ステラ
レビュー ![]() 滑稽で心安らぐドラマ、プリズンホテルに最適。
松本明子作詞、吉田拓郎作曲 テレビ朝日系で放映された浅田次郎原作のドラマ「プリズンホテル」の主題歌。 声量が足りず、やはり彼女は普段の話し声のほうが魅力的だと改めて感じる。
しかし、プリズン〜のテーマ曲として聴くならば、抜群の仕上がり。日本社会の吹き溜まりで起こる、治外法権的な悲喜劇を優しく包み込むのだ。入れ墨、ツッパリ、窓際族やリストラも、そして仮釈放もみんながんばって生きていこう!! ドラマでは原作の偏屈な主人公を女性に代えて松本明子自身が主役でしたが、これも面白かった。 2曲目の「LastWords」は新人アイドルを連想させる歌詞内容で、彼女のはかない夢が感じられ思わず笑ってしまう(失礼!)。 こころが優しくなる
ふと聞きたくなる曲です。
ひとりで過ごす週末の暖かい午後にこころを癒してくれる・・・。 どうしても松本明子と言うイメージで曲を見がちですが、 是非チャンスがあれば聞いてみてください。 彼女のフルアルバムが待ち遠しいです。
エレジー(哀歌)
レビュー ![]() 絶縁マイ友に贈られてぇ〜ぇぇぃ…
絶縁MAXだった旧友に今日、何故か突然送りつけられた一枚っす!「エレジー」は渋さも微漂いな、他のレビュァ〜の方も仰られてるっすが、いつもの海援隊とちょっと違う感が、逆にシミジミィ〜に沁みる佳曲っすねぇ〜ぇぇぃ…でもやっぱサイコッ!なのはカップられの2曲目「友、遠方より来る」っす!確か数年前、鉄矢も出演の電話会社(電気会社?)のCMでかかってた気、微弱するんすが、CMで流れまくりな過去持つとか、そんな事関係ねぇねぇ!な名曲っす!春にIts All Too Match!な暖かぁ〜なポップスで、鉄矢独特のユゥモァ〜も微漂っててタイトル曲軽く越えたサイコッ!感っす!なんか自分ら世代おっさんへのエェ〜ルも混じりMAXで、若ぇ俺的でも微パワー貰いまくり、ありがと鉄矢感否めねぇ〜ぇぇぃ…っす!鉄矢はさりげなく才人&天才やや混じりなおっさんっすから、いい曲じゃんじゃか書いて欲しいっす!鉄矢に俺から贈る言葉いきまっす!鉄矢、サイコサイコサイコッ!YEAH!!
2つのタイプが楽しめる一枚。
1999年のTVドラマ「プリズンホテル」の挿入歌。
作詞は武田鉄矢さんですが、原案は上記ドラマを書かれた浅田次郎さんということで、これまでの海援隊の曲とは違った雰囲気の1曲。 間奏の笛の音も、しっとりした雰囲気で良い。 C/Wの「友、遠方より来る」は、”いつもの海援隊”の曲の感じで、武田さん世代へのメッセージソングです。 金八先生のテーマ曲しか知らない人にも、是非聴いて欲しい一枚です。
暴力団御用達プリズンホテル [VHS]
レビュー ![]() あちゃー。
あちゃー、星2つ。脚本は星1つ・・・。
評価できるところは、 清子と小説家のイメージが原作に忠実だったかなあと感じたところです (それのみという意見もありますが^^;)。 後のキャスティングはいたって凡庸。
プリズンホテル [DVD]
レビュー ![]() 信じがたい愚作。
見るに耐えないとはこのことをいうのであろう。原作を読んで楽しみにしていた映像化が見事に完全に裏切られた。よくぞこれほどまでに落としたものだと思う。筋も何もあったものではない。誰の責任でこんなものを作ったのだろう。信じがたい浪費だと思う。反面教師にする以外なさそう。
プリズンホテル [DVD]を見てみる
クリエーターは「福岡芳穂」「三上大和」「広瀬仁美」「哀川翔」「筒井真理子」「織本順吉」「浅田次郎」です。 この商品を買った人は他にも「天切り松 闇がたり [DVD]」、「天国までの百マイル [DVD]」、「椿山課長の七日間 デラックス版 [DVD]」、「天切り松闇がたり〈第4巻〉昭和侠盗伝 (集英社文庫)」、「ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD通常版]」、などにも興味を持っています。 プリズンホテル〈2〉秋 (集英社文庫)
レビュー ![]() おもしろすぎる。。。
夏編に続いて、秋編も読みました。
とにかく、面白すぎる。 少々、付添いの女性とその子供に対して、異常ともいえる冷たさ、暴力が「ちょっと、、、」って感じはするけど、それは、作者のわざと読者に毒をもっておいて、余計に後から心に響かせるという反則スレスレの技と言うことで納得しています。 今回は警察と任侠団体の宴会が重なり、はたまたその中に売れない歌手の悲哀な物語もあり、 この何重にも絡まった話を一気に読ませる作者の力量には相変わらず敬服します。 実際の世の中は、人情が薄くなっているけど、この小説を読むと人情は日本社会にはとても重要な要素、また、日本人が世界に誇る文化だなあ、、、とつくづく思います。 人情味のある人間になりたいと思う 小説です。 ドタバタ小説ですが、お薦めですよ。 おとぎばなし
