレクションしていきたいと思います! ようやく出ます・・・。
劇団四季初のDVD発売です。
特に、昭和の歴史三部作は、戦争の悲惨さというより、戦争に関わった人たちを通して、人間の過ちを次世代に伝えると言う意味合いが強いです。 中国、シベリア、インドネシアと舞台は様々ですが、そこに居ざるを得なかった日本人の悲哀をミュージカルに編んだ浅利慶太の代表作です。 若い人に是非観て貰いたい作品です。
劇団四季 昭和の歴史三部作 DVD-BOXを見てみる
クリエーターは「劇団四季」です。 この商品を買った人は他にも「ミュージカル「ウィキッド」劇団四季版」、「ノートルダムの鐘 ― オリジナル・サウンドトラック (日本語版)」、「Mamma Mia! [The Movie Soundtrack]」、「ノートルダムの鐘 [DVD]」、「ミュージカル“エビータ”劇団四季オリジナル・キャスト盤(スタジオ録音)」、などにも興味を持っています。 シスターL 三部作 [DVD]
レビュー ![]() ほんまほんま 懐かしいよ
けど M女でここまでM女の雰囲気出してる女って見たことないかもしてへんな。 末次富士子も当時すごいとは思ったんやけど 眼がMしてるんはやっぱり菊池えりやな。
奴隷花も好きやけど 菊池えり単体やったらこれしかないで。これ越えられてるDVDどれだけある?ハードなだけやろ? 購入しました
タイトルをみて20数年前にこの作品をレンタルしたことを思い出しさっそく購入しました 当時の菊池えりは清楚な感じで内容の過激さとのギャップが衝撃的でした
シスターL 三部作 [DVD]を見てみる
クリエーターは「菊池えり」です。 この商品を買った人は他にも「奴隷花 [DVD]」、「RUBBER BABY 菊池えり [DVD]」、「菊池エリ総集編4時間 [DVD]」、「DECADE 菊池えり [DVD]」、「The Best of No.1 菊池エリ Deluxe [DVD]」、などにも興味を持っています。 大林宣彦DVDコレクションBOX 第壱集 《新・尾道三部作》
レビュー ![]() できれば・・・
「ふたり」は、デラックス版(1枚組)ではなく、海外版も収録されているプレミアム版(2枚組)にして欲しかった。
できれば編集が違うNHK放送版もDVD化して欲しい。 既発売商品のBOX化なので無理ですが、「とんでろ、じいちゃん」のエンディングの曲が初期版(広島先行上映版?)と現行版では違うので両方収録したものが欲しいですね。
大林宣彦DVDコレクションBOX 第壱集 《新・尾道三部作》を見てみる
クリエーターは「大林宣彦」「石田ひかり」「小林桂樹」「高橋かおり」です。 この商品を買った人は他にも「大林宣彦DVDコレクションBOX 第弐集 《青春の想ひ出》」、「大林宣彦DVDコレクションBOX 第参集 《映画の架け橋》」、「転校生 さよなら あなた 特別版 [DVD]」、「転校生 [DVD]」、「廃市 デラックス版 [DVD]」、などにも興味を持っています。 燃える瞳の奥に (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) (ザ・ミステリ・コレクション)
燃える瞳の奥に (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) (ザ・ミステリ・コレクション)を見てみる
クリエーターは「ルーシー・モンロー」「小林 さゆり」です。 この商品を買った人は他にも「約束が永遠へとかわる夜 (ヴィレッジブックス)」、「キス・キス・キス 土曜日はタキシードに恋して (ヴィレッジブックス)」、「黒き影に抱かれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) (ザ・ミステリ・コレクション)」、「ハイランダーと魔法の乙女 (オーロラブックス) (オーロラブックス)」、「その愛に守られて(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) (ザ・ミステリ・コレクション)」、などにも興味を持っています。 新選組三部作 新選組遺聞 (中公文庫)
レビュー ![]() 才子・伊東甲子太郎の和歌が読める
