ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第16番・第17番・第18番のページは 1 / 14ページ 次のページ カテゴリ絞込み
ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集
レビュー ![]() 言葉に表すのは難しい…
ベートーヴェンのピアノソナタといえば、この演奏がなければ始まらない。まあ、基本というやつですね。美しいとか素晴らしいとか、そんな言葉はいりません。音楽の本質を露にした演奏には、言葉なんか邪魔なだけだ。一曲ごとにみていけば、これよりも素晴らしい演奏はある。(例えばハイドシェックの「テンペスト」や、CD化されていないが「告別」など)そんなこととは関わりなくこの全集は永遠ともいえる存在である。
永遠の指針となりうる名盤
このソナタ全集を買ってから大分過ぎましたが、おかげで、レコードライフが豊なものになりました。演奏の出来にムラがないので、他のピアニストがCDや演奏会で弾いているものと比較してみても楽しいし、バックハウスはどういう風に弾いているんだろう?という、一種の基準が生まれました(ただ、24番のテレーゼ・ソナタは、どうにも納得できない演奏でしたが…)。
ベーゼンドルファーという、癖のあるピアノでの全集だったので、購入の時に大分迷いましたが、バックハウスはこのピアノの音の魅力を十分に引き出して、そこいらのピアニストがスタインウェイで弾いたものよりも良い音になっていて、全然気になりませんでした。音質も、マスタリングが変わったという効果が驚くほど出ているとは思いませんが、なかなか良い音質で楽しめると思います。 テクニック的には、すでに時代が経ってしまった感もある気がしますが、みなぎるような精神性を感じとることができる点で、この番の右にでるものはないでしょう。フォルテシモもときに驚愕するものもあれば、しっとりと歌わせるピアニッシモもたまりません。 バレンボイム、グルダ、ブレンデル…等の巨匠を始め、数多くの素晴らしいピアニストの全集があるなかでも、確固たる地位を占めているといっても過言ではない永遠の名盤といえると思います。どうしてもグルダが好き!とかでなければ、迷わずにこれをお勧めしたいです。 新全集には新全集の良さが……
手元にあるのはLPなので、CDの音はわからないことをあらかじめおことわりしておきます。
バックハウスの演奏の特徴の一つが、ベーゼンドルファーの持ち味を生かした深々としたウォームな音色にあるように思う。そしてデッカのステレオ録音は、バックハウスの音を良くとらえている。 バックハウスは旧モノラル全集の方を聴くべきです
既に下記レヴュアー(三浦候史郎氏)が記されているように、僕もバックハウスのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集は旧盤(50〜54年、モノラル録音)が断然の名盤だと思います。
更に僕の考えを付け加えると、三浦氏は新旧両録音に聞くバックハウスの技術レベルは大差がないと言われていますが、僕にはなかなかその差は大きいと聴こえます。特に打鍵のインパクトの違いは歴然として、新盤は録音がいい分、その衰えた打鍵による汚い和音が少々堪え難いとさえ思うときが少なくないのです。 しかし、新盤にも旧盤にない聞き所はあります。旧盤はいずれも凝縮力に優れた演奏で聞かせるのに対して、新盤は技術的制約はあるもののスケールの大きさで芸術性をカバーしています。よって、第15、18、21、24、28番などは、旧盤に劣らず備えておいても無駄ではありません。 追伸:バックハウスのベートーヴェン演奏には、旧モノラル盤全集以外に、「カーネギーホール・コンサート、1954」という大名盤があります。ここには、スタジオ録音と違ったライブにおける即興性溢れたバックハウスの姿を聞く事ができます。特に、第32番は空前絶後の大名演と言って、言いすぎる事はないと思います。 旧盤をおすすめ
〜バックハウスは2度のベートーベン・ピアノソナタ全曲録音を行っている。1度目は1950年から1954年にかけてバックハウス66歳から70歳のモノーラル録音。2度目は1958年から彼の死の年1969年にかけて74歳から85歳までのステレオ録音である。ただし《ハンマークラヴィーア》だけは彼の死による録音の中断のため旧録音しか残っていない。
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レビュー ![]() 「グールドの中で、もっとも好きかもしれない」の巻
ハイドンの後期ソナタも、ブラームスもいいけど、このCD(2枚目)におさめられているベートーベンピアノソナタの「16」「17」「18」(というよりも作品31−1、2、3)はとてもいい。
「16」の出だし、彼独特の玉が転がっていくようなタッチと、音質、速度感が見事だし、気持ちがいい。「17」はテンペストとして有名な楽曲だけれど、多くのテンペスト演奏の中でも、彼のこの演奏はもっとも聴きやすく、何度でも聴ける、優れたものだ。 ベートーベンのピアノソナタ弾きとしては、グルダがベストだと思っているけど、グールドのこれも、違った意味で最上のもののひとつ。 長調、短調、長調という曲の流れも、明るく始まり、テンペストを味わって、朗らかな「17」で終わるので、心地よく聴いていける。たぶんグールドもこのことを意識して、この3つのソナタを分離せずに1枚に入れたのだろう(最初のアナログ盤でもそうなっていた。このアナログ盤のジャケットは、嵐の中の帆船がコラージュで表現され、とても良かった)。3つのソナタの9つの楽章は、どれも味わい深く、現代的で、輝いている。 「田園」の発見。
驚いたのは第15番「田園」でした。テンポのとりかた、アーティキュレーションの多用、アクセントのおきかたはかなり独特で、聴く人が聞けばもったいぶったてらいの多い演奏になるかもしれません(グールド作品の中でもかなり曲芸的かも)。でも、たぶん、ポップスですね、この解釈は。印象的なフレーズをことさら印象的なサビのように念をおす演奏は、後でそらんじられるほどわかりやすくなっていると思います。うーん、バカラックスタイルってとこかぁ。
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