このシリーズは、現実にありえそうで実はどこにもないおとぎばなし だと思う.
ガラの悪いトンデモホテルなのに、人生に行き詰まった宿泊客に救済を与える。登場人物に本当の悪党がいない(多くの登場人物がカタギでないのにもかかわらず)そして、コミカルなドタバタ劇の中に、どこか性善説のような宗教的な趣きさえ感じられる。 読み進めていくうちに、多くの登場人物の人生の光と陰を見いだし、その中にかならず自分と重ねられる部分を見つけて、読者自身も救済されていく、そんな不思議な本でした。 冬、夏、春、秋と順不同に読みましたが個人的には秋がいちばん印象深かったです。ミカが描く秋の絵がビジュアルとして脳に焼き付けられたからでしょうか。 なんとなく手がのびなかった浅田次郎の作品ですが、これを読まないのは人生の損失だと思います! 更なる奇想天外な設定で笑って泣かせる傑作
シリーズ第二作。シリーズの中で最長を誇ると共に、奇想天外な設定で大いに笑わせてくれる。笑いと共に泣かせ所を心得ているのは、浅田氏ならではであろう。最終巻(春)の結末以外は浅田氏特有の"あざとさ"がないので素直に楽しめる。
ヤクザが任侠専用ホテルを経営すると言う設定自身が奇想天外なのだが、今回は馴染みの任侠一家と共に、警察署の一行も同泊すると言う設定で笑いを飛躍させる。この対応に右往左往する従業員の姿がオカシミを誘うが、支配人花沢は相変わらず毅然とし、若頭の黒田の渋さも相変わらず。従業員のうち、アニタなど外国人は平然としていて、当然とは言え、皮肉が効いている。一見、荒っぽい設定の中で、登場人物一人々々に細かい気配りをしているのだ。そして、互いに相手に気付いた警察署一行とヤクザ一家の振舞いも抱腹絶倒。警察組織とヤクザの組織の体質が似ている事への痛烈な風刺が効いている。サブ・ストーリーで語られる元アイドルと愛人の話は泣かせるもので、物語にアクセントを付けている。私がシリーズの主人公と思っているエキセントリックな小説家木戸は本作では影が薄いが、やはり木戸とその愛人の清子、そして叔父でホテルのオーナーの大親分仲蔵と木戸の母。この四人の関係がシリーズの主旋律を奏でている事が窺える。 全体の構想がズバ抜けている上に、木戸や花沢の性格設定、登場人物間の錯綜した関係、客達の秘められた事情、小刻みなギャグの連発によって無条件に楽しめる娯楽小説になっている。特に本作は警察署一行の来泊と言うトンデモナイ設定を加え、ずば抜けた面白さを誇るエンターテインメントの傑作。 傑作
シリーズものはとかく2作品目が1作品に比べ面白さがダウンするものであるが、本作品は前作品並もしくはそれ以上の面白さ。
やくざと警察がプリズンホテルで隣り合わせて宴会してしまうという発想はかなり面白い。 ボリュームがあるが短編集のような構成になっているため、途中で読むのを中断し数日後再び続きを読み出しても問題ない点が良い。 途中で挫折のない作品です。 シリーズ3作目となる「プリズンホテル3 秋」を早速読み始めた。 パワーダウン、さびしい。
夏から始まったこのシリーズの第2段。
警察とやくざの微妙な接点は、作者の実体験によるのかもしれないが、この作者には「きんぴか」と言うこの問題を扱った完璧な作品が存在するのであるから、それを読んでる人間には、二番煎じ、、三番煎じとしか思えない。 非日常を日常に取り込む稀代の話術氏も、同じ題材で何度も、同じ話を作り替えるには、無理があったようである。 残念だ。
プリズンホテル〈2〉秋 (集英社文庫)を見てみる
クリエーターは「浅田 次郎」です。 この商品を買った人は他にも「プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫)」、「プリズンホテル〈4〉春 (集英社文庫)」、「プリズンホテル〈1〉夏 (集英社文庫)」、「真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)」、「血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)」、などにも興味を持っています。 プリズンホテル〈4〉春 (集英社文庫)
レビュー ![]() 大団円!
