ザ・ベスト・オブ・シューベルト
レビュー ![]() シューベルトとフィッシャー=ディースカウの顔がダブってー
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ。 子供の頃、音楽の授業で聞かされた“魔王”の声は間違いなくこの人だったと思います。 また、親が持っていた“冬の旅”のLPもこの人の独唱でした。 教科書やLPのジャケットに彼の顔写真などは載っていなかったので、シューベルトの肖像画を見て、(馬鹿な話ですが)この人があの歌を歌っているんだなあ、と、子供心に思っていたものでした。
このCDには昔懐かしいシューベルトの歌曲が年代順に網羅されています。 本当にシューベルトが似合う人ですね。 と、言うか、他の男性歌手によるシューベルトを聞いた記憶がありません。 一番最後に収録されているセレナーデ作品72−4なのですが、あまりにも有名な曲なのでもちろん知ってはいましたが、実はシューベルトの曲だとは知らずに、しかもフィッシャー=ディースカウの声で聴くことが出来て、もうけものでした。
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クリエーターは「フィッシャー=ディースカウ(ディートリッヒ)」「シューベルト」「ムーア(ジェラルド)」です。 この商品を買った人は他にも「シューベルト:歌曲集「冬の旅」全曲」、「シューベルト:歌曲集」、「シューベルト:作品集」、「シューベルト:交響曲第8番「未完成」、第9番「ザ・グレート」」、「シューベルト:美しき水車小屋の娘」、などにも興味を持っています。 シューマン:歌曲集 詩人の恋
レビュー ![]() 決定盤
「詩人の恋」がなぜロマン的かというと、分散和音などの幻想的雰囲気を醸し出すようなテクニックが使われていること、さらにシューベルトと決定的に違うところは、ピアノに異様に重点が置かれていることである。歌唱が終わったのちも延々とピアノのソロだけが続くような部分もあって、歌唱とのバランスが考慮されていない。古典的な印象を与えるシューベルトのリードに比べてロマン的であるゆえんである。
とすると、ピアニストの比重がシューベルトに比べて重要になることはいうまでもあるまい。フィッシャー=ディースカウのよきパートナー、ムーアのピアノもわるくはないのだが、やはり本職のピアニストであるエッシェンバッハの参加がこのアルバムでは決定的である。まだ声量も十分あったこの時期の録音がやはり一番ではないかと思われる。
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クリエーターは「フィッシャー=ディースカウ(ディートリッヒ)」「フィッシャー=ディースカウ(デートリッヒ)」「シューマン」「エッシェンバッハ(クリストフ)」です。 この商品を買った人は他にも「ザ・ベスト・オブ・シューベルト」、「シューベルト:美しき水車小屋の娘」、「シューベルト:歌曲集「冬の旅」全曲」、「シューマン:リーダークライス」、「シューマン 詩人の恋 (原調版)」、などにも興味を持っています。 フォーレ:レクイエム
レビュー ![]() 今でもフォーレはクリュイタンス
LPの頃ですが、フォーレ「レクイエム」の定番はこのクリュイタンス盤でした。多くのアルバムがその後発売されましたが、その評価は私の中では今も不動です。
1962年2月の収録ですから、半世紀がたとうとしています。録音の解像度は今の水準からみると劣るでしょう。マスター・テープのひずみも若干聞きとれます。エリザベト・ブラッスール合唱団の歌唱も音程の不安定さが感じられ、発声も含め技術的な観点からみればもっと優れた演奏はあります。 それでもリスナーの心をつかむ演奏として、この名指揮者クリュイタンスの敬虔な演奏は唯一無二の存在だと言えます。厳粛な雰囲気が全曲に漂っているのを受け手がしっかりと認識できるからでしょう。パリ音楽院管弦楽団も統制がとれており、抑制のかかる部分とダイナミックな部分のどちらもしっかりとした演奏を届けてくれます。 「イン・パラディスム(楽園にて)」での天使の歌声を表現する歌唱も、イメージ通りの静謐で厳かな演奏からスタートし、包み込むような慈愛に満ちた感覚で表現されています。 ソリストの素晴らしさは多くの方の評価どおりです。フィッシャー=ディースカウは、収録時36歳でした。やわらかく諭すような声でありながら、「リベラ・メ(われを許し給え)」での永遠の死から解放を希求する歌唱から受ける決然とした表現は卓越しており、この歌唱に勝るバリトン・ソロは現在でもないと思っています。 ヴィクトリア・デ・ロス・アンへレスが歌う「ピエ・イエズ(ああ、イエスよ)」は、とても丁寧で透明感を持った歌唱で、清楚に歌われていました。 父の死を乗り越え母の死の翌年、フォーレはこのレクイエムを世に残しました。他の作曲家のレクイエムよりも劇的な個所は少ないですが、生きている者から見た死者の魂を慰める雰囲気がたまらない名曲です。 この作品の代表的名盤
数あるクラシックの名曲の中でも、心を慰めるために静かに聴くには、この曲にまさるものはなかなかないでしょう。