子母澤寛が当時を知る翁達に聞いた遺文集なので、全体的なまとまりのある書では無いが事実という事もあり面白い。だが新選組に興味があるか少しでも知っていないとあまり楽しめないかもしれない。個人的には近藤や土方や生き残った斉藤一や永倉新八など後のメディアで何度も取上げられる様な人よりも殺された清河八郎や伊東甲子太郎(どちらも土方一派の暗殺みたいだけど、二人とも剣の達人であったとは言え何か殺し方が卑怯なのです)などの死ぬには早すぎた惜しむべき才子に肩入れしたい偏向があるので、その伊東甲子太郎兄弟の記述が多い所が気に入りました。またこの中には伊藤甲子太郎が残した和歌が12ページにも渡って収録されている。他の見所は佐久間象山の息子の話や原田左之助の話、近藤の最後と遺族の動向も詳しい。芹沢鴨暗殺を側で立ち会うはめになったその借家の女房の話も生生しい。また、土方と並ぶ実力者だった副長・山南敬助の切腹前の山南に惚れていた島原の女・明里の涙や病で療養中の沖田総司を見舞う姉や兄の兄姉団欒が微笑ましく、また沖田を置いて旅立つ日に訪れた近藤の涙、沖田の涙などにはホロリとさせられる。また近藤の剣「虎徹」に関する記述も面白いですよ(斉藤一が夜店で買ってきたのをもらった説とか)。
リアルさがワクワクさせる。
「八木為三郎老人の壬生ばなし」という段落で、昭和3年11月15日に子母澤寛が八木家の跡取りの八木為三郎氏に思い出話を聞いた話がかなりの頁割かれている。ワクワクしてしまう。それぞれの人物の人となりが思い出として語られているのが不思議な気がする。新選組ワールドの摩訶不思議な魅力は、かなりの遺物が残っていることと関係者が明治になっても生き残り思い出を語っていることから、断片的なジグソウパズルを自分で組み立てているような気になる点ではないかと思う。話は脱線するが、この間、八木家に久しぶりに行った。通るだけでドキドキする。不思議な雰囲気の場所である。(関係ないけれど、饅頭と抹茶を無理強いするのはやめて欲しい)
興味深い
実際に新選組を目の当たりにした者にしか分からない描写が、ここにはある。芹沢鴨の暗殺当夜の様子、その後の処理。池田屋事件、そして近藤勇の最期。墓から遺体を掘り出し故郷へ運ぶさまは、悲壮感が漂う。つかの間の華やかさ。それと対照的な末路。これがわずか百数十年前の出来事なのだ。残された家族などのその後も興味深かった。どんな境遇になっても、家族は決して新選組のことを忘れることはなかったと思う。家族としての悲劇が、そこにはあったのではないだろうか。
素顔の新撰組に近づくために
小説とは違った、新選組隊士の素顔に迫れます。
私のお勧めは、象山の忰です。 といっても、象山の息子に興味があったのではなく、「土方と沖田が2人で碁をうっていた」というところから、 鬼と恐れられた彼等も非番の時には、仲良く遊んでたのだな、とか 「”鈍いのが本当じゃねぇか。何だ。何だ。そのざまは。”と沖田が大口をあいて笑った」などというくだりを読むと、 勇の屍を掘る
当事者に聞いて書き留めたものなので、
静かな迫力があります。 私には、「勇の屍を掘る」が印象的でした。 映画やドラマではとりあげられない場面ですが 肉親達の愛情に涙しました。 小説とはちがう、淡々とした描写が 「事実はこうだったのか」と思わせます。
新選組三部作 新選組遺聞 (中公文庫)を見てみる
クリエーターは「子母沢 寛」です。 この商品を買った人は他にも「新選組物語―新選組三部作 (中公文庫)」、「新選組始末記 (中公文庫)」、「新撰組顛末記」、「新選組100話 (中公文庫)」、「新選組全隊士徹底ガイド (河出文庫)」、などにも興味を持っています。 新選組物語―新選組三部作 (中公文庫)
レビュー ![]() 遺聞と物語
「新撰組遺聞」とかぶる話もあるが、とても面白く読めます。女絡みの、まあいつの世でも起こりうる話も当然ながら多く、個人的には「かしく女郎」がお気に入り。また隊士絶命記など隊内の粛清の話が多く、山南敬介からは死に際に「九尾の狐」と言われ、隊士達からも「役者の様な面相に似合わず底意地の悪い」と言わしめた、こう言ってしまえば身も蓋も無いが全篇通じて副長・土方歳三の厭らしさが浮き出ています。厭らしいと言っても当時の隊士にとっては今の常識で考えれば些細な事でも切腹・打ち首となるのだからたまったものでは無かっただろう。「流山の朝」は遺聞では無く、小説だと思うがここでは近藤が土方と離れて初めて本当の自分に戻った、ほっとしたみたいな事を描写しているが作者の子母澤寛も土方に対しては思う所があったのだろう。司馬遼太郎はこのどちらかと言うと嫌な奴と評判の土方の人物像を「燃えよ剣」で根っからの武士で無い為、より武士としての厳格さを信念としただとか、組織作りの見本みたいな形でフォローしつつ、現在の社会人も指南とすべきヒーローとして描きあげた。もし榎本の様に生き延び、土方が壮絶な最後を遂げていなければ、人々の印象は冷酷非情な嫌な奴で終わっていたかもしれないが、男前であったのも手伝ってか今の土方像は女性にも大人気の英雄である。本当の人間性は当時、実際に接した人で無いと分らないだろうけどね。
新選組!!