プリズンホテル 第四巻・・・ついに大団円です。
「1巻から出ずっぱりの相変わらずの人たち」と「新しい登場人物」のくりなすドタバタ話、しんみりとした人情話、奇抜な人生劇がこれでもかと展開していきます。 このパターンは、1巻から全く変わらずとても気持ちよい読み心地です。 人との接し方の真剣さ、人に対する思いやりの持ち方、人間関係の大事さ をこの本を通じて とても感じる事ができます。 これらは、今の世の中ではなかなか接する事ができない事であり、郷愁的な気持ちを持ちながら、また、あこがれ的な感情を持ちながら読みました。 あまりにもハッピーエンド過ぎる気はしますが、これはこれで読後の気分がさっぱりし更によい気分になり、私的にはとても良いと思いましたよ。 どちらにしても、「プリズンホテル」は笑いあり、涙あり、感動ありのとても楽しいシリーズでした。 読みやすい小説ですので、何かすっきりした本を読みたいなあと思っている人がいれば、是非とも読んでみてください。 痛快で泣かせる小説の醍醐味
浅田次郎の小説の原点ともいうべき『プリズンホテル』シリーズが大団円を向かえる1冊です。
主人公である孝之介については、他の作品以上に作者・浅田次郎の投影が感じられます。 浅田次郎が言う所によると、両親が離婚して、それぞれが所帯を持ち、浅田自身は親類に育てられ、また、妻の母とも浅田次郎が同居している現実があります。それを知れば知るほど、孝之介のここでのセリフが読者を泣かせるのは、作者の心の底から発する強い思いが込められているからにほかなりません。母への愛を希求する姿は強い願望となって読者にストレートに伝わってきます。ハチャメチャな後に泣かせる展開というのがまた上手さを感じさせます。 また浅田自身が疫病神に称えられ「くすぶり」と言われていたことを考えますと、登場人物名にあえて、それを持ち出したのも浅田次郎自身の運気の向上と本作がリンクしているからだと考えます。 文壇最高のステータス「日本文芸大賞」にノミネートされたという本作の展開も、『プリズンホテル』が週刊誌に連載中、まさしく『蒼穹の昴』が候補に上がった年で、翌年の『鉄道員』でめでたく直木賞受賞したエピソードを彷彿とします。作者の思い入れを相当感じる作品となっているのは当然かもしれません。ケレン味たっぷりな文章もまた広い読者の獲得につながっていると思います。 1990年代中頃は、『きんぴか』『日輪の遺産』『地下鉄に乗って』『蒼穹の昴』『鉄道員』という彼の幅広いテーマを扱った作品群が次から次へと生まれ出た年代で、この浅田次郎のエンターテイメント小説『プリズンホテル』の4部作が同時期に完結したのも凄い力量としか言えません。読者を飽きさせない小説です。 疲れてしまいました。
4巻目。無駄にだらだらと長い。何度も中断しながらやっと読み終えました。
四季構成になっているので4巻にせざるを得なかったのでしょうが、ネタ切れ感が。新しい登場人物にもまったく魅力がない。 おそらく「最大の泣かせどころ」である小説家と義母とのやりとりも、今までの描き方が描き方だけに白け切ってしまい・・・・(板長とシェフの会話のほうがよっぽど心惹かれます) 泣いた
