ベートーヴェン : ピアノ協奏曲全集
レビュー ![]() 今でも愛聴盤です!
アシュケナージの2度目のピアノ協奏曲全集! ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を購入しようと決めた時に、テクニックが素晴らしいこと、指揮者との解釈に問題がないこと、そしてベートーヴェンの音楽を深いところまで理解しているか?以上を検討した結果、アシュケナージ・メータ盤に決めることにした‥!この選択は良かったと私は思っている。アシュケナージは歌う箇所では美しく歌い、「皇帝」の激しいダイナミックスでも力負けしていない!メータの指揮は意外に主張が強く(ショルティよりも‥!)彼独特の濃厚な表情付けが所々、うるさく感じたがアシュケナージの手際良く、それでいて全体的な統一感のある清潔感溢れる明るい響きにより、違和感もあまりなく気持ち良く全5曲聴くことが出来た!特に3番、4番はメータの指揮も良く、素晴らしい名演奏になった! 惜しむらくは「皇帝」が少しまとまり過ぎてスケールが小さくなっており残念だ‥。美しい演奏だが、曲の性格からしても、もう少しハメを外してもイイ様に感じる‥。 メータの指揮が私には濃厚過ぎて違和感が少しあるので1つ星減点‥アシュケナージは美しく解釈も同じ作曲家のピアノソナタと同様にスキがなく万全に近い名演奏だと思います。多くの方に今でも推薦できる名盤です!(次点は内田光子、ザンデルリンク盤!スケールも大きく、内田のピアノも繊細で美しい!)
デリケートでストロングそしてインテリジェンス
本当にピアノの上手い人だと思う。
練習の虫だったと聞いているが、かなりの深部に至るまでベートーヴェンを理解しているピアニストだと思う。特に後期ベートーヴェンのピアノ解釈ではナンバー・1なのではないだろうか。 その意味でこの全集に「6のパガデル」が付け足してあるのはとてもイイ。 肝心の協奏曲はベートーヴェンのピアノ協奏曲でも最高峰の一つだと言っていいだろう。だだし個人的には私はメータの押しの強い指揮ぶりには少し閉口するのだが・・・・・ しかし、そのメータの男性的なダイナミックな表現にもアシュケナージの力強い演奏は一歩も退くことなく、これを征し、且つデリケートな部分にいたってはこれほどまでに美しくベートーヴェンを歌い上げることが可能なのかと感動させられてしまう。 もう一人の名ピアニストにマウリィツオ・ポリーニがおりベートーヴェンの協奏曲演奏では君臨しているが、これは好対照のライバルであり、どちらが上とかそういう次元ではなく、この性格のまったく異なる二人のどちらもが真のベートーヴェンを表現し得ていると私は思う。 昔、ある大作曲家が自分の作品が二つの楽団でかなり違った解釈で演奏されたのを聴いたそうだが、その作曲家は「どちらも良ろしい。」と言ったそうだ。 レコード・アカデミー大賞を獲得したアルバムとのことですが、そのような肩書きはもはやいらないでしょう。
ベートーヴェン : ピアノ協奏曲全集を見てみる
クリエーターは「アシュケナージ(ウラジミール)」「ベートーヴェン」「メータ(ズービン)」「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」です。 この商品を買った人は他にも「ベートーヴェン:交響曲全集」、「ベートーヴェン:7大ピアノソナタ集」、「チャイコフスキー:交響曲全集」、「ベートーヴェン:交響曲全集」、「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調」、などにも興味を持っています。 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
きびきびと精力的で、情に流されない。幾分早めのテンポできりりと引き締まった辛口な演奏。それでいて粗いところはいささかもない。隙なく丁寧に設計され、バランスの良い、フォルムのきっちり整った演奏である。ちょっと聴いただけでは、そっけなく誇張もないが、よく聴くならば、安心して音楽に身を任せられるし、繰り返し聴くほどに味わいが深まる。特に弦楽セクションの立体的なアンサンブル、切れ味はさすが老舗ゲヴァントハウスの味。ドイツの正統派ピアニストと最古のオーケストラとの組み合わせといっても古臭い印象は皆無で、むしろ清新で鮮やかな音楽となっている。 第1番はパリッと歯切れ良いリズム感。曲のフォルムをしっかりと守りつつ、堅牢な音楽を構築している。第3番はじわり抑制した表情の中にあふれんばかりの情念を秘めている。ペダリングは控えめ。この引き締まり感がもっとも成功しているのは、第2番とヴァイオリン協奏曲のピアノ編曲版。第1楽章のベートーヴェン自身によるティンパニが加わったカデンツァはすさまじい迫力で、ベートーヴェン好きなら、一度は聴いておかなくてはならないほど斬新で眼を見張るようなシロモノである。第2楽章から第3楽章のブリッジに設けられたカデンツァもまったく耳新しいものだし、第3楽章のカデンツァも再びティンパニが登場する。安定した演奏と斬新な発見の両方を兼ね備えた名盤と言えるだろう。(林田直樹) レビュー ![]() ドイツ音楽の真髄〜オピッツのベートーヴェン:ピアノ協奏曲