この名曲にはいくつかの名盤がありますが、中でもこのクリュイタンス盤は、緊張感溢れるコーラスの導入から引きつけられる美しい演奏で、歌手もすばらしく、録音も、古いながらも、各部の繊細なニュアンスもしっかり捉えられており、私にとっては、一番の愛聴盤になっています。 始めてこの曲を聴く方にも、既にコルボ盤などで聴いている方にも、是非聴いていただきたいアルバムです。 今の耳で聞くとちょっと
名盤としての誉れ高いクリュイタンスのフォーレのレクイエムですが、CDになってからは演奏のアラが見えるようになりました。合唱のレベルも今の耳で聞くとかなり厳しい評価とならざるを得ない。オケの水準も今ひとつ。2人のソロがなければさらに評価は下げざるを得ないところでした。既に多くの優れたフォーレのレクイエムがでている中、この盤に固執する理由はないでしょう。少なくともフォーレのレクイエムをこれ一枚だけしか持っていないというのは絶対損。
歴史に残る名盤
録音されてから約半世紀、再発売のしかも廉価盤でこの名盤が手に入る様にになりました。
フィッシャー=ディースカウやロス・アンヘレスといった豪華な顔ぶれで、最高のフォーレのレクイエムです。 三大レクイエムといえば必ずはいる、フォーレのレクイエムですが、その旋律の美しさは例え ようがありません。このような名盤で味わえばより、その魅力にはまると思います。 お勧めの1枚です。 好みの問題
このたび、フォーレのレクイエムを歌うことになり、この盤を購入して聴きました。
クリュイタンスはなじみですし、パリ音楽院管とのコンビで数々の名演をものした ことも知っていました。 でも、このレクイエムが、やはり名高い名盤であることは後で知りました。 そして、私が何の予備知識もない耳で聞いた感想は、「なにか違和感がある」でした。 フォーレのファンで、あらかたの曲は聞きかじっているのですが、この演奏の解釈は、 「齟齬」のようなものを感じさせるのです。 原因を考えてみたのですが、曲想が、あくまでも静謐・清廉でよけいなものをそぎ落とし、 抑制のきいた「天国的な」運びを目指しているのに対して、表現や声は全体的に肉厚、 情動的で、むしろ人間くさい「地上的な」(?)ものの表出が強く感じられるからでは ないかと思いました。 でも、これは結局好みの問題です。この表現自体に感動をおぼえる人も多いようで、 それも当然ありだと思います。 自分自身に関しては、実際に歌う立場からいうと、もっと抑制・透明感・声全体が溶け あった響きの美しさを求めてみたいと思っています。 ボーイソプラノを起用したコルボ盤というのがあり、このクリュイタンス盤とよく比較 されるようですが、そちらも聴いてみたいですね。
フォーレ:レクイエムを見てみる
クリエーターは「クリュイタンス(アンドレ)」「エリザベート・ブラッスール合唱団」「フィッシャー=ディースカウ(ディートリッヒ)」「アンヘレス(ヴィクトリア・デ・ロス)」「フォーレ」「ピュイグ=ロジェ(アンリエット)」「パリ音楽院管弦楽団」です。 この商品を買った人は他にも「フォーレ:レクイエム(再プレス)」、「フォーレ:レクイエム」、「ブラームス:ドイツ・レクイエム」、「ヴェルディ:レクイエム」、「フォーレ:レクイエム」、などにも興味を持っています。 モーツァルト:歌劇「魔笛」全2幕 [DVD]
レビュー ![]() 魅惑のオペラの方が安く買えます
古い収録で音が良くないのが難点だけど、役と歌手が合ってて良いです。
ただ、この作品、小学館から「魅惑のオペラ」シリーズの5巻としても発売されていて、そちらは解説本付きで3990です。魅惑のオペラで買う方をオススメします。 全盛期の名歌手たちの競演が観もの
1971年製作の作品なので、映像や音声にやや古さがないといえば嘘になります。しかし、そのカラー映像はじゅうぶんに鮮明で美しいものですし、音声もモノラル録音にしてはかなり満足のいくものになっています。何といっても、ドイテコム/マティス/ゲッダら、往年の名歌手たちの全盛期の姿が堪能できるのが魅力。なにしろ、チョイ役である弁者や甲冑の男を、それぞれディースカウやモルが演じているというのは、あの有名なショルティ -- ウィーンフィルのCDにも匹敵する豪華さです。特に、ディースカウの演じる弁者の演技と歌唱の見事さは、特筆に価します。添付の解説書でも指摘されていますが、このディスクのような映画仕立ての盤の良い点は、本編の映像中では歌手たちが普段どおりの音量で声を張り上げて歌っているわけではないので、歌手たちの表情がとても自然で美しいということです。また、いくらか文語的で韻文調な趣のある日本語字幕も、大変好感が持てます。実は私がこの盤の演奏で一番気に入っている部分は、パパゲーノの鈴の音が、主旋律だけでなく中低音が非常に良く響いており、いつも聞きなれたメロディーとは一味違って聴こえる、という点です。とにかく、『魔笛』にまた素敵なDVDが一種類増えました。
お値打ち価格の『魔笛』
思いきったプライスダウンがあったので、『フィガロ』といっしょに購入しました。『フィガロ』の方はライブの録音のようですが、こちらは映画仕立てです。そのために画質が『フィガロ』よりは良く、歌っているときの表情も映像を重視してセーブしているようです。