私はこういう泣ける小説が大好きでたくさん読みました その中でもこの作品はかなり上位にくるとてもいい作品です まだ読んでない人は是非読んでみて下さい
最高の終幕
プリズンホテルは1〜3を読み終えた後、面白過ぎて読んでしまうのが勿体無い気持ちすら芽生えてこの「春」(4)に進むことができず、しばらく積ん読状態にあった。
意を決して手に取ると、案の定一晩で完読した。 内容は、孝之介が文壇最高の権威である日本文芸大賞の候補になり、珍客揃いの温泉宿を舞台にそこから多くの人間模様が繰り広げられるもので、育ての母である富江への本当の気持ちが巧く表現されており感動した。 中でも、特に良かったのは52年間の懲役を務め上げ、娑婆に戻った小俣オジの男気感じる台詞であった。 「男はやさしいだけじゃいけねえ。強くって、やさしくって、辛抱のきくてえのが、本物の男なんだぜ。おめえははまだ若え。しっかり性根を据えて、本物の男になれ。そうすりゃ、銭なんざ、勝手に後からついてくる」などという台詞をくすぶっている経営者に投げかけ、励ましているシーンは何度も読み返した。浅田次郎の小説ではこうした昔気質のヤクザが粋な台詞をはく部分が特に好きである。 このシリーズ1〜4は絶対の自信を持ってお薦めできます。
プリズンホテル〈4〉春 (集英社文庫)を見てみる
クリエーターは「浅田 次郎」です。 この商品を買った人は他にも「プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫)」、「プリズンホテル〈2〉秋 (集英社文庫)」、「プリズンホテル〈1〉夏 (集英社文庫)」、「真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)」、「三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)」、などにも興味を持っています。 プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫)
レビュー ![]() 「死」というテーマ・・・・!?
プリズンホテル第三作目。
「冬」という題目であるため、とても繊細で、冷たくて、悲しくて、キリッと引き締まったストーリーという感じを読み終えた後に持ちました。 「死」というテーマを今回は貫いていて、いろいろ考えさせられるシーン、台詞が随所にちりばめられています。 ・ウェートレスの死 ・マリアの勤めている救急センター ・安楽死を選択した医者 ・いじめで自殺を図る少年 ・清子/孝之介の愛の表現→「死」? ・登山家の「死」に対するポリシー とても難しいテーマですが、浅田先生の筆力でぐいぐい読ませます。 ただ、私の読解力がないせいもありますが、 ・マリアと医者の愛情表現のすれ違い ・孝之介の清子に対する愛情表現の異常さ はどうも理解できませんでした。(あまりに非現実的。。。。?) 相変わらず、読み始めると読むのを止めるのが大変な程、とても読みやすく、面白い小説であることは間違いないです。(ただ、「夏」「秋」よりは落ちるかなあ。。) あとは「春」編を読み、完結です。読むのが今から楽しみです。 ドイツ教養文学をバックボーンとした泣き笑い満載の素晴らしい極道小説!!