「新選組始末記」「新選組遺聞」「新選組物語」に書かれたエピソードのほかに、数多くのエピソードがあっただろう。だが、今となってはそれを語る人もいない。それらは歴史の中に埋もれてしまった。私たちはただ、過ぎ去った時の向こうに思いをはせるしかない。
近藤勇は真の武士を目指した。彼は最期のときまで武士だったのだろうか?自分が農民のときを思い出すことはなかったのだろうか? 幕末から明治、日本が大きく変わったとき、新選組があったことをいつまでも忘れない。 吉村貫一郎
隊士絶命記の中に吉村貫一郎の最期もかかれています。
新選組については、物語で読んだことはありましたが、 隊士本人や、周囲の人物からの聞き書きは、 やはり独特の迫力があります。 納得 新撰組!
幕末動乱期の結果的に敗者に見られている新撰組の史実と裏側にあるドラマが
下手な小説より、面白いドキュメントであった。
新選組物語―新選組三部作 (中公文庫)を見てみる
クリエーターは「子母沢 寛」です。 この商品を買った人は他にも「新選組三部作 新選組遺聞 (中公文庫)」、「新選組始末記 (中公文庫)」、「新撰組顛末記」、「新選組100話 (中公文庫)」、「新選組全隊士徹底ガイド (河出文庫)」、などにも興味を持っています。 英雄伝説 5 海の檻歌 XP DVD-ROM版
レビュー ![]() 巡業の旅から世界を救う冒険へ
英雄伝説ガガーブ三部作の3作目、つまり最終章となる物語です。
このゲームをプレイする前に前作、前々作をプレイしておく事を強く推奨しておきます。 この物語を通して他の作品で出てきた謎や人物関係などが明らかになる反面、プレイしていないと元のネタが理解できないので正直全く楽しめません。 お話の雰囲気は白き魔女に似ていて、序盤はほのぼのとした展開ですが、後半からシリアスになって行きます。 主人公フォルトは元々田舎の港町に住む平凡な少年でしたがマクべイン一座として旅に出ることになります。 幼馴染のウーナ、そしてフォルトの祖父であり座長のマクべイン、ペットの老犬ジャンの3人と1匹で巡業の傍ら、伝説の音楽家レオーネが残した「共鳴石」を求めて世界中を回る事になります。 ストーリーはまあ良いとして、問題は戦闘システムですね。 ハッキリ言ってガガーブ三部作で唯一気に入らなかった点がここです。終始イライラさせられっぱなしでした。 とにかくキャラクターのAIの出来が悪すぎます。中途半端にリアルタイムバトルにこだわったせいでその影響がモロに出てしまうんですね。 こんな出来なら普通のコマンドバトルの方がよっぽど良いです。 甘めに採点してストーリーに高い点数をつけたのですがシステムが全くダメなので星3つにさせてもらいました。 シナリオが普通だったら星2ですね。 織り交ざる思い
序盤の進行は、朱紅い雫と比べるとテンポが悪く爽快感がないので退屈かもしれません。共鳴石をそんなに集めるの!?と考えると余計にしんどいのですが、結局、結構早く集まるのでしばらく続けてみてください。
英雄伝説シリーズは年表の順では4->5->3なので、3からプレイすると最期を最初に見るわけです。3の白き魔女は悲しみの物語で、万人に薦められないと思っていました。しかし、この海の檻歌によって、なぜ白き魔女が悲しみの物語になってしまったのかが判ります。皮肉にも海の檻歌は未来に向けた希望の物語です。だからプレイし終わったときには、希望を素直に希望と感じられなくて、こんな複雑な気持ちになるとは思っていませんでした(これはほめ言葉です)。そんなわけで白き魔女とセットでプレイしないと、作品価値が半減してしまいます。 なお、朱紅い雫とは登場人物に共通項がありますが、基本的にはお互いを知らなくても問題ありません。 XP対応シリーズだからDVD-ROM版を選ぼう
XP対応シリーズの製品仕様を知った上でDVD-ROM版を選んでいるあなたには何も言いません。
どちらを買おうか迷っているあなたに一言。CD-ROM版は音声が22kHzに制限されていますよ。 CD-ROM版 英雄伝説は白き魔女 赤い雫 海の檻歌とガガーブシリーズ三部作なのでほかの作品もプレイすることをオススメします。 素晴らしいが
