ジムノペディ〜サティ/ピアノ作品集
レビュー ![]() 紛れもなくサティです
このCDですが、なんとミシェル・ルグランがエリック・サティを演奏するという素晴らしい企画。ルグランというと、数々の映画音楽を手がけ、サティのミニマル的な音楽とは逆方向のような気もしますが、これが聴いてみると、実に自然で何の気負いもなく、とてもリラックスできる内容なんです。
しかもこの解説はピチカートの小西康陽という、何だかよく分からない人選。 まあルグラン→小西は分かるんですが、小西とサティは、かなりかけ離れている気がします。 ジャケも今ひとつな感じなんですけど、内容はいいということで、紹介してみました。 解釈について
人によって好みの弾き方(または、聴こえ方)があると思います。
ミシェル・ルグランは曲をどのように味わえば最高の、響きをもたらすのかを知っているかのように、とても心地よく、音を奏でてくれます。 曲によって早かったり、遅かったり・・・。 そうする事によって、聴いている側は音を味わったり、ハラハラしたり時には驚いたりします。サティの曲を「こんなにドラマチックに演奏できちゃうわけ?」と、少しビックリしました。 ジムノペディはかなりゆっくり、味わい深く消化していっている感じがしました。それにこのCDは【ジャック・イン・ザ・ボックス】が収録されていて「この曲、弾ける(弾く)人いるんだ」と、他ではあまり聴けない曲が聴けて、とっても良かったです。 ミッシェルルグランのピアノでサティを聴く
自身もJAZZ畑、ポピュラー畑では作曲者としての評価を確立しており
いくつかの曲はスタンダード化しているのだが、そうした才人が 自分なりの解釈をかなりの許容度で可能にするサティの作品集を 演奏している。結果、非常に気の利いたアルバムに仕上がったと思う。 音も良いし、空間にたゆたう響きも緊張と緩和のバランスが取れていて なかなか見事。ピアノ好きにはもとより、 最初にサティの作品を聴くのならこの盤から、とお薦めできそう。 とっつき易さ=やはりポピュラー畑に重心のある人の解釈ということだろう。 サティmeetsルグラン
音がはっきりと響いていて、スリルもある。サティの演奏盤のなかでも、ポピュラーミュージックの大作曲家の演奏だけに、かなり良い解釈だと思う。
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