オピッツのこだわりようは凄いものがある。それは、なかなか知られていないベートーヴェン自身が編曲したOp.61のあの名曲ヴァイオリン協奏曲の編曲版の収録である。さすがに、この曲はヴァイオリンだろうと思って聴いてみると、ピアノ協奏曲として見事に成立しているから驚きである。それ以外にもオピッツによる推進力溢れる5曲の傑作たちは素晴らしい。全体的にテンポ設定は早めで、これはベートーヴェンが意図していたものに近いように思う。それでいて、粗い印象はなくむしろ洗練された語り口で曲を進めて行くところに関心させられる。ピアニズムの確かさは言うまでもないが、音色の美しさなど筆舌に尽くしがたい。輸入版で3枚セットとして発売されているほかに日本語版もあるようである。まさにベートーヴェンの核心、真髄を見事に味わわせてくれる名盤である。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集を見てみる
クリエーターは「オピッツ(ゲルハルト)」「ベートーヴェン」「ヤノフスキ(マレク)」「ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団」です。 この商品を買った人は他にも「ブラームス:ピアノ協奏曲全集」、「ブラームス:ソロ・ピアノ作品全集」、「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ(全曲)」、「ベートーヴェン : ピアノ協奏曲全集」、「チャイコフスキー:交響曲第1番,第2番,第3番」、などにも興味を持っています。 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
グレン・グールドとレナード・バーンステインは、人を魅了する堂々たる華やかさと広範なレトリックを協奏曲第3番にもたらしたが、これらの特質はもっと抒情的な第4番には不利に働く。グールドのよく動く指は、最初の2つの協奏曲の外楽章(アウター・ムーヴメント)を通じて、かなり機械的に勢いよく跳びまわり、そして彼はずばぬけた才能をもつ気難し屋の探究心をもって「皇帝」を詳細に吟味する。リマスターされた20ビットのサウンドはすばらしい。(Jed Distler, Amazon.com) レビュー ![]() バッハ以外のグールドの名演(7)・最高のベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集
グールドは本格的なオーケストラと共演して、耳タコの有名曲を弾いても、独自の解釈をもって曲に臨み、特に玉をころがすような弱音に代表される自己の美学に背くことなく、天才ぶりを発揮したのがこの作品。グールドだけが目立つ訳ではなく、グールドの演奏に引っ張られるかのように、オーケストラと指揮者(バーンスタイン、ストコフスキー等)の奮闘も賞賛に値する。57年から66年にかけての古い録音で、1番古い第2番はモノラルだが、ハンディを感じさせない。1番最後の録音が第5番「皇帝」でこれぞ名演中の名演。音質はさすがに全5曲の中で最高。全体を通して評価しても、本作を凌ぐピアノ協奏曲全集を私は耳にしたことがない。バッハに次いで多くの曲を録音したベートーヴェンへのグールドのリスペクトが感じられる魅力あふれる作品だ。
ある意味最もおもしろいピアノ協奏曲全集では
グールドが最も初期に全集を完成させたのは多くの人の予想に反して『ベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集』だった。それはピアノ協奏曲第2番 Op.19、1957年4月9-11日 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ(グールドの3枚目のアルバム)で始まり、グールド24枚目のストコフスキーとの『皇帝』(1966年3月1・4日、ニューヨーク、マンハッタン・センターで録音)で完結してしまう。何よりもグールドはその全集の完成を急いだ、とも取れる。
