インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)
レビュー ![]() 結局は信頼?
インテリジェンスときいて難しく感じていた。
両者はインテリジェンスの専門家だが、 本質として「情報源を守ること」など 人間としての基本が重要だと言っていた。 結局は信頼性が大事だと感じた。 昨今のインテリジェンス・ブームの火付け役
本書の最大の意義は、「インテリジェンス」という言葉に市民権を付与したことにある。読者は両氏の洒脱な対談を通して、インテリジェンスの基礎知識をつけることができる。両氏がそれぞれの仕事を通じて体験したエピソードも面白いものが少なくなく、読み物としてもなかなか楽しめる本だ。
ただ、外交や安全保障をそれなりに学んだ人間にとってはやはり物足りない。気になるのは両氏がインテリジェンス活動のうちのヒューミントのみにフォーカスしがちであり、しかも誰もが知らない情報を入手することをもってインテリジェンスの成功と考えているきらいがある点だ(少なくとも、そう読める箇所が少なくない)。無論、ヒューミントは重要なのだが、公刊情報、電波、衛星画像といった他のソースと比べてしまうと、補完的な役回りにとどまると言わざるを得ないのではないか。より致命的な点は、両氏とも電波・衛星画像という現代のインテリジェンスの核心にあたる情報源に接する権限を有してこなかった点だ。佐藤氏も自ら認めているように、彼は真のインテリジェンス・オフィサーではないのである。本書はこの点を踏まえて読まれるべきだと思う。 腹が割れません
最近話題の書き手二人の対談であるが、お互い腹を割って話していないのが行間から感じ取れてややフラストレーションのたまる一冊である。けど、インテリジェンス・オフィサーの会話ってだいたいこんな感じなんだろうな。
個人的には(『ウルトラ・ダラー』読んだけど)手嶋氏はかっこつけすぎているように思うのであまり勧めないが、二人に興味がある方は単著から入った方がよろしい。 インテリジェンスの実情が解る
インテリジェンスというと、ゴルゴ13で活躍するSIS、KGB、CIA、そしてモサドなどの
エージェントが跳梁跋扈し、盗聴、暗殺、政府転覆などの非合法活動をするイメージを 漠然と持っていた。ポロリウムによるリトルネンコ氏の暗殺など、そのような活動は 現在もあるだろうが、実際のインテリジェンスの現場は、情報収集と考察の積み重ねに 基づくものであることが本書を読むと明らかになる。 「秘密情報の98%とは公開情報を整理することで得られる」、というコメントは、一見、 インテリジェンスという華やかなイメージと相反するようにも聞こえるが、費用対効果、 効率性の点から考えれば当然のことであり、プロの凄みを感じさせるものである。 面白いけど気になる点が、、、
内容はとても面白いです。目から鱗が落ちるようなモノの見方・考え方や情報が随所に見られます。
ただ、手嶋氏が佐藤氏のことを終始("外務省の"という枕詞すら付けずに)「ラスプーチン」と呼び続けていることに違和感を覚えました。 佐藤氏が「"外務省の"ラスプーチン」と呼ばれていたというエピソードは一度紹介すれば十分なはずであり、「佐藤優」という立派なお名前を持つ佐藤氏に対して大変失礼ではないかと感じました。 また、実在したラスプーチンのことを指しているのか佐藤氏のことを指しているのかをいちいち文脈から判断しなければならないというのは非常に鬱陶しかったです。もしかすると、佐藤氏がそう呼ばれることを心底快く思っており、手嶋氏もお世辞のつもりで敢えてそう呼び続けたのかもしれませんが、もしそうだとしても読者の便宜を考慮すれば編集の段階で適切に表記を改めるべきであったのではないかと思います。
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クリエーターは「手嶋 龍一」「佐藤 優」です。 この商品を買った人は他にも「外交敗戦―130億ドルは砂に消えた (新潮文庫)」、「国家情報戦略 (講談社+α新書)」、「たそがれゆく日米同盟―ニッポンFSXを撃て (新潮文庫)」、「ウルトラ・ダラー (新潮文庫)」、「ウルトラ・ダラー」、などにも興味を持っています。 |