キャストはすばらしくて、エディット・マチスのパミーナやドイテコムの夜の女王はそれぞれ高い評価を得ていますし、弁者役でフィッシャー・ディスカウが出ているのも見物です。このキャストの映像は初めて見るのですが、ニコライ・ゲッダのタミーノがおやじくさいのを除けばそれぞれ適役です。 『魔笛』はもともとドイツ語歌唱なので、『フィガロ』のような違和感もありませんし、画質もまずまずですし、演出もオーソドックスなので、価格を考えれば、『魔笛』を持っていない人が最初に購入してもいいものと思います。私のように何枚か持っている人も、このキャストのものは1枚持っていても悪くないと思います。 変わった内容ですが、安い
モーツァルトの歌芝居『魔笛』のDVDですが、オペラの舞台のライブDVDではなく、映画のように撮られたものです(オペラ映画と書かれてますが、それとも違うような…)。音声というか歌唱はアテレコのような別録りです。年代物の上演(1971年)ですが、ディースカウやドイテコムなど定評ある方々が歌い手ですので、『魔笛』としては楽しめます(ドイテコムの夜の女王は悪くない)。とはいえ、実にこぢんまりした舞台ですので、ここから『魔笛』に入るのはオススメしません。もう少し派手な舞台のものから入って、こちらを観た方が楽しめると思います。それから、DVDパッケージ商品として、廉価版らしく作りは安いですので、そういう意味での過度の期待は禁物です。小さな舞台でもライブで撮ってもらった方が良かったので、★一つ削減です。気にしない方なら、価格から言って★5つと思います。
モーツァルト:歌劇「魔笛」全2幕 [DVD]を見てみる
クリエーターは「ヨアヒム・ヘス」「ホルスト・シュタイン(指揮)/ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団/ハンブルク国立歌劇場合唱団/ハンス・ゾーティン/ニコライ・ゲッダ/ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ/クリスティーナ・ドイテコム/エディット・マティス」です。 この商品を買った人は他にも「モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」全4幕 [DVD]」、「ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 [DVD]」、などにも興味を持っています。 モーツァルト:「魔笛」全2幕 [DVD]
レビュー ![]() アップの歌手は美しいが・・・
71年作のハンブルグ歌劇場、ホルスト・シュタイン指揮の映画版「魔笛」。歌手は豪華陣。「フィガロ」や「魔笛」ならDVDがいくらあってもよい、全部好きというファンは多いだろう。私もそうなのだが、しかし劇場ライブ版とは違う映画版には問題点もある。ポネル演出、べーム指揮の映画版「フィガロ」もそうだが、オペラをアップで見ると、本来の舞台がもつ空間性がないので、複数の人間の同時的な動きによって表現される人間関係や、感情のやりとりが掴みにくい。その結果、歌手の豊かな表情がつねに見えるにもかかわらず、全体が単調に感じられる。
若いエディット・マティスのパミーナは本当に美しい。最高のキャラクターであるパパゲーノもナイスガイだ。フルトヴェングラーの「ドン・ジョバンニ」!のように、もっと広い舞台が視野に収まる撮影をしたら、映画版でもずっとよくなったのにと思う。「魔笛」は一定の広い空間の中でこそ、キャラクターが生き生きと躍動する。三少年の飛行船も高所にいてこそ美的で崇高だが、この演出では、低空飛行でまとわり付く。とはいえ「魔笛」の真の主人公は、タミーノの笛ではなく、パパゲーノのグロッケンシュピールである。グロッケンシュピールが鳴るとき、奇蹟が起きてこうしたすべての「欠点」は消えてしまう。 全盛期の名歌手たちの競演が観もの
1971年製作の作品なので、映像や音声にやや古さがないといえば嘘になります。しかし、そのカラー映像はじゅうぶんに鮮明で美しいものですし、音声もモノラル録音にしてはかなり満足のいくものになっています。何といっても、ドイテコム/マティス/ゲッダら、往年の名歌手たちの全盛期の姿が堪能できるのが魅力。なにしろ、チョイ役である弁者や甲冑の男を、それぞれディースカウやモルが演じているというのは、あの有名なショルティ -- ウィーンフィルのCDにも匹敵する豪華さです。特に、ディースカウの演じる弁者の演技と歌唱の見事さは、特筆に価します。添付の解説書でも指摘されていますが、このディスクのような映画仕立ての盤の良い点は、本編の映像中では歌手たちが普段どおりの音量で声を張り上げて歌っているわけではないので、歌手たちの表情がとても自然で美しいということです。また、いくらか文語的で韻文調な趣のある日本語字幕も、大変好感が持てます。実は私がこの盤の演奏で一番気に入っている部分は、パパゲーノの鈴の音が、主旋律だけでなく中低音が非常に良く響いており、いつも聞きなれたメロディーとは一味違って聴こえる、という点です。とにかく、『魔笛』にまた素敵なDVDが一種類増えました。
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