まだ、浅田次郎を読んだことのない人も、読んだことがある人も、いつかはこの「プリズンホテル」を読まなければならない。人生の笑いと悲しみがいっぱいつまっていて、最後には涙と鼻水が一本の川となってあなたたちの顔の笑いジワの痕(あと)を流れていくことになるからだ。
しとしとと、しみじみと始まる話ではないのだ。極道がたくさん出てきて、こましゃくれた子どもも出てきて、少々荒っぽい流れもあるけれど、浅田次郎が作家として自信を持つことが出来たという一作だ。その証拠に、この第一巻である「夏」から書きはじめた浅田次郎は、最終編となる「春」までの間に、「日輪の遺産」、「蒼穹の昴」、「鉄道員」などの代表作となる名作を生み出しているのだ。 みんなこうはみえても、結構好き勝手な人生を生きてきた。 強がりもあっただろう、見得もあっただろう、世間知らずもあっただろう。自分ばっかりが強がっていてもそれは他人様から見たら喜劇であり、それがいつしか哀しみと本当の自分への愛へとつながっていくのである。 この「ドイツ教養文学をバックボーンとした泣き笑い満載の極道小説」(浅田次郎)は、時間さえあれば何度でも読み返してみたいと思うワシにとっての最強小説なのである。 <冬>に合わせた透明感溢れる出来〜「清子=聖母」
シリーズ第三作。<冬>と言う副題に合わせてか、前作のような奇想天外な仕掛けはなく、浅田氏特有の純情路線の透明感溢れる作品で、同時に次作における大円団の伏線ともなっている。
プリズンホテルを訪れる客は相変わらず様々で、各々悩みを抱えている。救命救急センターの婦長、人呼んで「血まみれのマリア」。何千人の死に直面している。患者を安楽死させた事で悩む医師平岡。数々の危機に遭遇した天才クラマー武藤。仲蔵までがガンを気にして右往左往する。"死"が一つのテーマとなっている。彼等は皆悩み、人生に疲れ倦んでいる。だが、プリズンホテルと言う異界を訪れ様々な出逢いと経験をする事で、彼等に活力と人間性が戻って行くのだ。全体をユーモアで包みながら、温かい人間観察を見せる作者の手腕である。一方、シリーズの主人公のエキセントリックな作家木戸の傍若無人ぶりは相変わらず。清子をいつものように苛めるかと思えば、少女のために縫ぐるみを繕ったりする。ハッキリ言って切れている人物である。そして、清子は前述の客達とは異なり、辛い思いをしながら、人生を諦めたりせずに、"あるがまま"に受け止める。清子こそ聖母だと思えて来る。木戸の相手が出来るのは清子だけだと読者に思わせる。そして、結末で作者が用意しているものは...。 全体の構想がズバ抜けている上に、木戸や清子の性格設定、登場人物間の錯綜した関係、客達の秘められた事情、小刻みなギャグの連発によって無条件に楽しめる娯楽小説になっている。特に本作は人生に疲れ果てた人達がプリズンホテルを訪れる事で勇気を得る展開になっており、これにより読む者も勇気を与えられる快作。 文句なしの傑作
前作に比べボリュームは少ないものの、内容は外すことなく面白かった。
特に浅田氏の他作でもお馴染みの血まみれのマリアまで登場したほか、有名な登山家、(複雑な事情を有した浅田氏酷似の)小説家は相変わらず話を盛り上げてくれる。 また、いじめを苦に自殺を図ろうとする少年も登場するが、いじめを苦に自殺する学生が多い中、そうした悩みを持っている学生に送りたい気持ちである。 浅田氏得意の登場人物の勘違いを背景とした会話を面白おかしく描く技術は本作でも十分に発揮されており、かなり自信を持ってお薦めできる作品である。 いよいよ同作の春(4巻)を読み始めるが、読み終えるのが惜しいような気持ちが生じるほどの傑作! 血まみれのマリアまで出しますか?
浅田次郎の小説は、「蒼穹の昴」のように、読み終わったあとで「これで完結はないだろう、続きはないのか」と思わせるあまりの奥行きの深さがあった。
他方、「きんぴか」は、健ちゃんが5代目を本当に襲名するかと言うような問題点を残しつつも、「完結」していた。 作者は、このあたりを見過ごして、「きんぴか」を同じ設定のこの小説に持ち込んでしまった。 「きんぴか」で・・・自慢じゃないが1996年の合本晩の初版を買った人間だ・・・・築き上げた世界を、また使うとはどういう神経であろうか? 才能ある人間だが、彼は、少し調子に乗りすぎて、編集者に騙されて書きすぎてるのでは。
プリズンホテル〈3〉冬 (集英社文庫)を見てみる
クリエーターは「浅田 次郎」です。 この商品を買った人は他にも「プリズンホテル〈4〉春 (集英社文庫)」、「プリズンホテル〈2〉秋 (集英社文庫)」、「プリズンホテル〈1〉夏 (集英社文庫)」、「真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)」、「血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)」、などにも興味を持っています。 |