グールドの録音順はグールドの興味の順とも言える。多くの反対を押し切って最初に録音したゴールドベルグ変奏曲はその典型だろう。つまりグールドはどのピアニストよりもこの5曲のコンチェルトにアイデアを持っていたということになる。その顕著な例が第1番のカデンツァだろう。グールドはそこで自作のカデンツァを披露している。おそらくは誰一人、今後このカデンツァの輝きを上回れないだろう。 情熱とアイデアに満ちたこれほど面白い全集が他にあるだろうか。知ったかぶりして何の冒険もなく弾く多くのピアニストの無能さをこの全集を聴くたびに感じるのだ。 新鮮でした。
グールドの演奏は叙情に流れないところが好きです。乾いたタッチでありながら不思議な深みがある。エモーショナルな演奏家の演奏ばかりを聴いてきた私には耳から鱗でした。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集を見てみる
クリエーターは「ベートーヴェン」「ゴルシュマン(ウラディミール)」「バーンスタイン(レナード)」「ストコフスキー(レオポルド)」「コロンビア交響楽団」「ニューヨーク・フィルハーモニック」「アメリカ交響楽団」「グールド(グレン)」です。 この商品を買った人は他にも「ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ集 I」、「ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ集 II」、「バッハ:P協奏曲第1&2&3&4&5&7番」、「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」、「ベートーヴェン : リスト編・ピアノによる 「田園」(全曲)」、などにも興味を持っています。 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 [DVD]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 [DVD]を見てみる
クリエーターは「ツィマーマン(クリスティアン)」「ベートーヴェン」「バーンスタイン(レナード)」「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」です。 この商品を買った人は他にも「ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番 [DVD]」、「ツィマーマン・プレイズ・ショパン&シューべルト [DVD]」、「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番&第5番」、「リスト:ピアノ協奏曲第1&2番」、「ブラームス:ピアノ協奏曲第2番」、などにも興味を持っています。 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 [DVD]
レビュー ![]() ピアニスト・アシュケナージの貴重な映像
アシュケナージのピアニストとしての映像は、これが初出ではないかと思います。指揮者としての映像は、オクタヴィア・レコードから出ていますし、NHKから放映されてもいます。1974年の春、彼が36歳の時、チャイコフスキー・国際コンクール優勝からほぼ10年後に録画されたものです。BBCが放送用に、ベートーベン・ピアノ協奏曲全曲演奏会を企画し、ロンドン・フェスティバルホールで行われた演奏会の全録画です。
あの鮮烈で、珠玉のような音色がつぐみ出される様子を、目の当たりに出来る魅力的なDVDです。当時のアシュケナージの眼光鋭い顔の表情に、今の温顔と比べ、一驚します。強い打鍵の際の逞しさ、歌うようなパッセージの際の自分が奏でる音の粒に魅入るような様子、その緊張感のルツボの中に、見るものを引き込んでいきます。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 [DVD]を見てみる
クリエーターは「アシュケナージ(ヴラディーミル)」「ベートーヴェン」「ハイティンク(ベルナルト)」「ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団」です。 この商品を買った人は他にも「アート・オブ・ピアノ-20世紀の偉大なピアニストたち- [DVD]」、「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調」、「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 [DVD]」、「ベートーヴェン:ピアノソナタ第1番~第3番」、「ブラームス:交響曲全集 [DVD]」、などにも興味を持っています。 |