プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》全曲 [DVD]
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レビュー ![]() 「愛」がアジア的非情に打ち克つ
この名作を初めて映像で鑑賞した。よって、演出がどうこうというわけにはいかないが、オペラはかくあるべしというある種バブリーな豪華さ(1987年)に大いに満足した。
多くのレビュアーが指摘しているように、トゥーランドット姫にしてはトウが立ちすぎているソプラノのエヴァ・マルトンであるが、その歌唱と演技は物凄いのひと言だ。CDに聴くカラスなんぞより遥かによい。 氷の心を持つ中国の姫を「愛」の炎が挑み打ち克ってしまうというストーリーには、炎の心の持ち主がタタールの王子であったとしても、ここには西欧の「愛」が氷のアジアを啓蒙するという構図が見える。ピン、ポン、パンのアジア的官僚の軽薄さも侮蔑的かもしれない。アーサー・トンプソン演じる布告役人も非情の極みだ。 そうした図式的な、絵にかいたような人物造形が、「愛」の王子を際立たせ、女奴隷リューの慈悲深さを一層陰影あるものにしている。ゼフィレッリの演出は流石と言う外ない。 レヴァインの指揮ぶりは即物的流線型のいつもどおりだが、ティンパニの打ち込みや追い込んだときのフォルティッシモの高揚感などは一流だ。繊細な感情表現の面でいろいろ文句を言う人もあろうが、リュー役のソプラノ、レオーナ・ミッチェルの情感溢れる献身的な歌と演技が特筆モノ(終幕後の聴衆の声が一段高いのも頷ける)であり、ティムールのバス、ポール・プリシュカも熱演、王子役のドミンゴは流石と言うか、人気のあるのがわかる。こうしたソリストの多芸ぶりもあって、レヴァインはうまくまとめているのではないか。おそらく、この作品の第一に挙げるべき映像になっているだろう。 聴きもののひとつは、もちろん「誰も寝てはならぬ」だろうが、ここには凄みが欠ける。ドミンゴは、少し力みすぎて上滑りしている感。しかし、それも大団円の壮烈な盛り上がりを見てしまうと、大した瑕疵ではないと思われてくる。 11月に再発売されます
定価2,940円でメトロポリタン歌劇場のオペラが観られると言う魅力と期間限定発売という制約から現在はマーケットプレースでしか購入できませんが、それも11月までの辛抱です。11月12日にもう一度同じ価格で売り出されます。今回も期間限定なので購入希望の方はお早めに。
まさにお買い得の一枚
耳で聴くだけでオペラを充分に楽しんでいた私にとっては、この作品は一部のアリア以外、冗長なつまらない作品でしたが、このディスクの、異国情緒あふれる豪華絢爛な舞台、声も演技も粒揃いの歌手陣、そして分かり易い優れた和訳の字幕もあって、初めから終わりまで存分に楽しめました。 2年後のラダメスとは見違えるほど若々しく、そして声も豊麗なドミンゴがとてもいい。 またミルトンも、異性愛をまだ知らない絶世の美姫役はやや苦しいものの、その堂々たるドラマティックソプラノは本作品にぴったり。 脇役陣も、引退していた老テナーをヨーロッパからわざわざ招聘して皇帝役に当たらせたり、リューには美貌と見事な歌唱のレオーナ・ミッチェルを配するなど申し分ない。 これで2,800円とは本当に廉い。
素晴らしいとしか言いようのない作品
オペラの名作「トゥーランドット」そして、その中でも名盤と言われるこの作品。
評判にたがわず、素晴らしいものでした。 音楽、演出、歌、演技、どれをとっても最高です。 マルトンの氷のような姫、ドミンゴの情熱の王子、ミッチェルの純粋な愛に生きるリューはもちろんの事、皇帝、ティムール王、三大臣全て良し。 洪水のようなドラマティックな合唱、振り付け、舞台装置、そして、心を捉えるアリアの数々。 オペラを少しでも観ようとする人は、外してはならない1枚ですね! リューの死の場面では涙があふれました。また、マルトンの目に浮かんだ涙も見逃せない。 拍手、拍手です! ドミンゴのカラフに尽きる
1987年4月、メトロポリタン歌劇場でのライヴを収録したDVD。1989年に発売されたLDのDVD化である。
オペラを集めようという者にとってCDで音だけ集める時代というのは既に終わっていて、優れた演出や映像とともにその音楽を楽しむという時代になったということは本当に喜ぶべき事だと思う。こうやって総合芸術としてのオペラをDVDで楽しむとオペラをCDで理解することなど不可能だとよく分かる。オペラの主役はここでのジェイムズ・レヴァインやオーケストラなどではなく、演じている歌い手であり演出しているフランコ・ゼッフィレッリなのだ。 『トゥーランドット』ではなんと言っても名を秘めた王子カラフを誰が演じ歌うかでほぼ出来映えのほとんどが決まってしまう。本作のドミンゴの素晴らしさは格別で凌駕する他の演奏が全く思い浮かばない。まさに決定盤だと思う。特に荒川静香が使ったことで有名になった『誰も寝てはならぬ』(この曲は第三幕の2番目のシーンで歌われる)は圧倒的でこのアリアのためだけに手に入れても後悔しないだろう。 132分が短く感じられるくらい素晴らしい演奏である。幕間の演者と観客のコミニュケーションの素晴らしさも垣間見えて満点である。
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クリエーターは「レヴァイン(ジェイムズ)」「マルトン(エヴァ)」「ドミンゴ(プラシド)」「ミッチェル(レオーナ)」「プリシュカ(ポール)」「キュエノー(ユーグ)」「メトロポリタン歌劇場合唱団」「プッチーニ」「メトロポリタン歌劇場管弦楽団」です。 この商品を買った人は他にも「ビゼー:歌劇《カルメン》全曲 [DVD]」、「ヴェルディ:歌劇《椿姫》 [DVD]」、「ヴェルディ:歌劇《アイーダ》全曲 [DVD]」、「モーツァルト:歌劇《魔笛》 [DVD]」、「ドン=ジョヴァンニ*歌劇 [DVD]」、などにも興味を持っています。 プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」全曲
レビュー ![]() 最高の組み合わせ
マリア・カラスにエリザベート・シュワルツコップといった組み合わせですばらしい歌声を聞かせてくれます。
プッチーニーが亡くなる寸前まで書いたオペラで、傑作で当時のこの豪華なメンバーで演じられた歌劇としては歴史に残る名盤だと思います。 1957録音ですから、氷の姫君のマリア・カラスは絶頂期でしょう。 わかりやすい解説と歌詞対訳つきなのもうれしいです。
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クリエーターは「カラス(マリア)」「シュワルツコップ(エリザベート)」「フェルナンディ(エウジェニオ)」「ネッシ(ジュゼッペ)」「ザッカリア(ニコラ)」「ミラノ・スカラ座合唱団」「プッチーニ」「セラフィン(トゥリオ)」「モーラ(ノルベルト)」「ミラノ・スカラ座管弦楽団」です。 この商品を買った人は他にも「ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲」、「プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」全曲」、「プッチーニ:歌劇「トスカ」全曲」、「ビゼー:歌劇「カルメン」全曲」、「ベルリーニ:歌劇「ノルマ」全曲」、などにも興味を持っています。 プッチーニ 歌劇《トゥーランドット》全曲 [DVD]
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クリエーターは「アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団」「指揮:マウリツィオ・アレーナ」です。 この商品を買った人は他にも「プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》全曲 [DVD]」、「プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」全3幕/チャン・イーモウ演出 [DVD]」、などにも興味を持っています。 |