英雄伝説シリーズの世界観がより広いスケールと素晴らしい音楽で感動の嵐と言いたいのだが、エンディングをもう少し変化をもたせてほしかったかも。
素晴らしいが
ゲームシステムは申し分なく、ファルコム独自の素晴らしい音楽と、世界観が感動を呼ぶストーリーだが、もう少しエンディングアニメーションに力を入れてほしかったかな?感があり、次回作に期待したいところ。
英雄伝説 5 海の檻歌 XP CD-ROM版
レビュー ![]() 巡業の旅から世界を救う冒険へ
英雄伝説ガガーブ三部作の3作目、つまり最終章となる物語です。
このゲームをプレイする前に前作、前々作をプレイしておく事を強く推奨しておきます。 この物語を通して他の作品で出てきた謎や人物関係などが明らかになる反面、プレイしていないと元のネタが理解できないので正直全く楽しめません。 お話の雰囲気は白き魔女に似ていて、序盤はほのぼのとした展開ですが、後半からシリアスになって行きます。 主人公フォルトは元々田舎の港町に住む平凡な少年でしたがマクべイン一座として旅に出ることになります。 幼馴染のウーナ、そしてフォルトの祖父であり座長のマクべイン、ペットの老犬ジャンの3人と1匹で巡業の傍ら、伝説の音楽家レオーネが残した「共鳴石」を求めて世界中を回る事になります。 ストーリーはまあ良いとして、問題は戦闘システムですね。 ハッキリ言ってガガーブ三部作で唯一気に入らなかった点がここです。終始イライラさせられっぱなしでした。 とにかくキャラクターのAIの出来が悪すぎます。中途半端にリアルタイムバトルにこだわったせいでその影響がモロに出てしまうんですね。 こんな出来なら普通のコマンドバトルの方がよっぽど良いです。 甘めに採点してストーリーに高い点数をつけたのですがシステムが全くダメなので星3つにさせてもらいました。 シナリオが普通だったら星2ですね。 ファルコムのXP対応シリーズには要注意
そもそもWindows95/98で発売されていて、XP対応版はWindows95/98/Me/2000/XPをサポートしたものです。
値段も下がって非常にお買い得になりました。 しかし注目するべきは、CD-ROM版とDVD-ROM版の音声仕様の違いです。 CD-ROM版 この商品を見ている方はぜひともDVD-ROM版の方も検討してみてはいかがでしょうか
英雄伝説 5 海の檻歌 ブルーパッケージ
レビュー ![]() 巡業の旅から世界を救う冒険へ
英雄伝説ガガーブ三部作の3作目、つまり最終章となる物語です。
このゲームをプレイする前に前作、前々作をプレイしておく事を強く推奨しておきます。 この物語を通して他の作品で出てきた謎や人物関係などが明らかになる反面、プレイしていないと元のネタが理解できないので正直全く楽しめません。 お話の雰囲気は白き魔女に似ていて、序盤はほのぼのとした展開ですが、後半からシリアスになって行きます。 主人公フォルトは元々田舎の港町に住む平凡な少年でしたがマクべイン一座として旅に出ることになります。 幼馴染のウーナ、そしてフォルトの祖父であり座長のマクべイン、ペットの老犬ジャンの3人と1匹で巡業の傍ら、伝説の音楽家レオーネが残した「共鳴石」を求めて世界中を回る事になります。 ストーリーはまあ良いとして、問題は戦闘システムですね。 ハッキリ言ってガガーブ三部作で唯一気に入らなかった点がここです。終始イライラさせられっぱなしでした。 とにかくキャラクターのAIの出来が悪すぎます。中途半端にリアルタイムバトルにこだわったせいでその影響がモロに出てしまうんですね。 こんな出来なら普通のコマンドバトルの方がよっぽど良いです。 甘めに採点してストーリーに高い点数をつけたのですがシステムが全くダメなので星3つにさせてもらいました。 シナリオが普通だったら星2ですね。
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